
新しい車を選ぶ時、ボディカラー選びは本当に楽しいですよね。
「この色が好き」「自分らしいカラーにしたい」と考えるのは当然です。
でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。
その色選び、実は将来あなたの車を手放す時のリセールバリュー(再販価値)に大きく影響するってご存知でしたか?
せっかく大切に乗った愛車、いざ売る時に「もっと高く売れたはずなのに…」なんて後悔はしたくないですよね。
特に最近の新車は価格が高くなりがちですから、少しでも高く売却できれば次の車の購入資金としてとても助かります。
この記事では、中古車市場のプロが教える「高く売れる車の色」と「避けるべき色」について、分かりやすく解説します。
色選びで失敗しないためのポイントを知って、賢いカーライフを送りましょう!
①なぜ車の色でリセールバリューが変わるのか
②これを選べば間違いなし!高く売れる「定番カラー」3選
③流行色と個性の間で悩む?「車種や車の種類で評価が変わるカラー」
④リセールバリューで損しやすい「避けるべき色」とは
⑤賢い色選びでリセールバリューを高めるポイント
⑥まとめ
1.なぜ車の色でリセールバリューが変わるのか

「たかが色でしょ?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、中古車市場において「色」は、次に車を買いたいと思う人の第一印象を大きく左右する、とても大切な要素なんです。
【多くの人が選びやすい「人気色」の強み】
中古車を買い取る業者は、次に「売れやすい車」をできるだけ高く買い取ろうとします。市場で人気がある色は、買い手が多く、すぐに売れる見込みがあるため、高く買い取っても業者にとってリスクが少ないのです。
【個性的すぎる「不人気色」の弱み】
反対に、個性が強すぎる色や、好みがはっきり分かれる色は、買い手を見つけるのが難しくなります。売れるまでに時間がかかったり、在庫として長く残ってしまうリスクがあるため、買取価格は低く抑えられがちです。
車種によってはカラーが変わるだけでリセールバリューに数十万円もの差が発生する場合があるため、できるだけ慎重に選びましょう。
2.これを選べば間違いなし!高く売れる「定番カラー」3選

中古車市場で常に安定して高い価格で取引されるのは、やはり「定番」と呼ばれるカラーです。これらの色を選んでおけば、リセールバリューで大きく損をする心配は少ないでしょう。
・ホワイト系(白)
車種を問わず、圧倒的に多くの人に選ばれているのがホワイト(白)です。
特に「パールホワイト」や「プラチナホワイトパール」のような少し光沢のある白は清潔感があり、どんな場面にも合うため、年齢や性別を問わず高い需要があります。
国産車でも輸入車でも、リセールバリューは非常に安定しています。
・ブラック系(黒)
ホワイトと同じくらい人気があり、常に高いリセールバリューを保っているのがブラック(黒)です。車に高級感や重厚感を与え、スタイリッシュに見せる効果があります。
ただし、小さな傷や汚れが目立ちやすいので、日頃からお手入れをしっかりすることが大切です。
・ シルバー系(銀)
一時期のような大ブームは落ち着きましたが、シルバー(銀)は今も根強い人気を持つ定番カラーです。汚れや傷が目立ちにくく、普段使いでのお手入れが簡単な点が大きなメリットです。
仕事用としてもプライベート用としても幅広く使え、実用性を重視する方からの需要が安定しています
3.流行色と個性の間で悩む?「車種や車の種類で評価が変わるカラー」

定番カラー以外にも、リセールバリューが期待できる色はあります。ただし、これらの色は車の種類やボディタイプ、そして流行によって評価が大きく変わるので、選ぶ際には少し注意が必要です。
・グレー系(メタリックグレーなど)
最近、人気が高まっているのがグレー系のカラーです。特にソリッド(単色)ではないメタリック感のあるグレーは、都会的で洗練された印象を与え、セダンやSUV、一部のミニバンで高く評価されやすい傾向にあります。
・ブルー系(濃い色・深みのあるブルー)
あまりにも鮮やかなブルーは好みが分かれますが、深みのあるネイビーや、落ち着いたトーンのブルーは、セダンやスポーツカー、一部のコンパクトカーで人気があります。特にスポーティなイメージの車種では、定番色に次ぐリセールバリューが期待できるでしょう。
・ レッド系(ソリッドではない赤)
ソリッドな赤はあまり人気がありませんが、マツダのCX-5などに採用されている「ソウルレッドクリスタルメタリック」のように、深みと輝きのある赤は特定の車種やブランドイメージと結びついて、非常に高い人気を誇ります。個性的でありながら、その車の魅力を最大限に引き出す色として、高評価につながります。
・ベージュ・ブラウン系(最近のトレンド)
SUVや軽自動車を中心に、サンドベージュや自然な雰囲気のブラウン系が人気を集めています。
ナチュラルな雰囲気やアウトドアテイストを好む層に刺さり、今のトレンドにも合っているため、車種によっては高値で取引されるケースが増えてきました。
4.リセールバリューで損しやすい「避けるべき色」とは

一般的にリセールバリューでリセールバリューが低下しやすいのは、以下のような少し人気が偏ってしまう色です。
・ 鮮やかすぎる原色系(例えば、極端なイエローや蛍光グリーンなど)
個性的でとても目立ちますが、その分、買い手を選ぶ色です。
多くの人に受け入れられるとは言い難いため、中古車としての需要が限られてしまい、買い取り価格も低くなりがちです。
・ 特殊なオーダーカラーや限定カラー
新車で購入する時に選べる特別な色や限定のカラーは、その時はとても魅力的かもしれません。
しかし、中古車になると「その特定の色が本当に好きな人」でなければ購入候補にならないため、売れるまでに時間がかかります。
結果として、リセールバリューは期待しにくい傾向にあります。
5.賢い色選びでリセールバリューを高めるポイント

色選びは、あなたのカーライフを彩る重要な要素であると同時に、将来車を売る時にどれくらいの価格が付くか、というリセールバリューにも直接関係します。
・メーカーの「イメージカラー」もチェック
テレビCMなどでメーカーが積極的にアピールしている「イメージカラー」は、その車種やブランドを象徴する色として、中古車市場でも一定の人気を保つことがあります。
メーカー公式の車種紹介ページで一番最初に目に入るカラーは、メーカー側も推していると言っても過言ではないので必然的に人気の可能性が高くなります。
・汚れや傷の目立ちにくさも考慮する
特に営業で毎日車を使う方や、こまめに洗車するのが難しい場合は、汚れや小さな傷が目立ちにくいシルバー系やグレー系、薄めのホワイト系などがおすすめです。お手入れが大変だと、見た目の状態が悪くなり、それがリセールバリューに影響することもあります。
・新車購入時の「特別塗装色」は慎重に
パールホワイトやメタリックブラックなど、追加料金がかかる「特別塗装色」は、多くの場合、その追加料金分がリセールバリューに反映されます。しかし、非常に高額なオプションカラーは、新車時にかかった費用を全額回収することは難しいため、費用と効果のバランスをよく考えましょう。
6.まとめ

車の色選びは、あなたのカーライフを彩る重要な要素であると同時に、将来車を売る時にどれくらいの価格が付くか、というリセールバリューにも直接関係します。
・ 高く売れる定番カラーは「ホワイト」「ブラック」「シルバー」
・ 車種によっては「グレー」「深いブルー」「特定のレッド」「ベージュ・ブラウン」も人気がある
・ 鮮やかすぎる原色系や特殊なオーダーカラーは慎重に
これらのポイントを知って賢く色を選べば、車を売却する時に「やっぱりこの色にしてよかった!」と心から満足できるはずです。
もし車選びで迷った時は、ぜひ私たちリバティにご相談ください。
経験豊富なスタッフがあなたにぴったりな一台をご提案させていただきます。