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軽自動車の維持費はどのくらい?普通車よりも安い理由を紹介

投稿日 2024.1.22
2024.1.22
libertynet

お札の上に並べられた小物とボールペンを握る手
軽自動車の維持費や普通車よりも安い理由を見てみよう

所有していると生活の利便性を高められる車ですが、金銭的な負担が生まれることから、購入時の予算や維持コストが気になる方も多いのではないでしょうか。近年は中古車の価格表示も支払総額が用いられるようになったため、購入金額が想像しやすくなっています。

では、維持費を予想するときは、どのような点を意識すると良いのでしょうか。選ぶ車によって車両の大きさや燃費などが異なるように、購入後の維持費も車両によって変化しますが、軽自動車は数あるボディタイプの中でも比較的安く維持できる車です。そこで今回は、軽自動車の維持費の目安や内訳に加え、普通車に比べて安く維持できる理由を紹介します。

目次はコチラ

軽自動車の維持費はどのくらい?

腕を組みながら首を傾げる女性
軽自動車の維持費の目安を見てみよう

軽自動車の維持費を考えるときは、どのような費用が発生するのかを想像してみましょう。かかる費用は所有時の生活環境や利用頻度によって異なるため、一概にこれだけの費用が発生するとはいえません。まずは、一般的な年間維持費の目安をご紹介します。

軽自動車の維持は複数の費用が発生する

軽自動車の維持費には、年単位などの不定期で発生する費用と毎月の利用で発生する費用があります。年単位で出費が発生するのは、自動車税(種別割)や車検費用、自動車保険やメンテナンス費用などの項目で、一度の支払い金額も比較的負担になりやすい費用です。

毎月の利用で発生する費用はガソリン代をはじめ、洗車代や駐車場代などがあります。これらの費用は利用状況によって予算が大きく変化します。

車検費用などを除くと年間10万円前後が目安

一般的に軽自動車の維持費は、ローンの返済額や税金などを除くと年間10万円前後が目安です。軽自動車は維持費が安いといわれる傾向がありますが、普通車と比べてどのくらい費用に差があるのでしょうか。

軽自動車と普通車にかかる維持費の平均額を月間と年間で比べてみましょう。下記は税金・ローンの返済額・有料道路通行料などを除く、保険料・ガソリン代・燃料代・駐車場代・修理代などを維持費としています。

1か月の維持費の目安1年間の維持費の目安
軽自動車10,200円122,400円
コンパクトカー11,500円138,000円
ミニバン14,100円169,200円
※上記金額はソニー損害保険株式会社が自家用車を所有し月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女を対象に調査した「2022年 全国カーライフ実態調査」を基にした1か月の維持費と簡易計算した年間維持費です。
(出典:『ソニー損害保険株式会社』/https://www.sonysonpo.co.jp/auto/)

比較表の情報から軽自動車も普通車も、維持費は月間で1万円を超えていますが、年間で見るとその差は大きく変わります。軽自動車は車体が小さいこともあり、維持費を抑えたい方に適したボディタイプです。

毎月発生する軽自動車の維持費

手のひらの車のおもちゃとつみき
毎月発生する軽自動車の維持費には燃料費や駐車場代がある

軽自動車にかかる維持費をより詳細に調べるときは、どのような状況で車を利用するのかを自身の状況に当てはめて考えましょう。ここからは、維持費の項目ごとにどのくらいの費用が発生するのかを解説していきます。

まずは毎月発生する軽自動車の維持費について、ホンダ「N-BOX」を例に紹介します。

燃料費

車は毎日の通勤で使用するケースや週末の長距離ドライブに使用するケースなど、所有者のライフスタイルによって走行距離が変化します。走行距離が多いほど使用する燃料は増えますが、車両の燃費が良いほど燃料の消費を抑えられるのが特徴です。

また、燃料費は給油する量と単価によって変化するため、同じ給油の量であっても費用が異なる場合があります。あくまで一例ですが、各ケースで使用した際の目安は以下にようになります。

距離金額
買い物500km3,727円
通勤1,000km7,454円
通勤+レジャー2,000km14,907円
(2023年12月時点のガソリン代161円/1Lで計算)

今回はホンダN-BOX(FF)の燃費を参考にWLTCモード21.6km/Lで算出しましたが、車種や燃費性能によっても金額が変わります。実際に使用している、または購入予定の数値で計算してみましょう。

駐車場代

自宅に駐車場を設置していない場合や所有している車両台数が多い場合などは、月極駐車場を利用する方もいるのではないでしょうか。このような場合、車を停めておくために毎月の駐車場代が発生します。

駐車スペースを借りる費用は場所によって差があり、地方では5,000円ほどですが、都市部では約20,000円かかることがあります。地方では車の必要性が高く、家賃に含まれていることも少なくありません。

一方の都市部では、個人での車の必要性が低い場合や土地の価格が高い場合があるため、都市部に近い場所ほど駐車場代が高くなりやすい傾向です。

その他の費用

燃料代や駐車場代以外には、ローンの返済や洗車などの費用がかかります。車を一括で購入するとまとまった出費が発生するため、ローンを組んで出費の負担を月々に分散させることもあるでしょう。

そのような場合も月々の費用に組み込んで計算することをおすすめします。また、定期的な洗車や車内に設置する消耗品の費用も含めると、軽自動車の維持費がより正確に予想できます。

毎年発生する軽自動車の維持費

きれいに並べられた手帳と電卓と自動車税と記載された紙
毎年発生する軽自動車の維持費には税金や保険料などがある

年単位で発生する維持費は軽自動車税や自動車保険、点検費用やメンテナンス費用など、車を乗り続けるために必要な費用が多く該当します。

どの費用も軽自動車は普通車に比べて安い傾向ですが、まとまった金額が一度に請求されるため負担が大きく感じるかもしれません。前もって何にどのくらいの費用が発生するのかを把握しておくと、心構えもしやすくなります。

軽自動車税(種別割)

軽自動車税(種別割)は、登録を行った軽自動車を所有していると課税対象になる税金です。毎年4月1日時点の所有者に対して課税され、基本となる金額は軽自動車の種類に関係なく一律で定められています。平成28年に税率の変更が行われており、標準税率は次の通りです。

新車登録時期2015年3月31日以前2015年4月1日以降
金額7,200円10,800円
(2023年12月時点の情報です)

また、環境に配慮した施策が導入されており、新規検査から13年経過した車両は約20%税率が上乗せされ、12,900円となります。環境性能に優れた車両は基準を満たすと軽課が行われ、達成度に応じて税率の約25%~75%が軽減される仕組みです。

自動車保険

軽自動車にかかる自動車保険は、「自賠責保険」と「任意保険」に分かれます。自賠責保険は、車を運転するにあたって必ず加入する必要がある保険です。この保険でカバーできない部分を補えるのが任意保険であり、加入義務はありません。

一例として年式の新しいホンダ「N-BOX」の場合では、車両保険なしで平均4万円、車両保険ありで平均10万円です。車両保険の有無以外にも等級や型式別料金クラスなど、契約内容によって料金が変わります。(2023年12月時点の情報です)

法定点検費用

車の安全性や快適性を保つためには、車検以外にも定期的に行う法定点検が欠かせません。軽自動車の場合は、12か月点検や24か月点検があります。

2つは点検項目が異なり、24か月点検のほうが多くの項目が対象です。依頼先によって費用は変動しますが、9,000円~12,000円が一般的な目安となります。

メンテナンス費用

故障した場合や点検の検査項目に問題があった場合は、部品交換といったメンテナンス費用が発生します。エンジンオイル・ラジエーター液・バッテリー・ブレーキパッドなど、交換する部品によって料金が異なり、業者へ交換作業を依頼する場合は工賃も必要です。

軽自動車のエンジンオイルやフィルター交換だけなら年間で約1万円ほどですが、数年ごとに交換が必要なパーツは部品代が高い傾向があるため、多めの予算を用意しておくと良いでしょう。

車検時に発生する軽自動車の維持費

車を整備する緑色のつなぎを着た男性
車検時に発生する軽自動車の維持費もある

車検は「自動車検査登録制度」といい、保有している車が保安基準を満たしているかをチェックする制度です。

費用には「法定費用」と「車検基本料」があり、法定費用は車両ごとに定められています。車検基本料は車検を受ける業者や車両の状態で変化するため、安い車検業者を探すときに注目したい費用です。ここでは、車検時に発生する費用の内訳を紹介します。

自動車重量税

自動車重量税とは法定費用のひとつであり、車の区分や重量に応じて発生する税金です。軽自動車の税額は1年間で3,300円となっており、車検時に車検証の有効期間分を納付します。

軽自動車の車検は、新車登録する初回の車検の有効期間が3年です。以降は2年ごとに行います。自家用車として新規登録した場合の具体的な金額は以下の通りです。

区分3年自家用
エコカー:免税0円
エコカー:本則税率7,500円
エコカー(本則税率から軽減):75%減1,800円
エコカー(本則税率から軽減):50%減3,700円
エコカー(本則税率から軽減):25%減5,600円
エコカー外:軽減なし9,900円
(2023年12月時点の情報です)

そして新規登録後の2年ごとに受ける車検時は、次の金額となります。

区分2年自家用
エコカー:免税0円
エコカー:本則税率5,000円
エコカー外:下記以外6,600円
エコカー外:13年経過8,200円
エコカー外:18年経過8,800円
(2023年12月時点の情報です)

自賠責保険

自賠責保険とは車に付随した強制保険のことで、公道を走行する全ての車に加入義務がある保険です。交通事故の被害者の救済を目的としているため、加入せずに運転すると違法行為となります。自賠責保険も自動車重量税と同様に、車検の法定費用として用意が必要な費用です。

料金は損害保険料率算出機構が定めているため、どの保険会社で加入しても同じ金額です。定期的に保険料は調整されており、契約期間ごとの基本的な保険料の目安は以下の通りです。

契約期間保険料
37か月24,010円
36か月23,520円
25か月18,040円
24か月17,540円
13か月11,950円
12か月11,440円
(2023年12月時点の情報です)

自賠責保険の料金は、契約期間以外に地域で異なり、「本土」「本土離島」「沖縄本島」「沖縄離島」これら4つに分けて管理されています。上記の表は本土を対象とした保険料です。

印紙代

車検における印紙代とは、各種手続きの手数料を国に納めるための印紙を購入する代金です。印紙は税金や手数料の支払いを行った証明となります。

自賠責保険や重量税と違い、金額は一律で設定されていません。軽自動車の具体的な印紙代は以下の通りです。

申請種別納付先/金額
国/軽検協自動車機構合計額
持込検査新規1,900円400円2,300円
継続1,800円400円2,200円
完成検査終了証の提出新規1,500円400円1,900円
新規(OSS)1,300円400円1,700円
保安基準適合証の提出新規1,300円400円1,700円
継続1,400円400円1,800円
継続(OSS)1,200円400円1,600円
限定自動車検査証での持込検査新規1,400円400円1,800円
継続1,400円400円1,800円
限定自動車検査証及び限定保安基準適合証の提出1,200円400円1,600円
(2023年12月時点の情報です)

自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)を活用すれば200円安くなります。

車検基本料

法定費用以外に車検を実施するうえで必要となる費用を、まとめて「車検基本料」または「点検整備料」といいます。ディーラーや整備工場、カー用品店やガソリンスタンドなどで依頼することが可能です。車検基本料には、以下のような費用が主に含まれています。

  • ・24か月法定点検料金
  • ・保安確認検査料
  • ・検査代行手数料

法定費用とは違い金額が定められていないので、依頼先や実施する内容で費用が変わります。消耗品や部品の交換が必要な際は別途料金が発生するため、何をどこまで整備するのかを前もって依頼先の業者と打ち合わせておくと良いでしょう。

軽自動車の費用が普通車よりも安い理由

駐車場に並ぶ軽自動車や普通車
軽自動車の費用が普通車よりも安い理由を考えてみよう

軽自動車は決められたサイズの条件を満たした車両で、細い道が多い日本では小回りが利きやすく人気です。普通車と比較したときの維持費の安さも魅力のひとつです。

では、なぜ軽自動車は普通車よりも維持費が安いのでしょうか。ここからは、軽自動車の維持費が普通車よりも安い理由について解説します。

法定費用が安い

車の維持費には、自動車重量税や軽自動車税(種別割)などの税金が発生しますが、軽自動車は支払う金額が安くなっています。

普通車は排気量や重量の数値が高くなるほど、税額も比例して増えていきますが、軽自動車はコンパクトな規格のため納税額が少なく設定されているのです。

車検時の法定費用である自動車重量税も普通車に比べて割安なので、大きな出費が発生するタイミングになればなるほど、軽自動車の安さも感じやすくなるでしょう。

自動車保険料が安い

任意の自動車保険料は加入者の等級や免許証の色など、条件によって金額に違いが出ます。しかし、同じ状態で比べると軽自動車のほうが安くなる場合が多いです。これは軽自動車の事故リスクや損害の度合いが理由として挙げられます。

軽自動車の普及率は増加傾向にありますが、所有者は女性や高齢者が多くの割合を占めているのが現状です。そのため、普通車と比較して長距離走行が少ない傾向があります。

任意保険の保険料は事故リスクの高さによって変化するため、軽自動車の事故率は低くなりやすいでしょう。加えて事故が起きた際に重量が軽い軽自動車は、相手に与える損害が少ない点も理由のひとつです。

メンテナンス費用が安い

軽自動車は、普通車と同じく使用しているとパーツの交換や修理など、メンテナンスを行う必要が出てきます。しかし、小さな車体の特性からパーツの価格は普通車よりも安いです。

大きな車体の普通車に比べて軽自動車はエンジンオイルの量が少なく、タイヤサイズも小さくなっています。また、ブレーキパッドも減りにくい傾向です。

このように消耗部品の価格自体が安い点や、消耗しにくい構造であることから、メンテナンスにかかる維持費が少なく済む特徴があります。

軽自動車の維持費を抑える方法

お札の上に置かれている電卓と車のおもちゃ
軽自動車の維持費を抑える方法は2つある

普通車に比べて維持費が安い軽自動車ですが、可能な限り車に関する出費を抑えたい方も多いでしょう。ただ、法定費用などの決められた維持費は、車の購入後に減らすことができません。

安く維持できるように購入時は維持費が安くなる車両を選び、購入後はより安く利用できる手段を検討すると良いでしょう。

燃費の良いモデルを購入する

燃費の良い車は、燃料費の節約になります。車のカタログに記載されている燃料消費率は、1Lの燃料で何km走れるかを示した数値です。この数値が高いほど燃料代の節約になる軽自動車と判断できます。

近年では、ガソリンモデルだけでなくハイブリッドモデルの軽自動車が増えました。エンジンとモーターを組み合わせて低燃費を実現するハイブリッド車は、燃料費を抑えてくれます。

また、環境に優しいモデルは、エコカー減税やグリーン化特例といった減税制度の対象です。減税や免税施策を利用できるため、軽自動車を購入する際に検討してみてはいかがでしょうか。

法定費用以外の出費を抑える

金額が決まっている法定費用は、支払い額を変えることはできません。その他の駐車場代や任意の自動車保険料、車検の依頼先などを対象にして費用を節約しましょう。近隣に複数の駐車場があれば価格を比較し、安くて利用しやすい場所を選ぶことをおすすめします。

自動車保険は補償内容や特約内容など、選べる項目が多く迷ってしまうかもしれません。その分、補償範囲の重複を減らすなど、無駄の少ない内容で契約できれば大きく節約できます。車検の依頼先も複数の店舗で見積もりを取り、価格とサービス内容に満足できる場所で受けましょう。

軽自動車の購入ならリバティがおすすめ!

リバティの展示場
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安くて品質の良い軽自動車を探している方は、ぜひ自動車の大型専門店リバティへご相談ください。リバティは関西と四国を中心に店舗を展開しており、各メーカーの車両をバリエーション豊かに取りそろえています。

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車には「新車」と「中古車」があり、中古車の中でも新車に近い状態の車を「登録(届出)済未使用車」と呼びます。そして、普通車の場合は登録済未使用車、軽自動車の場合は届出済未使用車と呼び分けます。

登録(届出)済未使用車は新車の登録や届出を行っただけの車を指し、一般ユーザーの利用がない車両です。リバティが提供している登録(届出)済未使用車は、走行距離100キロ未満で、初年度登録から1年未満の状態となっています。

このような登録(届出)済未使用車は新車よりも安く購入でき、新車購入時のメーカー保証の承継も行える車です。リバティは届出済未使用車の場合、最短3日という短い期間で乗り始められるため、新車よりも早く乗り始めたい方におすすめの車両となっています。

まとめ

手のひらに乗せた車を顎に指を充てながら見つめる女性
維持費の安い軽自動車を手に入れよう

軽自動車の維持費は、月間や年間を合わせて複数の費用が発生します。しかし、普通車よりも法定費用や自動車保険料などが低価格なため、全体的な維持費が安いです。購入する車両選びや管理方法などを工夫すれば、軽自動車の費用をさらに抑えることもできます。

リバティでは、公式Webサイト上から商品の検索が可能です。購入のご相談からその後のカーライフまでサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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