軽自動車は、普通車に比べて維持費がかかりにくい車種です。しかし、車の使用頻度によっては、燃料費が大きな負担となります。少しでも燃料費を抑えるには、低燃費のモデルを選ぶことが有効です。
また、環境に対する意識の向上から、ハイブリッドシステムを搭載した軽自動車も複数登場しているため、低燃費な車両選びの候補となるでしょう。
そこで今回は、燃費性能の良い10種類の軽自動車を紹介します。燃費に関する基本的な知識や、性能向上に役立つ方法も併せて解説しているので、燃料費を節約するための参考にしてください。
①カタログ値と実燃費の違いを押さえておこう
②燃費性能に優れた軽自動車10選
③コストパフォーマンスに優れた軽自動車の選び方
④軽自動車の燃費を向上させる走り方
⑤燃費性能に優れた軽自動車の購入ならリバティへ!
⑥まとめ
カタログ値と実燃費の違いを押さえておこう
車において燃費とは、基準となる燃料を使用して、どのくらいの距離まで走行できるかを示した数値です。基本的に1Lあたりの数値で表し、走行距離が長ければ燃費の良い車とされます。
これらの数値は車の構造や性能、使用方法によって数値は変動するのが特徴です。まずは燃費性能に優れた軽自動車を選ぶために、カタログ値と実燃費の違いについて理解しておきましょう。
カタログ値とは?
車の燃費を確認する場合、車両のカタログや主要諸元表に目を通す方は多いでしょう。JC08モードやWLTCモード、○○km/Lなど、さまざまな用語や数値が記載されています。これらはカタログ燃費と呼ばれ、国が定めている試験法に従った計測方法とその数値です。
2011年から用いられてきた測定方法であるJC08モードは、精度の高い結果を出せるように時代と共に進化しました。現在主流となっているWLTCモードは、より実際の燃費に数値を近づけるために、国際基準を採用しています。
実燃費とは?
実燃費とは、車の所有者が実際に道路を走行した際の燃費を表す数値です。ドライバーの運転方法や走行場所など、測定環境の条件によって変化します。そのため、カタログ燃費と比べて、より現実的な燃費性能を把握することが可能です。
実燃費の測定方法は複数ありますが、一般的に満タン法が用いられます。ガソリンを満タンまで補充した状態で走行し、再度給油したときのガソリンの量と走行距離を割って、1Lあたりの走行距離を導き出す方法です。10Lの燃料で100km走行した場合、実燃費の数値は10km/Lとなります。
燃費性能に優れた軽自動車10選
乗り回しが良く低価格な軽自動車は、市場での人気が高いため種類が豊富です。そのため、条件に合う車種選びに迷ってしまうこともあるでしょう。
低燃費の車両を探すのに自信がない方は、ここで紹介する10種類の軽自動車から選んでみてはいかがでしょうか。どの軽自動車も燃費性能に優れており、それぞれ魅力があります。
スズキ・アルト
スズキ「アルト」は購入しやすい価格帯の軽自動車です。マイルドハイブリッド機能を搭載したグレードは、27.7km/Lと軽自動車クラスNo.1の燃費消費率を実現しています。
搭載していないグレードも、減速時のエネルギーを再利用するエネチャージの効果で燃費性能は高いです。ドライブ時に心強い安全機能には、スズキが提供する3つの安全技術が取り入れられています。
ダイハツ・ミライース
コストパフォーマンスの高いダイハツ「ミライース」は、豊富なグレードと価格帯が特徴的です。新車でも100万円を下回るグレードがあり、燃費性能はWLTCモードのカタログ燃費で25.5km/Lと高水準を出しています。
また、予防安全機能「スマートアシスト」が搭載されており、あらゆる運転支援機能でドライブのサポートが可能です。駐車場や慣れない道での事故を未然に防いでくれます。
ダイハツ・ミラトコット
レトロで可愛らしいデザインの「ミラトコット」は、ダイハツが女性をメインターゲットにして開発された1台です。昔ながらのコンパクトなデザインは、小回りが利き運転しやすく、カタログ燃費はWLTCモードで22.6km/Lとなっています。
豊富な安全装備や運転支援機能を搭載していますが、新車は120万円ほどの価格で購入しやすい点も魅力的です。
スズキ・ワゴンRスマイル
スズキ「ワゴンRスマイル」の特徴は、使い勝手の良いスライドドアです。また、個性的なデザインも可愛らしく女性から人気があります。
視覚的に燃費状況を把握できるランプや照明が装備されており、燃費消費率を意識したドライブが可能です。マイルドハイブリッドを搭載したグレードもあり、カタログ燃費はWLTCモードで25.1km/Lとなっています。
スズキ・アルトラパン
スズキ「アルトラパン」は、丸型のヘッドランプが印象に残りやすい1台です。カラーバリエーションが豊富で、ツートンカラーも合わせると11種類あります。
可愛くてコンパクトな外観ですが、「アイドリングストップシステム」や「エコクール」などを搭載しており、燃費性能が高くWLTCモードのカタログ燃費は26.2km/Lです。くつろげる内装デザインや技術が詰まった安全装備も、運転を快適にしてくれます。
スズキ・ハスラー
遊び心溢れるスズキの軽自動車「ハスラー」は、SUVの機能を取り入れたデザインや走破性が特徴的です。街乗りはもちろんのこと、山道や雪道にも対応しています。
全グレードにマイルドハイブリッドが搭載されており、カタログ燃費はWLTCモードで25.0km/Lです。安全機能では、事故を未然に防ぐ独自開発の「スズキ セーフティ サポート」が採用されています。
マツダ・フレアクロスオーバー
個性的なデザインをしたマツダ「フレアクロスオーバー」は、ハスラーのOEMモデルです。そのため、ハスラーと同様にアウトドア向けの機能や性能を備えています。
こちらもマイルドハイブリッドを搭載しており、WLTCモードのカタログ燃費は25.0km/Lです。ディスチャージヘッドランプが初めから装備されている点など、ハスラーとは標準装備に少し違いがあります。
日産・デイズ
日産「デイズ」は、軽自動車では珍しい「プロパイロット」という機能を搭載しています。この機能は、高速道路上で車間距離を保ち、アクセルやブレーキ操作を支援する安全技術です。
燃費も優れており、性能を高める機能の他にも車両重量や空力性能など、あらゆる要素が低燃費を実現しています。カタログ燃費はWLTCモードで23.3km/Lです。
ホンダ・N-ONE
ホンダを代表するNシリーズのひとつ「N-ONE」は、ターボや6MTなど多様なグレードを展開していることから、多くの方に支持されている1台です。
WLTCモードの燃費は23.0km/Lで、FF車は「2030年度燃費基準80%」や、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル」を達成しています。また、充実した予防安全や衝突安全の性能は、ドライバーにとって心強い存在です。
ダイハツ・ムーヴキャンバス
ダイハツの「ムーヴキャンバス」は、ボディのフォルムやカラーが可愛らしい1台です。内装の使い勝手が良く、気の利いた位置に収納スペースが設置されており、車内でも快適に過ごせます。
荷室はシートアレンジを活用すれば、大きい荷物も積み込むことが可能です。カタログ燃費はWLTCモードで最高22.9km/Lとなっています。
コストパフォーマンスに優れた軽自動車の選び方
軽自動車は幅広い需要に応えるため、価格や機能の異なるモデルやグレードを展開しています。その中から、維持費を抑えるための燃費性能だけでなく、お手頃な本体価格の車を探している方も多いのではないでしょうか。
ここからは、コストパフォーマンスに優れた軽自動車の選び方を紹介します。費用対効果の高い車探しに役立ててください。
ハイブリッド車を検討する
ハイブリッドシステムを搭載した軽自動車は、ガソリンモデルよりも低燃費の傾向にあります。しかし、ガソリン車と内部の構造が異なるため、車両本体の価格や修理にかかる費用は高額になりやすいです。
どちらのモデルも一長一短なので、使用環境や走行距離の影響を明確にし、将来的に発生する費用を考慮しつつ選ぶと良いでしょう。
中古車や届出済未使用車などを選択肢に加える
より高いコストパフォーマンスを求めるなら、中古車や届出済未使用車も検討してみましょう。どちらも新車と比較して販売価格の安いケースが多い車両です。
車両本体価格を安く購入できれば、その分の費用対効果は上がります。限られた予算内でも新型モデルや上位グレードの購入も可能です。中古車や届出済未使用車は、年式や走行距離など状態を念入りに確認して選ぶことをおすすめします。
軽自動車の燃費を向上させる走り方
燃費は車のパフォーマンスだけでなく、ドライバーの運転方法によっても変化します。車の燃費性能を最大限に引き出すには、実燃費が上向きになるポイントを意識した乗り方が重要です。
では、軽自動車の燃費を向上させるには、どのような方法があるのでしょうか。誰でも簡単に実践可能な軽自動車の燃費性能を高める走り方について解説します。
「急」の付く運転を控える
走行時は安定した運転を心掛けましょう。急ブレーキ・急加速・急ハンドルなど、「急」が付く運転はエネルギーの消費量が多くなる原因のひとつです。
しかし、燃費を気にして減速し過ぎることも、燃費悪化の原因になります。高速道路や坂道など、走行する場所や状況に応じてアクセル操作を使い分け、余裕を持って走行することが大切です。
車内に積み込む荷物の量を減らす
燃費性能を向上させるには、出発する前の準備も重要です。車の重量は燃料消費率に影響を与え、約100kgの増加で3%ほど燃費が悪くなる研究結果もあります。
重量が増加するほど車を動かすためのパワーが必要になるため、乗車人数や荷物への意識が必要です。車内に積み込む荷物を厳選して可能な限り減らし、車にかかる負担を少なくしましょう。
適切なエアコンの使用を心掛ける
何気なく使用するカーエアコンも燃料消費率に関係しています。特に冷房はエンジンのエネルギーを利用して空気を冷やすため、多くの燃料を消費しなくてはなりません。車内と外気温の差を縮めて、冷やすためのエネルギーを最小限にする方法が有効です。
暖房はエンジンの排熱を利用して温めているので、燃費への大した影響はありません。また、エアコンフィルターの汚れも燃費低下につながります。定期的な清掃を心掛けましょう。
タイヤの空気圧をチェックする
燃費を向上させるためには、定期的なタイヤの空気圧チェックが必要です。空気圧が不足したタイヤでは、摩擦による抵抗が増えるため燃費が悪くなります。また、走行時に無駄な負担がかかるので、適正時よりも多くのエネルギーを消費しかねません。
適切な空気圧はドライバーの感覚だけでは判断しにくいため、エアゲージを用いて計測しましょう。不足していた場合は、空気充填機で補充して正しい空気圧を保つことをおすすめします。
渋滞を回避できるルートを選ぶ
目的地まで最短距離で向かうことにより、走行距離を短くして燃料の消費を抑えることが可能です。その際、渋滞に巻き込まれないルートを選択しましょう。
渋滞中はエンジンを切ることが難しく、長時間のアイドリング状態が想定されます。また、車の進みが遅く無駄なエネルギーを消費してしまうでしょう。極端な遠回りにならない限りは、燃費の低下を回避するため、混雑しないルート選択がおすすめです。
燃費性能に優れた軽自動車の購入ならリバティへ!
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まとめ
燃費の良い軽自動車を選ぶ際は、定められた試験方法で計測した「カタログ燃費」と、ユーザーが乗りながら測る「実燃費」の数値を参考に、理想に近い車両を選びましょう。また、車のモデルや購入予算など、その他の要素も合わせて全体で考えることが大切です。
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