軽SUVは街中でも小回りが利くため乗りやすく、オフロードやアウトドアレジャーに対応した機能も満載で注目を浴びています。スズキが発売している「スペーシアギア」も人気を集める軽SUVのひとつです。しかし、軽SUVは種類が多いため、他の車両と何が違うか気になる点も多いでしょう。
今回はスペーシアギアの魅力を知りたい方向けに、デザインや走行性能などの特徴をお伝えします。ラインアップや注意点についても紹介しているので、購入を検討する際の参考にしてください。
①スズキ スペーシアギアとは?
②スペーシアギアは選べる3種類がラインアップ
③スペーシアギアのエクステリアの特徴
④スペーシアギアのインテリアの特徴
⑤スペーシアギアのドライブを支える設計の特徴
⑥スペーシアギアで後悔しないための注意点
⑦スペーシアギア以外の軽SUVはどんな車種がある?
⑧軽SUVの中古車・届出済未使用車探しはリバティへ
⑨まとめ
スズキ スペーシアギアとは?
スズキが販売している軽自動車は、個性的なデザインから優れた機能まで幅広く、種類が豊富で人気です。今回ご紹介するスペーシアギアは2018年に登場したモデルで、レジャーシーンなどでの活用に向いているデザインが採用されています。
まずはスペーシアギアの詳しい特徴について説明する前に、基本的な情報を確認しておきましょう。
スペーシアの派生車
2代目スペーシアをベースに、内外装をSUV風にリデザインしたモデルが「スペーシア ギア」です。ベースモデルとなった「スペーシア」は2013年3月に販売を開始、後席スライドドアが特徴的な軽スーパーハイトワゴンでした。
その3か月後である同年6月にシャープなデザインが施されたモデル「スペーシア カスタム」が登場します。2017年12月にフルモデルチェンジを実施し、現行車である2代目が発売されました。そして、翌年の2018年にスペーシアギアがデビューします。
SUVタイプの軽ハイトワゴン
スペーシアギアは、「広い室内空間」と「アクティブなスタイル」の融合をテーマに、スペーシアの新モデルとして登場しました。
ファミリーカーのイメージが強いスペーシアには無かった、タフでアクティブなSUV風のデザインや装備が随所に施されており、アウトドアに対応しています。
ベースがスペーシアなので、街中でも快適な運転ができ、普段使いもしやすい一台です。スペーシアやスペーシア カスタムでは、感じられない魅力を持っています。
スペーシアギアは選べる3種類がラインアップ
モデルやグレードの違いは、同じ車でも差があるため、車を選ぶ際は重要です。スペーシアギアには、見た目や装備の異なるグレードが3種類あります。
自分に合った車種を選ぶためにも、それぞれの個性を把握しておきましょう。ここからは、「HYBRID XZ」「HYBRID XZ TURBO」「MY STYLE」の大まかな違いを紹介します。
<h3>通常モデルのグレード展開は2つ</h3>
スペーシアギアの通常グレードは、「HYBRID XZ」と「HYBRID XZ TURBO」の2種類です。グレードによる違いがあるのか、それぞれの基本情報を見てみましょう。
グレード | 駆動型式 | 本体価格 |
HYBRID XZ | 2WD | 本体価格:1,725,900円2トーンルーフ価格:1,769,900円 |
4WD | 本体価格:1,845,800円2トーンルーフ価格:1,889,800円 | |
HYBRID XZ TURBO | 2WD | 本体価格:1,802,900円2トーンルーフ価格:1,846,900円 |
4WD | 本体価格:1,922,800円2トーンルーフ価格:1,966,800円 |
用意されているグレードが共通のため、搭載されるエンジン以外の差は多くありません。追加オプションの内容も同じなので、使用目的やカラーで選択するグレードを選びましょう。
特別仕様車の「マイスタイル」もある
スペーシアギアには、「MY STYLE」という特別仕様車も用意されています。こちらのグレードは1種類で、通常モデルとは異なる雰囲気のデザインです。
グレード | 駆動型式 | 本体価格 |
MY STYLE | 2WD | 1,793,000円 |
4WD | 1,912,900円 |
ガーニッシュやエンブレムなどに特別な加工が施されており、選択できるボディカラーも通常色と異なります。MY STYLEは全て2トーンルーフ仕様で、落ち着けるカフェのような、おしゃれな見た目が特徴的です。
スペーシアギアのエクステリアの特徴
ここからは、スペーシアギアのエクステリアに焦点を当てて解説します。スペーシアギアは2代目スペーシアをベースに、SUVテイストのアレンジを施した派生モデルです。
スペーシアの良い部分を残しつつ、アクティブなデザインを取り入れています。外装の工夫や個性豊かなボディカラー、アウトドアの装備について見ていきましょう。
SUVらしさを感じるデザイン
スペーシアギアのシルエットは、スーツケースをモチーフにしたスペーシアと近いですが、所々にSUVらしさを感じる特徴を含んでいます。
特別なフロントフェイスやルーフの設計、ガンメタリック塗装、極めつけは14インチのワイルドなアルミホイールです。そこに丸型ヘッドランプを採用することで、軽自動車ならではの可愛らしさを残しつつ、アクティブさ感じるデザインにまとまっています。
選択できるボディカラーは全9色
スペーシアギアのボディカラーは、モノトーン4色と2トーン5色の合計9色が用意されています。モノトーンはブラックやホワイトなどの定番色、2トーンはレッドやイエローなどのカラフルな色が多く、どのボディカラーも個性的です。
グレードによる選択肢の違いは無いため、好みに合わせて選択できます。特別仕様車のMY STYLEは、全体的に優しい色合いのカラー設定です。通常モデルでは選択できない2トーンカラーが4色もあります。
車中泊も可能な快適装備
スペーシアギアには、アウトドアにピッタリの快適装備が備わっています。パワースライドドアは後席の両側に設置されており、ボタンで開閉できるため乗り降り簡単です。
専用のリモコンを使えばドアロックの予約が可能で、スムーズに次の場所へ向かうことができます。一時停止機能も搭載しているため、ドアを好きな位置で止めることも可能です。
積み下ろしが楽な広い荷室は、別売りのバックドアネットを装着すれば車中泊も楽しめます。車に乗っている間は、空気を循環させて車内を快適に保つ、スリムサーキュレーター機能が便利です。
スペーシアギアのインテリアの特徴
インテリアのデザインや利便性は、快適なカーライフに必要不可欠な要素です。内装の情報が増えれば、実際に乗車している具体的なイメージが浮かびやすいでしょう。
スペーシアギアはエクステリアのデザイン性が特徴として挙げられますが、インテリアもこだわりを感じる魅力がいくつもあります。ピックアップした内装の特徴を紹介するので、判断材料のひとつとして役立ててください。
アウトドアを楽しめる機能が豊富
アウトドア向けに設計されたスペーシアギアの座席シートは、全席に撥水加工が施されています。マリンスポーツやウインタースポーツで濡れていたとしても、簡単に拭き取れるため便利です。
また、荷室側のシート背面や荷室は防汚仕様となっており、泥や雨水で汚れた荷物も積み込めます。荷室自体や開口部が広く床面が低いので、積み下ろしも楽々です。リヤシートは左右独立式で、荷室側からワンタッチで動かせるため、荷物に合わせてスペースを確保できます。
広い室内に備わった複数の収納スペース
ハイトワゴンであるスペーシアギアの室内空間は広々としています。座席がフルフラット状態であれば、大人が子供と添い寝できるほどの空間を作ることも可能です。アウトドア向けの追加オプションやアクセサリーが豊富なので、キャンプ初心者も車を使って気軽に宿泊できます。
また、ドリンクホルダーをはじめ、大容量の各種ボックスや2段ポケットなどの収納スペースも豊富です。折りたたみ式テーブルやUSB電源ソケットは、ちょっとしたお出かけやレジャーでも役立ちます。
視認性の良い大型ナビを装備
スペーシアギアは、メーカーオプションで純正ナビを取り付けられます。HDディスプレイのサイズは9インチもあり、タッチ操作がしやすく、助手席からでも見やすい大きさです。
ナビのホーム画面は直感的な操作がしやすい構造で、地図やオーディオ以外にも、走行距離や燃費などの車両情報を確認できます。メーカーオプションでは全方位モニター用カメラパッケージの選択も可能です。前後左右にある4つのカメラにより、車を上から見たような映像や周囲を確認できる3Dビューによる運転時のサポートが受けられます。
また、範囲の違う衛星測位システムの使い分け、購入後3年間は無料更新の地図データにより、目的地まで安定したナビゲーションが可能です。鮮明なカメラ映像の表示やスマートフォンとの連携など、ドライブを快適にしてくれます。
スペーシアギアのドライブを支える設計の特徴
軽SUVのスペーシアギアは、さまざまな場所へアクティブに移動することが想定されるため、運転に関わる機能も気になる部分でしょう。
排気量やボディサイズの規格が軽自動車なので、スタックの発生など不安を感じる方も少なくありません。慣れない道でも安心して走れるのか、スペーシアギアの走行性能や安全技術について解説します。
低燃費で力強い加速力もあるマイルドハイブリッド
スペーシアギアは、マイルドハイブリッド機能を搭載することで、軽ハイトワゴンモデルによる燃費の悪化を抑えています。スペーシアギアの燃費性能は以下の通りです。
グレード | 駆動型式 | 燃費(WLTC) |
HYBRID XZ | 2WD | 21.2km/L |
4WD | 20.2km/L | |
HYBRID XZ TURBO | 2WD | 19.8km/L |
4WD | 19.2km/L | |
MY STYLE | 2WD | 21.2km/L |
4WD | 20.2km/L |
マイルドハイブリッドは、減速時のエネルギーで発電を行い、専用のバッテリーへ充電します。貯めた電力をクリープ走行やモーターアシストで利用し、ガソリンの消費を抑えて燃費性能の向上を実現しました。
操作を手助けするスズキセーフティサポート
事故を未然に防ぐ「スズキセーフティサポート」が、スペーシアギアの全グレードに搭載されています。スズキセーフティサポートの安全機能は以下の通りです。
- ・衝突被害軽減ブレーキ
- ・後退時ブレーキサポート
- ・誤発進抑制機能
- ・後方誤発進抑制機能
- ・車線逸脱抑制機能
- ・車線逸脱警報機能
- ・ふらつき警報機能
- ・アダプティブクルーズコントロール
- ・標識認識機能
- ・ヘッドアップディスプレイ
- ・ハイビームアシスト
- ・先行車発進お知らせ機能
- ・全方位モニター用カメラ(オプション)
衝突被害の軽減や後退時のブレーキをサポートする機能や、車間距離を一定に保つアダプティブクルーズコントロールなど、ドライブ中の不安を減らしてくれる機能が豊富です。
ただし、全方位モニター用カメラは、オプションなので注意しましょう。また、ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラートは、スペーシアギアには搭載されていません。
安心してドライブできる車体設計
ドライバーが安心して運転できるように、スズキの安全技術を設計に取り入れています。大きめの窓や考えられたミラーの配置は、広い視界を確保しながら状況を的確に把握するためです。
また、さまざまな体格に対応できるシートの構造や、各種機器の操作性やレイアウトまで細かく思案されています。
万が一衝突が起こった場合でも、車体が効率よく衝撃を吸収できるよう、TECTというボディ構造が採用されました。運転席と助手席を内側から守るエアバッグも6つ標準で装備しています。
スペーシアギアで後悔しないための注意点
一度購入した車はある程度の間乗り続けることが多いため、購入後に希望と異なる要素が見つかるとがっかりしてしまうかもしれません。そのため購入前にはメリットだけでなく、デメリットも含めて検討することがおすすめです。
ここでは、スペーシアギアのネガティブな面を3つほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
風の抵抗を受けやすい車体
車体の全高が1,800mmもあるスペーシアギアは、側面から受ける風の影響が強く、走行中にバランスを崩しやすいです。角を曲がる際も車体に遠心力が働きやすいので、スピードを出すほど不安定になります。
強風が吹きやすい高速道路の橋上や、連続したカーブが多い山道などは、可能な限り減速して慎重な走行を心がけましょう。
走破性に優れている車両ではない
SUVテイストのデザインやアウトドアで役立つ機能は、スペーシアギアの魅力です。ただし、走破性に関してはベースモデルのスペーシアと大差ありません。
軽自動車としての走行性能や安全性能は、しっかりと備わっています。しかし、本格的な走破性を兼ね備えた軽SUVとは違うため、未舗装路の走行などに向いていない点には注意しましょう。
軽自動車の中では価格が高い
軽自動車は価格が安い傾向にありますが、同ジャンルの中でもスペーシアギアは、高めの本体価格に設定されています。
4WDモデルは170万円~200万円ほどの費用が必要で、普通自動車のSUVモデルも選択肢に入るほどです。(2023年9月時点の情報です)
購入時の費用を抑えたい方は、新車よりも価格が安い可能性がある、中古車や届出済未使用車を探す手段もあります。
スペーシアギア以外の軽SUVはどんな車種がある?
軽SUVの購入を検討している場合、スペーシアギア以外の車両が気になる方も多いのではないでしょうか。よく比較される対象として選ばれる車が「スズキジムニー」「ダイハツタフト」「スズキハスラー」です。
どれも個性的な特徴を持つ軽SUVなので、ここでスペーシアギアのライバル車の特徴を確認してみましょう。
スズキ ジムニー
1970年にスズキから発売された「ジムニー」は、フルモデルチェンジを経て現在は4代目となります。本格的な4WD性能を備えた走破性はもちろん、機能性抜群のシンプルなデザインが魅力です。
快適なドライブができる安全性能も備わっています。グレードは3種類展開されており、エンジンやシステムに違いが無く、155万円~190万円で購入可能です。(2023年9月時点の情報です)
ダイハツ タフト
「タフト」はスクエアなボディと前席のガラスルーフが特徴的な、ダイハツのクロスオーバーSUVです。防汚加工が施された広い荷室は、アレンジ次第で大きなサイズの荷物まで積み込めます。
190mmの最低地上高や、駆動力を配分する4WDシステムを搭載しているため、未舗装路での走破性も優秀です。雨や雪の日でも運転しやすいタフトは132万円~164万円で購入できます。(2023年9月時点の情報です)
スズキ ハスラー
「遊べる軽」がコンセプトのハスラーは、デザインから遊び心を感じるクロスオーバーSUVです。豊富なボディカラーは13種類から選択でき、ボディカラーに応じた3種類の内装色も用意されています。
不安定な路面を走行できる力強い走破性や、初心者でも運転しやすい機能もあるため心強いでしょう。本体価格が136万円~181万円と、選ぶグレードや駆動型式で差があります。(2023年9月時点の情報です)
軽SUVの中古車・届出済未使用車探しはリバティへ
軽SUVの購入を考えている方は、豊富な選択肢から安価で購入できる可能性が高い中古車も、ひとつの選択肢としておすすめします。リバティは提供価格や購入サポートに自信がある自動車販売店です。
創業した平成8年から順調な成長を続け、グループ総在庫数は約4,000台をご用意しています。年間販売台数は約1万台以上を記録し、お客さまにお喜びいただけるよう努力を続けています。
豊富な在庫を安く売る「薄利多売」を採用
関西と四国に17店舗を展開するリバティは、中古車や届出済未使用車を多数ご用意しています。価格に自信を持って販売しており、その秘密は大型店舗ならではの強みを活かした販売方式です。
品質にこだわった車を大量に仕入れて、低価格で販売する「薄利多売方式」を採用し、満足度の高い商品提供を実現しています。
また、リバティでご購入いただいた届出済未使用車は、有料でメーカー保証の承継手続きを行えるため、もしものときに新車と同様の保証も適用できます。
購入後のカーライフも相談できるサポート体制
購入した車で快適なカーライフを送るには、アフターサービスやサポート内容も重要です。リバティでは国土交通省指定の自社工場を完備し、年間3万台の実績台数を誇る車検や、最新設備とベテラン技術による修理を行っています。
また、購入後のカーライフを支える自動車保険の案内、愛車を傷から守るカーコーティングサービスも利用可能です。このように車の購入だけでなく、購入後のカーライフのサポートもお任せいただけます。
まとめ
「スペーシアギア」はスペーシアの派生車で、SUVのデザインを取り入れた軽ハイトワゴンです。展開されているグレードは標準モデル2種類と、特別仕様車1種類の合計3種類があります。
スペーシアやスペーシアカスタムとは異なる、エクステリアやインテリアのデザインが特徴的です。軽SUVはスペーシアギアの他にもラインアップがあるため、好みのデザインや走破性を考慮しながら選びましょう。届出済未使用車や中古車をお探しの方は、豊富で幅広い在庫が魅力のリバティへご相談ください。
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