ダイハツが販売するトールタイプの軽自動車「タント」は、初登場の2003年からファミリー層を中心に多くの支持を得ています。現行モデルの4代目は、2022年10月に行われたマイナーチェンジ後の車両です。
年式の新しいタントの購入を検討されている方は、最新のマイナーチェンジによってタントがどのような車になったのかが気になっている方も多いのではないでしょうか。今回この記事では、マイナーチェンジによる変更点や、追加されたモデルについて解説します。新たなタントの魅力に触れて、その進化を感じましょう。
①2022年にマイナーチェンジが行われた4代目タント
②マイナーチェンジ後のタントは3種類のモデルを展開
③マイナーチェンジで進化した4代目タントの魅力
④4代目タントは次世代スマートアシストが採用されている
⑤タントの車両価格はどのくらい?
⑥お買い得なタントを探すならリバティへ!
⑦まとめ
2022年にマイナーチェンジが行われた4代目タント
軽自動車は、お手頃な本体価格や維持費でありながら、さまざまなニーズを満たす車両が販売されています。その種類の多さから、販売台数も年々増加傾向にあり、街中で見かける機会も少なくありません。
中でもファミリー層に人気のある軽自動車がタントです。マイナーチェンジの内容を見る前にタントがどのような車両か振り返りましょう。
ダイハツが発売しているトールタイプの軽自動車
「タント」はダイハツが生産、販売を行っている軽自動車です。初めて市場に出回った2003年、当時では珍しかった軽トールワゴンタイプの構造を採用し、ターゲットであるファミリー層を中心に人気を集めました。
家族向けの親しみやすいデザインや使いやすい機能から、モデルチェンジを経て2019年には4代目モデルを発売しています。時代と共に基本性能を向上させるタントは、今後も長く愛される可能性のある軽自動車と言えるでしょう。
乗降しやすいミラクルオープンドアが特徴
タントのユニークな特徴と言えば、乗り降りしやすいミラクルオープンドアです。このミラクルオープンドアは、前方と後方の中間にある柱を取り除いた構造のため、2席分の広い開口幅を助手席側に確保できます。
狭いスペースでもドアの開閉が容易で、子どもや高齢者の乗降、荷物の積み込みもスムーズに行えるデザインです。 日常の利便性を向上させ、都市部から郊外までの周辺環境で、タントが活躍できる理由のひとつでもあります。
マイナーチェンジ後のタントは3種類のモデルを展開
タントはこれまで「タント」と「カスタム」の2モデル展開でしたが、マイナーチェンジを経て新たに「ファンクロス」が追加されました。
現在は3種類のモデルを展開しており、それぞれに異なる魅力が詰まっています。自分のスタイルに最適なタントを選択するために、各モデルがどのような車両なのか、装備やデザインを確認しましょう。
基本モデルの「タント」
基本となるベースモデルのタントは、親しみやすくカジュアルなエクステリアが特徴的です。インテリアのシートやインパネは、グレーとホワイトで統一されており、シンプルな造りとなっています。
グレードは「L」「X」「Xターボ」の3つを展開、種類によってパワースライドドアの有無や搭載エンジンが異なる仕様です。価格を抑えたい方は「L」、装備を充実させたい方は「X」、運転のストレスを減らしたい方は「Xターボ」が向いています。
迫力のあるデザイン「タント カスタム」
スタイリッシュでスポーティーなエクステリアの「タントカスタム」は、落ち着きある雰囲気のモデルです。インテリアカラーはブラックがベースになっており、ファブリックとソフトレザー調を組み合わせたシートの採用で、上質な空間に仕上がっています。
グレードは「カスタムX」「カスタムRX」の2種類を用意、両側にパワースライドドアを標準装備など、どちらもベースモデルと比べて充実した装備が魅力的です。
特に15インチのアルミホイールと本革巻のセンターシフトは、ターボエンジン搭載の「カスタムRX」が最上級グレードであることを表しています。
新しく追加された「タント ファンクロス」
「タントファンクロス」は、アウトドア仕様の新しい派生モデルです。SUV感の強いフロントグリルやルーフレールが、エクステリアのアクティブな雰囲気を演出しています。
ピラーレスの開放的な構造も相性が良く、シート表皮や荷室に施された撥水加工など、全体的にレジャーシーンを想定した造りです。
展開グレード「ファンクロス」「ファンクロスターボ」間での違いは、装備しているアルミホイールと搭載エンジンくらいで、大きな差はありません。
マイナーチェンジで進化した4代目タントの魅力
車のモデルチェンジは、マイナーチェンジとフルモデルチェンジに分かれます。4代目タントに施された今回の改良は、主に内装や外装の変更を目的としたマイナーチェンジです。
- マイナーチェンジ後のタントは、前年と比べて3倍以上の販売台数を記録しました。ここでは、具体的にタントのどのような点が進化したのか、新型の魅力に迫ります。
モデルの差が際立つデザイン
2022年のマイナーチェンジでは、タントカスタムのフロントマスクが変更され、各モデルのデザインの違いが目立ちます。全体的に丸みを帯びたエクステリアのタントは、コンセプトやターゲットに沿った安心感のあるデザインです。
タントカスタムは、ヘッドライトのスリム化とフロントバンパーの形状変更により、元々のスポーティーな印象に迫力が加わりました。
新モデルのタントファンクロスは、四角いシルエットは他モデルと同様ですが、アウトドアを意識したSUVテイストなデザインになっています。
モデルごとに設定されたボディカラー
今回のマイナーチェンジで、新たなボディカラーが追加されました。タントには単色のサンドベージュメタリック、2トーンのホワイト×アイスグリーン、ホワイト×サンドベージュメタリックを設定しています。
タントカスタムは、単色のクールバイオレットクリスタルシャインと、クロムグレーメタリックが新たに採用されました。
新色を加えるとタントは11色、タントカスタムは9色、タントファンクロスは13色から選択できます。ただし、タントのLグレードは、2トーンを選べないので注意しましょう。
利便性が高くなった荷室
荷室や装備の機能もマイナーチェンジでパワーアップしました。脚を展開すると2段積みにできる調節式デッキボードは、取り外してテーブルとしても使用可能です。タントは室内空間や荷室が広い設計なので、より多くの荷物を運べます。
また、ラゲージ側にシートを動かせるスライドレバーが新設され、よりシートアレンジが手軽に行えるようになりました。9インチのスマホ連携ディスプレイオーディオは、音声認識やCarPlayのワイヤレス接続に対応しており、ドライブをサポートしてくれます。
4代目タントは次世代スマートアシストが採用されている
高いグレードやオプションに搭載されるイメージの強い先進安全装備ですが、4代目タントはスマートアシストを全車に標準装備しています。スマートアシストとは、ダイハツが開発した安全装備のひとつです。
予防安全機能スマートアシストには、どのようなシステムが搭載されているのでしょうか。タントに採用されている機能を4種類に分けて紹介します。
衝突回避支援機能
走行の妨げになる障害物や歩行者との衝突を防ぐための役割が、衝突回避支援機能です。具体的には以下の7つがあります。
衝突警報機能 | 衝突回避支援ブレーキ機能 |
誤発進抑制制御機能 | 車線逸脱警報機能 |
車線逸脱抑制制御機能 | 路側逸脱警報機能 |
ふらつき警報 |
衝突やはみ出しの危険性があれば警告を出し、誤発進や衝突前に自動でブレーキを作動してくれる機能は、事故の対策として心強いです。
オプションで追加できるブラインドスポットモニターやコーナリングトレースアシストは、スムーズな車線変更やカーブの旋回をサポートしてくれます。
認識支援機能
認識支援機能は、運転中に認識しなければならない標識などの見落としを防ぐ機能です。5つの機能が集約されています。
先行車発進お知らせ機能 | 標識認識機能 |
オートハイビーム | アダプティブドライビングビーム |
サイドビューランプ |
信号待ちで発進が遅れないようにする機能や、認識した標識をドライバーに伝える機能は、運転初心者や苦手な方に嬉しいサポートです。オートハイビームやサイドビューランプは、夜間の運転を快適にしてくれます。
運転負荷軽減機能
運転中のハンドル操作を手助けして、ドライバーの負担を軽減する性能の総称が、運転負荷軽減機能です。以下の2つの機能が含まれています。
アダクティブクルーズコントロール | レーンキープコントロール |
どちらも高速道路などの長距離走行に向いている機能です。一定車速の走行や、車間距離を保った追従走行により、運転負荷の軽減と安全性向上に貢献します。車線の端に偏らないよう、ステアリング操作をアシストする機能も便利です。
駐車支援機能
運転操作の中でも駐車を苦手とする方は少なくありません。特に乗り始めて間もない初心者には多いでしょう。スマートアシストは、駐停車時の操作が苦手な方も安心できる、以下のような駐車支援機能が搭載されています。
パノラマモニター | 駐車支援システム |
コーナーセンサー |
フロントとリヤに2個ずつ配置されたカメラにより、死角になりやすい箇所の障害物や車両まで検知することが可能です。車両が入る場所の把握にも活躍し、音声とモニターやステアリング操作のアシストで、駐車をサポートしてくれます。
タントの車両価格はどのくらい?
タントの購入を検討する際、どのくらいの価格で乗れるか知りたい方も多いでしょう。モデルのバリエーションが多いタントは、欲しい車両によって購入費用が異なります。
正確な予算を組むためにも、モデルや状態ごとの価格情報を把握しておきましょう。2023年10月のデータを元に、新車の本体価格や中古車の相場を紹介します。
新車は135万円代からのラインアップ
タントを新車で購入する場合、本体価格はいくらになるのでしょうか。各モデルにグレードが設定されているので、それぞれ見ていきましょう。
タント | 135万3,000円~177万1,000円 |
タントカスタム | 174万9,000円~199万1,000円 |
タントファンクロス | 168万8,500円~193万0,500円 |
同じグレードでも、駆動型式やアイドリング機能の有無によって価格が変わります。街乗りが多く燃費を気にする方は2WD、アウトドアが好きで悪路を走行する機会があれば4WD、このように自身のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
中古車なら50万円くらいから見つかる
購入費用を抑えたい方は、価格がお得な中古車や届出済未使用車がおすすめです。リバティで扱っているタントシリーズの中古相場を確認してみましょう。
中古車 | 67万9,000円~177万6,000円 |
届出済未使用車 | 146万8,000円~192万1,000円 |
中古車であれば本体代金50万円代の支払総額67万9,000円から選べます。リーズナブルな価格で、新車よりも充実した装備やオプションの車両を購入することが可能です。
また、在庫が店舗にある中古車や未使用車は短期間で納車できます。新車だと1か月以上も待たなくてはいけないので、早めに乗りたい方は中古車や未使用車が良いでしょう。
お買い得なタントを探すならリバティへ!
リーズナブルな中古車や届出済未使用車の購入を検討しているなら、在庫が豊富なリバティへご相談ください。近畿や四国を中心に店舗を展開するリバティは、バリエーション豊かなタントを取り扱っています。
タントの購入を考えている方だけでなく他の軽自動車が気になる方も、ご利用を検討いただけると幸いです。リバティの魅力を幾つか紹介するので参考にしてください。
グループ総在庫数4,000台から選べる
リバティの総在庫数はグループ店舗も合計すると約4,000台あります。ラインアップはタントのような軽自動車をはじめ、人気の高いミニバンや流行りのSUVまで豊富です。
車両の状態も中古車や登録(届出)済未使用車など、予算や用途に合わせて探せます。
リバティの公式Webサイトでは最新在庫情報を掲載しており、全国の在庫から条件を絞って簡単に調べることが可能です。興味のある車両があれば、お気軽にお問い合わせください。
安く提供できる仕組みが整っている
自動車の大型専門店であるリバティは、その強みを生かしたリーズナブルな販売価格も魅力のひとつです。満足度の高い価格が実現できる理由は、多くの車を仕入れて1台あたりの価格を下げる「薄利多売方式」にあります。
品質が良く価格の安い商品を、たくさん用意できるリバティだから可能なことです。他にも価格を下げるため、車の仕入れ方や業務システム化によるコスト削減も実施しています。欲しかった車も意外な価格で出会えるかもしれません。ぜひ一度探してみてください。
まとめ
ダイハツ「タント」は、長い歴史を歩む過程でフルモデルチェンジや改良により進化しました。新しいモデルのファンクロスは、他のタントが持っていない独特のSUVスタイルが魅力的です。
カスタムモデルもフロントデザインが変更され、よりスタイリッシュになっています。直近のマイナーチェンジではカラーバリエーションや荷室機能の追加により、全モデルのタントがパワーアップしたと言えるでしょう。
リバティでは中古車も届出済未使用車も取り扱っており、薄利多売方式によって低価格でご用意しています。タントをはじめとした軽自動車の購入を検討している方は、店頭や公式Webサイトからお気軽にお問い合わせください。