軽自動車を含む車のタイヤは、使用年数と共に劣化します。走行性能や安全性能に大きく影響を与えるため、定期的に点検や交換を実施しなければなりません。しかし、数年間は取り換える必要がないので、具体的なタイヤの価格や交換タイミングを把握していない方も多いでしょう。
今回は、軽自動車のタイヤ交換を検討している方向けに、費用相場や交換時期について解説します。タイヤの値段について理解を深めて、予算や目的に適した交換を行いましょう。
①軽自動車のタイヤにかかる値段は?
②軽自動車のタイヤを交換するタイミング
③安い値段で軽自動車のタイヤ交換をするには?
④軽自動車のタイヤを自分で交換する方法
⑤軽自動車の購入もアフターサポートもリバティへ
⑥まとめ
軽自動車のタイヤにかかる値段は?
車にはブレーキパッドやエンジンオイルなど、さまざまな消耗品があります。その中でも高価な消耗品のひとつがタイヤです。
比較的買い替え頻度の低い部品であるため、明確な相場が分からない方も多いのではないでしょうか。まずは軽自動車のタイヤ交換時の参考として、タイヤ本体の価格や交換作業で発生する費用の相場をチェックしてみましょう。
タイヤ本体の価格相場
軽自動車で使用されるタイヤの相場は、1本あたり5,000円~9,000円です。インチ数やメーカーなどの違いによって、価格に多少の差が出ます。
軽自動車に用いるタイヤの大きさは、一般的に13インチから15インチくらいです。インチ数別の1本あたりの価格相場は下記のようになります。
インチ数 | 価格相場(1本) |
13インチ | 5,000円~11,000円 |
14インチ | 5,000円~15,000円 |
15インチ | 6,000円~19,000円 |
紹介したインチ数以外にも軽自動車向けのタイヤも存在しますが、上記の3種類が基本的で、普通車と比べて使用されるタイヤサイズのバリエーション数は少ない傾向です。
タイヤ交換作業の相場
タイヤ交換は本体だけでなく、交換作業にも費用がかかります。車体からタイヤを取り外すには着脱作業、タイヤ本体を取り換えるには組み換え作業が必要です。
道路を安定して走行するために、ホイールバランスの調整やガスの充填なども行います。これらの作業にかかる工賃は依頼先によって差があるので、業者ごとの費用相場を把握しておきましょう。
依頼先 | 費用相場(1本) |
カーディーラー | 2,000円~4,000円 |
カー用品店 | 1,000円~3,000円 |
タイヤ専門店 | 2,000円~4,000円 |
ガソリンスタンド | 1,000円~3,000円 |
具体的な工賃を比較したい場合は、依頼先に見積依頼を出すと良いでしょう。
軽自動車のタイヤを交換するタイミング
消耗品であるタイヤは、使用状況によって状態が変化するので、日常的に確認しなければなりません。無理やり使い続けると事故の原因にもなるため、判断基準を把握してこまめに確認しておきましょう。
では、どのくらいのタイミングで新しいタイヤへ取り換えれば良いのでしょうか。代表的な3つの機会を紹介するので、タイヤの交換時期を見極める参考にしてください。
残り溝が少なくなったとき
タイヤには「スリップサイン」と呼ばれる、溝の深さ1.6mmを示す印が刻まれています。走行によりタイヤがすり減ることで、溝が浅くなり目印が露出する仕組みです。
スリップサインが見えた状態のタイヤでは、車の正確な操作が困難なため、交換が義務付けられています。ひとつでもサインが出た状態であれば走行してはいけません。
整備不良の状態で公道を走行した場合は、道路運送車両法違反になります。すり減りを感じたときは、印が完全に露出する前に新しいタイヤへ交換しましょう。
使用年数が5年を超えるとき
タイヤは外観がきれいでも、使用年数に応じて劣化が進むため交換が必要です。ゴム製なので日光や雨風の影響を受けやすく、劣化と共に油分が揮発して柔軟性が失われます。そうすると、タイヤと地面の接地面が滑り、ブレーキやハンドル操作が利きにくくなるでしょう。
日常的に使用している場合は、使用開始から5年経過した時点での交換をおすすめします。加えて製造から10年以上経過したタイヤは、経年劣化が進んでいる恐れがあるので交換しましょう。
タイヤの劣化が見受けられるとき
タイヤの劣化症状が見受けられる場合は、危険性が高いため速やかに交換しましょう。正面の溝が残っている場合でも、ひび割れや偏摩耗を起こしている場合があります。
ひび割れを放っておくと、走行中にタイヤが破裂するバースト現象を引き起こすかもしれません。また、偏摩耗はタイヤの性能を低下させ、乗り心地を悪くします。
走行距離が長いほど、劣化が進むスピードは速くなりやすいです。長距離走行の跡や日常的にチェックを行い、小さな変化に気づけるようにしておきましょう。
安い値段で軽自動車のタイヤ交換をするには?
タイヤ交換には、本体の購入代金や作業にかかる費用、合わせて数万円から数十万円の予算が必要です。そのため、軽自動車のタイヤ交換を行うときに、できるだけ費用を安く抑えたいと考えている方は多いでしょう。
交換に必要な知識や道具などがそろっている場合は、自分で交換する方法が最も安上がりです。実施する前に、自身でタイヤ交換を行うメリットとデメリットを確認しておきましょう。
自分で作業を実施すると工賃を節約できる
タイヤ交換は道具と手順さえ分かれば、自分で取り換えられるため、工賃費の節約になります。また、新しく装着するタイヤを選ぶ際に、費用対効果の高い製品を使って総合的なコストを抑えることも可能です。
初めて交換する場合は、道具をそろえる必要がありますが、自分で交換できるようになった後は、タイヤの購入費用しかかかりません。
日常的にタイヤ交換に慣れておけば、出先のトラブルでタイヤ交換しなければならない状態でも、落ち着いて対応できるでしょう。
安全性や危険性に不安を感じるときは業者に依頼しよう
タイヤ交換自体は自分で対応できますが、個人で行えるタイヤ交換の作業範囲には限界があります。少しでも不安を感じる場合は、専門業者へ依頼しましょう。タイヤ交換といっても車体からタイヤを外す着脱作業や、ホイールからタイヤを外す組み換え作業があります。
両方とも自分で行えますが、後者の作業は専門的な知識と高度な技術を必要とするため、個人での作業はおすすめしません。作業中の事故はもちろん、装着後の脱輪や破損は、周囲にも影響を与えるリスクがあるためです。
軽自動車のタイヤを自分で交換する方法
軽自動車のタイヤ交換はどのような手順で行うのでしょうか。交換時の流れが想像できれば、自分で作業が行えるかの判断もしやすくなるでしょう。
タイヤ交換は少しの間違いや不注意が、大きな事故につながる恐れがあります。ここでは軽自動車のタイヤ交換時にどのような道具やタイヤを準備すれば良いのかを、基本となる作業手順と併せて見てみましょう。
作業前に準備したい道具
軽自動車のタイヤを初めて自分で交換する場合、工具をそろえておく必要があります。作業前に準備しておきたい主な工具は以下の通りです。
軍手 | 輪止め |
ジャッキ | クロスレンチ |
トルクレンチ | センターキャップレンチ |
軍手は作業による手の汚れやけがを防ぐのに役立ちます。交換する際にタイヤを浮かせる必要があるため、ジャッキと支えるためのジャッキスタンドも用意しておきましょう。車を動かないようにする輪止めも必須です。
レンチ類はタイヤを固定するナットの取り外しに使用します。ナットを締め付ける際は、適正な力で固定できるトルクレンチが有用です。
交換するタイヤの選び方
交換するタイヤは車両に適したサイズを選ばなくてはなりません。同じサイズの商品を探すために、交換前の装着しているタイヤサイズを参考にしましょう。側面にブランド名などと合わせて記載されています。
タイヤ交換と一緒に走行性能の向上を考えている方は、ホイールの変更やタイヤ自体の性能に注目すると良いでしょう。ホイールを変更すれば、見た目だけでなく性能の向上にも期待できます。高性能な製品は乗り心地が異なるため、予算に余裕があれば検討してみましょう。
タイヤ交換の基本的な手順
タイヤ交換をスムーズに行うために、正しい手順を把握しておきましょう。基本的な作業手順は以下の通りです。
1.安定した場所の確保と道具の準備
2.輪止めで車体を固定する
3.ホイールナットを緩めてジャッキで持ち上げる
4.古いタイヤを外して新品を装着する
5.ホイールナットで仮止めする
6.ジャッキを下ろして本締めする
7.交換後の状態を確認する
8.問題が見つからなければ完了
作業を始める前は、場所と道具を準備して安全を確保しましょう。回転方向が決まっている種類のタイヤがあるので、間違えて取り付けないように注意が必要です。
軽自動車の購入もアフターサポートもリバティへ
タイヤの買い替えや交換時期と車の乗り換え時期が近いときは、交換時期に合わせて車を乗り換えるという手段もあります。新しい車へ乗り換えることで、タイヤの購入や交換にかかる費用の節約になり、車を預けるなどの手間を省くことが可能です。
自動車の総合販売店リバティでは、豊富な在庫から車を選べるだけでなく、購入後のサポートも充実しています。車の買い替えを検討中の方は、ぜひリバティへご相談ください。
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キズやヘコミなどの修理はカーディーラーよりも安いだけでなく、最新の技術が整った設備で対応しています。また、自社内で無駄な工程を省くことにより、魅力的な価格を実現しました。
まとめ
消耗品のタイヤは定期的な点検と交換が必要となり、買い替えるときはまとまった出費が生まれる製品です。価格はインチ数によって異なり、軽自動車の場合はおおよそ5,000円~19,000円で購入できます。
交換作業には費用がかかりますが、出費を抑えたい方は自分で行うことも可能です。作業を始める前に必要な道具と作業に適した場所を確保しましょう。自分で行うタイヤ交換に少しでも不安を感じる方は、作業を受け付けている業者への依頼がおすすめです。
自動車の大型専門店「リバティ」ではタイヤ交換をはじめ、車の購入や購入後のサポートも行っています。乗り換えをご検討中の方は、ぜひリバティの公式Webサイトをチェックしてみてください。