
「残価設定ローンを組んだけど、途中で車を手放さなきゃいけなくなった…」「この車、売れるの?」「どうすれば損しないの?」
残価設定ローンを利用して車を購入した方の中には結婚や転勤、家族構成の変化といったライフスタイルの変化によってやむを得ず車を売却することを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「残価設定ローンを組んだ車は契約満了まで売れないのでは?」と不安に思う方も多いですが、ご安心ください。
結論から言うと、残価設定ローン中でも車は売却が可能です。
この記事では、残価設定ローンの仕組みを改めて解説した上で損をしないための賢い買取方法と、事前に知っておくべき注意点について、分かりやすくお伝えします。
この記事を読めば、あなたの車を賢く手放し次のステップへと進むための道筋が見えてくるでしょう。
1. まずは知っておきたい!残価設定ローンの仕組み

残価設定ローンとは、車両価格の一部を数年後の「残価」として据え置き、残りの金額を分割して支払うローンのことです。月々の支払額が抑えられるのが大きなメリットで、将来的に新車に乗り換えることが決まっている方や、月々の負担を軽くしたい方に人気があります。
このローンの大きな特徴は契約満了時に以下の3つの選択肢が用意されていることです。
1.車を返却し、新たな車に乗り換える
2.車を返却する(乗り換えない)
3.残りの金額を支払い、車を買い取る
残価設定ローンで車を購入した場合、契約満了前に売却を検討する際に最も重要になるのが「残債」です。残債とは、ローン契約期間中にまだ返済しきれていない借入金の合計額のことを指します。
残債 = 支払いがまだ完了していない元金 + 据え置かれた残価
例えば300万円の車を5年契約(残価率30%)で購入した場合、残価は90万円(300万円 × 30%)です。
もし契約から3年で売却を検討する場合、残りの2年分の元金と据え置かれた90万円の残価が「残債」として残ります。
2. 残価設定ローン中の車を売却する3つのステップ

残価設定ローン中の車を売却する際は少し特殊な手続きが必要です。
以下の3つのステップを踏むことで、スムーズに進められます。
【ステップ1】ローンの契約内容を確認する
まず、ご契約中の残価設定ローンの契約書を隅々まで確認しましょう。
買取や途中解約に関する規定、違約金の有無などが記載されています。
特に「残価設定」ローンでは所有権がローン会社やディーラーになっていることがほとんどなので、勝手に売却することはできません。
売却の意思をローン会社に事前に伝えることも重要です。
【ステップ2】車の査定を受ける
次に、買取業者に査定を依頼します。
このとき、ディーラーではなく買取専門業者に依頼するのがポイントです。
なぜならディーラーの下取りは設定された残価が基準となるため、市場価値を反映した買取業者の方が高値がつきやすい傾向にあるからです。
相見積もりを取ることであなたの車の適正な市場価値を知ることができ、より高い査定額を引き出すことができます。
【ステップ3】残債を清算して売却手続きへ
買取業者から査定額が出たら、ご自身の残債額と比較します。
【査定額が残債を上回る場合】
このケースが最も理想的です。売却益で残債をすべて清算でき、手元にお金が残ります。残債の清算手続きは、買取業者が代行してくれる場合が多いので、相談してみましょう。
【査定額が残債を下回る場合】
この場合、売却額だけでは残債を清算できません。
不足分を自己資金で補うか、不足分を賄うための新たなローンを組むといった方法があります。買取業者の中にはこの不足分を賄うためのローンプランを提供しているところもあるので、相談してみるのがおすすめです。
3. 「買取」と「下取り」、どちらがお得?

新しい車の購入を考えている場合、「下取り」と「買取」のどちらを選ぶべきか悩む方もいるかもしれません。
| 買取 | 下取り | |
| メリット | ・市場価値が査定に反映されるため、高値がつきやすい ・車種や走行距離、状態が評価されやすい | ・新しい車の購入と手続きを同時に行える ・手間が少ない |
| デメリット | ・新しい車の納車まで、一時的に車がない期間が発生する場合がある | ・査定額が低くなりがち ・他の業者の査定額と比較しにくい |
それぞれにメリットとデメリットがあるため状況にもよりますが買取は比較的高値が付きやすく、下取りは乗り換えの際に一緒に手続きできるため楽です。
売却を考えているお車の契約などにもよるため、一度業者に問い合わせてみるのもいいかもしれません。
4. 損をしないための注意点!売却前に確認すべきこと

繰り返しにはなりますが以下の点に注意することで安心して愛車を売却することが出来るため、覚えておいて損はありません。
【ローン会社への事前連絡】
所有権がローン会社にあるため、買取業者と話を進める前に必ずローン会社に売却の意思を伝えてください。
ローン会社が許可を出さない限り、車を売却することはできません。
勝手に売却してしまうとトラブルに発展してしまうためローン時の契約を確認しましょう。
【信頼できる買取業者を選ぶ】
残価設定ローンの手続きに慣れており、親身に相談に乗ってくれる信頼性の高い業者を選びましょう。トラブルなくスムーズに手続きを進めるためにも非常に重要です。
もし愛車の売却でお困りならぜひリバティへご相談ください。
5.まとめ

残価設定ローン中の車でも、賢い買取方法を知れば、損をすることなく手放すことができます。
「自分の車の残債がいくらか分からない」「相場を知りたいけど、どうすればいいの?」そうお考えの方へ。
まずは、あなたの車の価値を無料で知ることから始めてみませんか?
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あなたの車が、次に必要とされる人へとバトンを渡せるよう、私たちがお手伝いいたします。
