ミニバンは家族や友人と一緒に快適なドライブを楽しむのに最適な車種ですが、サイズや装備、価格帯などさまざまな選択肢があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうことがあるでしょう。
この記事では、ミニバンの特徴や種類の違いをはじめ、おすすめのミニバン21車種をコンパクトからラージまでサイズ別に紹介します。ミニバンが人気の理由や、選ぶ際のポイントについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次はコチラ
ミニバンとは?
ミニバンは、家族でのお出かけに最適な人気の車種です。まずは、ミニバンとはどのような車なのか、どのようなサイズがあるのかを詳しく解説します。ミニバン選びを始める前に、ぜひチェックしてみてください。
ミニバンとはどのような車なの?
ミニバンとは乗用車の一種で、ファミリーカーとしても人気が高い車です。ミニバンと商用バンは同じ「バン」という言葉を含みますが、ミニバンは人を乗せるのを得意とし、商用バンは荷物を載せるのを得意とします。
ミニバンは主に3列シートのワンボックスカーを指し、名前に「ミニ」と付いているものの、大きなボディを持つのが特徴です。これはアメリカのバンのサイズ感に比べて小さいことから、日本ではミニバンと呼ぶようになったと考えられます。
ミニバンのサイズの種類
ミニバンのサイズは、全長によってコンパクト・ミドル・ラージの3種類に分けられます。コンパクトミニバンは全長4,300mm前後で、小回りが利くのが特徴です。駐車場への出し入れもしやすいので、街乗りに適しています。
一方、ミドルサイズは全長4,700mm前後で、使い勝手と居住性のバランスが取れています。ファミリーユースに人気のサイズと言えるでしょう。
そして、ラージサイズは全長4,900mm以上の大型ミニバンです。最大級の広さを誇り、大人数での長距離移動やアウトドアレジャーに最適です。ただし、車体が大きいため、狭い道での運転には注意が必要です。
ミニバンが人気を集めている理由
ミニバンは、大人数での移動や荷物の運搬に最適な車として人気を集めています。3列シートによる多人数乗車や広々とした室内空間、便利なスライドドアなど、ミニバンならではの特徴が支持されているのです。そんなミニバンのおすすめポイントを、ここからさらに掘り下げて見ていきましょう。
大人数で乗車できる3列シートがある
3列シートを備えたミニバンは、大人数での移動に最適です。例えば、家族旅行や友人との遠出の際、7人や8人といった大人数でも乗車できます。また、チャイルドシートを複数設置できるので、子育て世代にもおすすめです。
最近のミニバンは2列目シートが回転するタイプや、3列目にオットマン付きのシートを設置するなど、多彩なバリエーションがあります。普段の乗車人数が少ない場合でも、シートを調整することで買い物や旅行の際にたくさんの荷物を積み込めるためスペースを有効活用できるでしょう。
広い室内で使い勝手が良い
ミニバンの大きな魅力は、広々とした室内空間です。大人がゆったりと座れる設計となっており、前席だけでなく2列目シートのリクライニングに対応したキャプテンシートも選べます。
さらに、最新のミニバンには、便利な装備も充実しています。例えば、リモコンで操作できるパワーバックドアや前席から後席まで車内を移動できるウォークスルーなどの要素です。毎日の使い勝手を考えた工夫が随所に施されているので、どのような機能があると便利なのかを考えながら車種選びをするのも良いでしょう。
スライドドアを搭載している
ミニバンの大きな特徴のひとつが、スライドドアを搭載していることです。ファミリーカーとして使う場合など、車選びで検討したい要素のひとつと言えるでしょう。例えば狭い駐車場でドアを開閉すると、隣の車にぶつけてしまう可能性がありますが、スライドドアであればその心配が無くなります。
また、ミニバンのスライドドアなら開口部が広いため、乗り降りがスムーズに行えるでしょう。最新のミニバンには、ハンズフリーで開閉できる電動スライドドアを搭載しているものもあります。両手に荷物を抱えていても、足を近づけるだけで自動で開閉してくれるのでとても便利な機能です。
ミニバン選びで押さえるべき4つのポイント
ミニバンを選ぶ際には、購入してから後悔しないようによく検討することが大切です。そこで、ミニバンのおすすめを探す上で特に重要な4つの観点を詳しく解説します。自分の状況に当てはめながら、どのような車両を選ぶと良いのかを考えてみましょう。
家族構成や用途に合ったサイズなのか
ミニバンを選ぶ際、家族構成や用途に合ったサイズを選ぶことが重要です。例えば、子どもが2人いる4人家族なら、ミドルサイズのミニバンがおすすめ。一方、3世代同居の大家族なら、ラージサイズのミニバンが適しているでしょう。
また、アウトドア派の家族なら、キャンプ道具なども積み込める大きめのサイズを選びたいところです。逆に、子どもが独立して夫婦2人になったシニア世代は、同じ利用目的でもコンパクトミニバンで十分かもしれません。
このように、ライフステージに合わせてミニバンのサイズを選ぶのがポイントです。無理のない車選びで、快適なカーライフを送りましょう。
希望する装備やグレードが予算内で買えるのか
希望する装備やグレードが予算内で買えるかどうかも、ミニバン選びの重要なポイントです。例えば、両側パワースライドドアが欲しいと思っても、予算オーバーでは諦めることになるでしょう。逆に、予算重視で必要な装備を我慢し過ぎると、購入後に後悔してしまうかもしれません。
そこで大切なのが、優先順位を付けることです。有るとうれしい装備と欲しい装備を分けて考えましょう。その上で、予算内で可能な限り希望を叶えられるグレードを選ぶのがベストです。
また、ミニバンは同じグレードでもオプション次第で価格が大きく変わります。楽しいカーライフが過ごせるように、必要なオプションを厳選しましょう。
ガソリン車とハイブリッド車のどちらが適しているのか
パワートレインにはガソリンやハイブリッドなどの種類があり、それぞれ特徴が異なります。例えば、ガソリン車は購入価格が安く、メンテナンスも比較的シンプルです。ハイブリッド車は燃費性能に優れ、長い目で見ると維持費を抑えられるメリットがあります。
年間走行距離が多い場合は、車両価格が高くても燃費の良いハイブリッド車が向いているかもしれません。反対に、あまり乗らない人は、ガソリン車のほうが総合的な出費が抑えられる可能性があります。
デザインが好みに合うのか
デザインが好みに合うかどうかも、ミニバン選びの大切なポイントのひとつです。せっかく購入するなら、外観も内装も気に入ったデザインを選びましょう。内装のデザインもチェックが必要です。シートの素材や色、インパネのレイアウトなど、細部まで確認しましょう。
毎日乗るのが楽しみになりそうと感じられるミニバンを選ぶのが理想です。デザインも性能も妥協せず、お気に入りの一台を見つけましょう。
おすすめのミニバン4選【コンパクトミニバン】
全長4,300mm前後のコンパクトミニバンには、どのような車種があるのでしょうか。該当する車種は次のような種類があります。
トヨタ ルーミー | ホンダ フリード |
トヨタ シエンタ | 日産 NV200バネットワゴン |
ここでは、上記の中から3車種をピックアップして紹介します。
トヨタ ルーミー
トヨタ ルーミーは、全長約3,700mmのコンパクトミニバンです。小回りが利くサイズながら、室内の広さを確保しています。特に後部座席の足元空間が広いので、大人でもゆったりと座れます。
また、両側スライドドアを採用しているため、狭い駐車場でも乗り降りしやすいのがポイントです。荷室の使い勝手も良く、普段使いから家族でのお出かけまで幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。
燃費性能も優れており、維持費を抑えたい方にもおすすめのミニバンです。コンパクトなボディサイズながらも、ミニバンとしての機能性を十分に備えた一台と言えるでしょう。
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ホンダ フリード
ホンダ フリードは、全長4,265mmのコンパクトミニバンです。スライドドアに加えて3列シートを備えており、最大7人まで乗車可能な設計となっています。広々とした室内空間が魅力であり、大人でもゆったりとくつろげるでしょう。
また、フリードは使い勝手の良さも特徴のひとつです。セカンドシートをスライドさせることで、荷室の広さを自在に調整できます。アウトドアや旅行など、大きな荷物を載せる機会が多い方にぴったりのミニバンと言えるでしょう。
パワートレインは、ガソリンエンジンとハイブリッドから選べます。特にハイブリッド車は、低燃費で経済的な走りを実現しています。
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トヨタ シエンタ
トヨタ シエンタは、全長4,260mmのコンパクトミニバンです。3列シートを備え、最大7人まで乗車可能に加え、サードシートは大人でも座れるスペースを確保しています。両側スライドドアを採用しているので、狭い場所でも乗り降りがスムーズです。
また、シエンタのインテリアは上質でシックなデザインとなっており、質感の高い内装に包まれてドライブを楽しめます。
パワートレインは、ガソリンとハイブリッドから選択が可能です。優れた燃費性能を持ちミニバンの実用性を凝縮したシエンタは、カーライフを過ごす上で強い味方になってくれる一台です。
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おすすめのミニバン7選【ミドルサイズミニバン】
全長4,700mm前後のミドルサイズミニバンには、どのような車種があるのでしょうか。該当する車種は次のような種類があります。
ホンダ ステップワゴン | 日産 セレナ |
三菱 デリカD:5 | トヨタ ヴォクシー |
トヨタ ノア | スズキ ランディ |
ホンダ オデッセイ | |
ここでは、上記の中から3車種をピックアップして紹介します。
日産 セレナ
ミドルサイズミニバンの日産 セレナは、全長4,690mmに加えて全幅1,695mmとなっており、ゆったりとした室内空間を確保しています。特徴的なのが、セカンドシートがシートベルト内蔵シートになっている点です。シートを横に移動させられるため、3列目シートの乗り降りのしやすさを向上させられます。
パワートレインはガソリンモデルとe-POWERモデルがあります。横風にも対応しやすい設計のため、高速道路などの走行時も安定感があるでしょう。
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トヨタ ノア
トヨタ ノアは全長4,695mm、全幅1,730mmであり、広々とした室内空間を実現しています。特に注目したいのが、セカンドシートのキャプテンシートです。シートをスライドさせることで、ゆったりとくつろげるスペースを作り出せます。
また、狭い駐車場でも快適に乗り降りできるスライドドアには、ロングアシストグリップやユニバーサルステップなど、お子さまの乗り降りもしやすい設計です。安全面では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載し、パワートレインはガソリンとハイブリッドから選択が行えます。
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ホンダ ステップワゴン
ホンダ ステップワゴンは、ミドルサイズミニバンの中でも大きなモデルです。現行モデルは全長約4,800mm全幅1,750mmと、ゆとりのあるサイズを確保しています。特に、ロングスライドシートを採用しているため、多彩なシートアレンジが可能です。
また、両側パワースライドドアやパワーバックドアの採用により、乗り降りや荷物の積み下ろしも行いやすくなっています。さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING」を全グレードに標準装備するなど、安全面でも優れた一台と言えるでしょう。
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おすすめのミニバン5選【ラージサイズミニバン】
全長4,900mm以上のラージサイズミニバンには、どのような車種があるのでしょうか。該当する車種は次のような種類があります。
トヨタ アルファード | 日産 エルグランド |
トヨタ グランエース | トヨタ ヴェルファイア |
トヨタ ハイエースワゴン | |
ここでは、上記の中から3車種をピックアップして紹介します。
トヨタ アルファード
ラージサイズミニバンに該当するトヨタ アルファードは、全長4,995mm×全幅1,850mmと堂々たるサイズを誇ります。3列シートを備え、現行モデルは最大7人まで乗車可能です。2列目シートにはオットマンが装備され、ゆったりとくつろげる空間を実現しています。
また、前後左右の温度設定を独立して行えるフルオートエアコンを採用しているため、前席も後席も快適な温度へ調整が可能です。加えて、スライドドアを開けたときの足元の寒さを軽減するリヤヒーターエアカーテンなど、乗車時の快適性を向上させる機能が備わっています。
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日産 エルグランド
日産 エルグランドは全長4,975mmに全幅1,850mmとなっており、最大8人まで乗車可能な3列シートを備え、ゆったりとした室内空間が魅力です。2列目シートには、オットマンとリクライニング機能を装備しています。
また、ワンタッチオートスライドドアなら、ワンタッチスイッチを押すだけで開錠し、スライドドアが開くので荷物を手に持っているときなどに便利です。ラゲッジアンダーボックスを使えば、より多くの荷物を積み込めるでしょう。
トヨタ グランエース
トヨタ グランエースは、ハイエースをベースに開発されたラージサイズミニバンです。全長5,300mm×全幅1,970mmと、圧倒的な大きさを誇ります。現行モデルは最大8人まで乗車可能な3列シートを備え、大人数でのドライブにぴったりです。
2列目シートは、キャプテンシートタイプを採用し、ゆったりとくつろげる空間を実現しています。また、走行時の静粛性にも優れているため、静かな室内空間で移動時間を過ごせるでしょう。ファミリーでのレジャーや、仲間とのキャンプなど、さまざまなシーンで活躍してくれる一台です。
おすすめのミニバン5選【生産終了を迎えたモデル】
ミニバンの中には、既に生産終了を迎えているモデルも存在します。過去に発売されていたミニバンに該当するのは、次のような車種です。
トヨタ エスクァイア | ホンダ ジェイド |
マツダ プレマシー | トヨタ エスティマ |
トヨタ プリウスα | |
ここでは、上記の中から3車種をピックアップして紹介します。
トヨタ エスクァイア
トヨタ エスクァイアは、5ナンバーサイズのミニバンながら、広々とした室内空間と上質な高級感を兼ね備えたモデルです。ガソリン車とハイブリッド車の2つのパワートレインを用意し、優れた環境性能を発揮します。
2020年4月に登場した特別仕様車では、ブラックを基調とした内外装デザインを採用することで、よりプレミアム感を演出しています。惜しまれつつも生産終了となったエスクァイアですが、中古車市場での人気は依然として高く、お買い得な一台を探すチャンスかもしれません。
トヨタ エスクァイアの在庫一覧はこちら!
ホンダ ジェイド
ホンダ ジェイドは、2015年に5ナンバーサイズのミニバンとして登場しました。スタイリッシュなクーペのようなルーフラインが特徴的で、街中で映えるスポーティーなデザインが魅力です。また、ワゴンとしての実用性も兼ね備えており、大容量のラゲッジスペースを確保しています。
安全面では、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能などを備えた「Honda SENSING」が全グレードにおいて標準装備です。残念ながら2020年に生産終了となってしまいましたが、中古車市場ではお買い得な一台が見つかるかもしれません。
マツダ プレマシー
マツダ プレマシーは全長約4,500mmのコンパクトサイズに該当するミニバンで、2018年まで発売されていました。スタイリッシュなデザインと使い勝手の良さが魅力の一台で、両側スライドドアも備えているモデルです。
また、スカイアクティブテクノロジーを採用したミニバンであり、走りを楽しめる走行性能も持ち合わせています。多彩なシートアレンジに対応しているため、室内空間のカスタマイズも楽しめるでしょう。
ミニバン探しはリバティにお任せ!
おすすめのミニバンを探すなら、ぜひリバティへご相談ください。豊富な在庫車を持つリバティでは店舗で在庫車を確認する他、公式Webサイト上で発売中の車両をチェックできます。ここでは、リバティの魅力を紹介します。
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購入後のサポート体制が整っている
車について分からないことがあれば、お気軽にリバティへご相談ください。リバティは車の販売だけでなく、国土交通省指定の自社工場で国家資格整備士による車検整備を行う車検の速太郎、高い技術と丁寧な仕事で鈑金や修理に対応するカーコンビニ倶楽部など、車のお困りごとをサポートできる体制が整っています。
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まとめ
ミニバンは、3列シートやスライドドアなどの特徴から家族連れに人気の車種です。選ぶ際は乗車人数や予算、パワートレインなどを考慮しましょう。コンパクトからミドルサイズまで、トヨタ、ホンダ、日産、三菱などの各メーカーから計21車種のおすすめモデルを紹介しました。
お買い得な車両を探すなら、中古車や登録済未使用車も狙い目です。ミニバン選びに悩んだときは、ぜひリバティへご相談ください。