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【徹底比較】軽バンEV vs ガソリン車!維持費・走行性能で選ぶ賢い選択

投稿日 2025.7.17
2025.7.17
libertynet

軽バンEVとガソリン車の比較記事のサムネイル

軽貨物運送事業に携わる皆さん、日々の業務で利用する車両の選択は、事業の収益性や効率性を大きく左右する重要な決断です。
これまで、軽バンといえばガソリン車が一般的でしたが、近年電気自動車(EV)の進化は目覚ましく、軽バンにおいてもEVモデルの選択肢が増えてきました。
しかし、「今乗っているガソリン車からEVに乗り換えるメリットはあるの」や「結局どちらが得なの?」といった疑問を抱えている方も少なくないでしょう。

この記事では現在主流のガソリン軽バンと新たな選択肢であるEV軽バンの両方を比較し、それぞれの維持費、走行性能、軽貨物運送における適性について解説します。
あなたに最適な一台を見つけるための賢い選択をサポートしますので、ぜひ最後までお読みください。

目次はコチラ

1.ガソリン軽バンとEV軽バン、維持費を徹底比較

車両整備を行う男性

車両を選ぶ上で最も気になる点の一つが日々の運行にかかるコスト、つまり維持費ではないでしょうか。
燃料費、税金、メンテナンス費用など、長期的に見ると大きな差が生まれる可能性があります。

燃料費(ガソリン代 vs 電気代)

日々の運行コストに直結するのが燃料費です。ガソリン車の場合はガソリン代、EVの場合は電気代がかかります。

【ガソリン車 価格変動リスクと燃費性能】
ガソリン価格は原油価格や世界情勢によって変動しやすく、コストの見通しが立てにくい側面があります。
また、同じ軽バンでも車種や年式、走行状況によって燃費は大きく異なります。
その一方で給油にかかる時間はわずか数分で済むため、急な長距離運行や充電インフラが未整備な地域での走行でも安心して利用できます。

【EV軽バン 電気代の安さが最大の魅力】
電気自動車の最大のメリットはその電気代の安さにあります。
特に、事業所や自宅に充電設備を設置し夜間電力など料金の安い時間帯に充電できる場合、ガソリン車と比較して大幅なコスト削減が期待できます。
現在の電気料金とガソリン価格を考慮すると、同じ距離を走行した場合、EVの燃料費はガソリン車の半分以下になることも珍しくありません。

税金(自動車税・環境性能割・重量税)

自動車を所有する上で避けて通れないのが税金です。

【ガソリン車 一般的な税率が適用】
ガソリン車の場合、基本的には一般的な税率が適用されます。エコカー認定車であれば減税措置を受けられる場合もありますが、EVほどの優遇は期待できません。

【EV軽バン エコカー減税で優遇】
電気自動車は環境負荷の低い「エコカー」として、国や自治体から様々な優遇措置を受けています。
ほとんどの車が減税や非課税といった優遇を期待できます。

メンテナンス費用

車両の健全な状態を保つためのメンテナンス費用も重要です。

【ガソリン車 エンジン周りの定期的なメンテナンスが必須】
ガソリン車はエンジンオイルなどの消耗品が多く、定期的な交換が必須です。
これらのメンテナンスを怠ると、燃費の悪化や故障の原因となり、修理費用が高額になる場合があります。
ただし、EVに比べて車両重量が軽いためタイヤ交換費用は比較的抑えられます。

【EV軽バン シンプルな構造でメンテナンス頻度が低い】
電気自動車はガソリン車に比べて部品点数が少なく、エンジンオイル交換やスパークプラグ交換といった定期的なメンテナンスが不要です。
ブレーキも回生ブレーキが主となるため、ブレーキパッドの摩耗が少なく長持ちする傾向にあります。これによりガソリン車に比べて定期的なメンテナンス費用を抑えられるメリットがあります。
ただし、事故などで高電圧バッテリーや精密機器部分が故障した場合は修理費がガソリン車を上回ることが多い点には注意が必要です。

2.ガソリン軽バンとEV軽バン、走行性能と使い勝手を徹底比較

AとBを比較する女性

維持費だけでなく、実際の業務における走行性能使い勝手も車両選びの重要なポイントです。

給油・充電インフラと航続距離

【ガソリン車 給油のしやすさが強み】
ガソリン車は、全国どこにでもあるガソリンスタンドで手軽に給油できるのが最大の強みです。給油時間も数分で完了するため、長距離運行や不規則なルートでの業務でも航続距離や燃料残量をあまり気にせずに走行できます。

【EV軽バン 航続距離と充電計画が重要】
EV軽バンの航続距離はモデルによって異なりますが、一般的には1回の充電で150km~300km程度走行できるモデルが多いです。
長距離運行が多い場合は充電計画が重要になります。充電インフラは着実に整備が進んでいますが、ガソリンスタンドと比較するとまだ数が少ないのが現状です。

加速性能と走行フィーリング

【ガソリン車 安定した走行性能】
ガソリン車は長年の実績があり、その加速性能と安定した走行性能は、日常的な軽貨物運送業務において十分に信頼できるものです。
特に、高速道路での追い越しや、坂道での力強さは、多くのドライバーにとって慣れ親しんだ安心感があります。

【EV軽バン スムーズでパワフルな加速】
電気モーターは、停止状態から最大トルクを発生させることができるため、EV軽バンは発進からスムーズかつパワフルな加速を実現します。
頻繁にストップ&ゴーを繰り返す軽貨物運送において、このストレスフリーな加速性能は大きなメリットとなります。
また、エンジン音がないため車内は非常に静かで、ドライバーの疲労軽減にも貢献します。

積載性と車内空間

【ガソリン車 確立された積載性】
ガソリン軽バンは長年の歴史の中で積載効率を追求してきたため、非常に広い荷室と多様な積載アレンジが可能です。

【EV軽バン バッテリー配置による影響】
軽バンEVの多くは、床下にバッテリーを配置することで、荷室の広さを犠牲にしない設計になっています。
ガソリン車と同等の積載容量を確保しているモデルがほとんどです。

EV軽バンの導入に関するメリットとデメリットはコチラで詳しく解説しています。

3.賢い選択のためのアドバイス あなたの事業に最適な軽バンは?

オススメの車を提案する女性

EVとガソリン車、どちらを選ぶべきかは、あなたの事業の特性や走行環境によって異なります。
それぞれのメリットとデメリットを簡単にまとめると以下のようになります。

比較項目軽バンEVガソリン車
購入費用・高価な傾向がある・比較的安価
燃料費・電気代が安く、コスト削減効果が高い・ガソリン価格に左右される
維持費・税制優遇が多く、メンテナンス頻度も低い・税制優遇はEVより少なく、定期メンテ必須
航続距離・モデルにより異なり、充電計画が必要・給油が容易で、長距離移動に強い
走行性能・静かでスムーズな加速・安定した走行性能
騒音・振動・非常に静かで快適・エンジン音や振動がある
環境性能・走行中の排出ガスがゼロ・走行中に排出ガスが発生する
充電・給油・充電時間が必要、インフラ整備途上・短時間で給油可能、インフラが充実
適した用途・日常の走行距離が短く、充電環境がある場面で活躍・長距離や不規則な走行が多い場面で活躍

EV軽バンがおすすめのケース

・日常の走行距離が短めで、毎日決まったルートを走行する方
・事業所や自宅に充電設備を設置できる方
・燃料費を大幅に削減し、ランニングコストを重視する方
・環境貢献や企業イメージ向上に力を入れたい方

ガソリン軽バンがおすすめのケース

・長距離運行が多い方や、不規則なルートを走行することが多い方
・充電インフラの整備がまだ十分でない地域で活動する方
・初期費用をできるだけ抑えたい方

現在の主流であるエブリイやハイゼットといった軽バンとの具体的な比較については、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

4.未来の軽バンEV?新しい軽貨物運送のカタチを提案する一台

車を提案する男性

軽バンEVの導入は、初期費用こそガソリン車より高くなる傾向がありますが、長期的な視点で見ると、その維持費の安さと環境性能の高さ、そしてドライバーの快適性においてガソリン車を上回るポテンシャルを秘めています。

特に、都市部での配送業務や、日々の走行距離が比較的安定している事業においては、EV軽バンは非常に有力な選択肢となるでしょう。
燃料費の高騰や環境規制の強化が進む中、EVへのシフトは、持続可能な事業運営を見据えた賢明な投資と言えます。

こうしたEV軽バンの中には、軽貨物運送事業者の皆さんの課題解決を目的として開発された車もあります。例えば、「ASF」というEV軽バンは次のような特徴を持っています。

・長距離走行にも対応可能な航続距離
・事業用途に最適化された積載性
・パワフルかつ静かで快適な走行性能

もし、あなたがガソリン車と比較してこれからの時代に求められる軽貨物運送の新しいカタチに関心をお持ちでしたら、ぜひASFについて詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
ASFの詳しい情報やあなたの事業にどのように貢献できるかについては以下のページをご覧ください。