車の購入を検討している時、同じ車種でも発売時期や価格に大きな差があることに気づいた経験はないでしょうか?
多くの車には車種のほかに型式、グレードと呼ばれる設定が存在し、その設定によって内装や各種機能、販売価格が異なるのです。
この記事ではそんな型式やグレードについて解説します。車の理解を深めることによってより自分の目的に合った車選びができるようになります。
そもそも型式、グレードって?
【ホンダ N-BOX カスタム ベースグレード 6BA-JF5】
車における型式、グレードはそれぞれ発売年式がわかる型番と車の等級を表しています。
上の画像の「ホンダ N-BOX カスタム ベースグレード 6BA-JF5」でいうとホンダがメーカー名、N-BOXが車種名、カスタム ベースグレードがグレード、6BA-JF5が型式となります
年式やグレード(等級)と言われても車に馴染みのない方にはピンと来ないかもしれません。
そこで身近なものに例えてそれぞれ解説していきます。
スマホで例えると分かりやすい
皆さんが普段使用するスマートフォンにも車における型式、グレードと似たようなものが存在します。
例えば有名なApple製品のiPhoneには13、14、15といったナンバリングのほかにSEのような番外機種が存在し、iPhone15 PlusやiPhone15 Pro、iPhone15 Pro Maxといったように細かく機種が分かれています。
Apple iPhone 15 ProはAppleがメーカー名、iPhone15が機種名、Proが車でいうところのグレードになりますね。あまり聞き馴染みはないかもしれませんがiPhoneにも型式が存在し、iPhone 15 proの場合はA3101という型式が設定されています。
お気づきかもしれませんが、型式は機種名やグレードを意味した記号なのです。
つまり車を購入する上での型式は「○○という車種の◇◇年に発売された△△というグレードにする」と決めて初めて分かることなので、型式のことは一旦忘れてまずは車種とグレードを決めることが重要です。
グレードの違いと名前の意味
車におけるグレードとは同じ車種の中での等級を表す記号です。
「C」「S」「X」といったアルファベットで表されることもあれば、「○○エディション」「○○パッケージ」といった名前が付けられていることもあります。
ほとんどの車種は2~4種類ほどのグレードが存在し、それぞれ価格や性能、デザインに違いがあります。
iPhoneが通常モデルとProモデルでバッテリーの持ちやカメラの性能が違うのと同じですね。
また、等級というからには高さが存在し、その等級が高ければ高いほど車のオプションが豪華になり、当然値段も高くなっていくのです。
グレードの意味
グレードの意味はメーカーによって異なる場合が多いですが、その意味を知ることでその車の強みや特徴が分かります。
ここではリバティが多く取り扱っている車たちのグレードを一部ご紹介します。
グレードの名前 | グレードの意味 |
C | 快適や心地よさを意味するコンフォートの意味。 値段の安さが特徴としている。 |
G | 一般的を意味するジェネラルの意味。 標準~上位のグレード。 |
L | 豪華さを意味するラグジュアリーの意味。 車の外装や内装に力を入れたグレード。 |
S | スタンダードというコストパフォーマンスに優れた標準モデルの意味で使われることもあれば、スポーツという走行性能を意識したモデルという意味で使われることがある。 |
X | 最先端機能を搭載しているという意味で使われることもあれば、逆にトヨタでは下位のグレードとして表記されることがある。 |
Z | アルファベットの最後の記号であることから、それ以上ない充実した性能という意味で表記される。最高級のグレード。 |
○○パッケージ ○○エディション | ○○の部分に入る単語を強調しておりリミテッドエディション等、限定車や特別仕様車の際に使われることもある。 |
ここで紹介したのはほんの一部ですが、メーカーによって意味が異なってくることがあります。
基本的にはアルファベットが後のほうになると上位のグレードであることが多いようです。
気に入ったメーカーの車種がある場合はそのメーカーのグレードの意味を調べることが重要ですね。
型式が分かると年式が分かる!
車を購入するときに型式はあまり重要ではないかもしれませんが、型式が分かれば車種やいつ発売されたモデルなのかを特定することができます。
先ほど例に挙げたホンダ N-BOXは2011年に初代が発売されてから2017年に2代目、2023年に3代目と発売されており、一口にホンダ N-BOXと言ってもたくさん種類が存在します。
世代によって外見が大きく変わっているものもあれば、外見はほとんど変わらず内部の性能が向上しているものなど様々ですが、車に詳しくないと外見で判別することは難しいでしょう。
型式を知ることでその車種の年式(いつ発売されたモデルか)を知ることができるのです。
また、もし自分の所有している車がいつ発売されたモデルなのかを知りたい場合は型式を見ればインターネットで調べることができます。
車両型式の確認の仕方
車両型式は車検証を見ることで確認することができますが、実はそれ以外の方法で確認することもできます。
それはコーションプレートと呼ばれる車両情報が記載されたプレートを確認するという方法です。
このコーションプレートを確認すれば車両型式だけでなく、車両の外装や内装のカラー、エンジン型式、そして車両のシリアル番号である車台番号様々な情報を見ることができるのです。
コーションプレートは大抵の場合エンジンルームの中やドアの縁といった見えにくい場所にあります。
また、この車台番号は車両一つ一つに割り振られるものなので、各種メーカーの公式サイトで車台番号を入力するとその車のグレードを知ることができます。
自分の所有している車の情報が知りたいときは車検証だけでなく、このコーションプレートを確認してみてください。
中古車ならハイグレード車種が安く買える!
ここまでのことから自分の目的に合った車を購入するために知っておきたいことはグレードと年式だと分かりました。
同じ車種でも高いグレードや新しい年式であればある程、当然値段も高くなってしまいます。
しかし中古車であれば通常より安く、メーカーオプション搭載車や上位のグレードの車両を購入することができます。
そのような車をお探しの方は是非当社取り扱い中古車をご覧ください。
まとめ
グレードや型式によって同じ車種でも金額や性能が大きく変わります。
もちろん高いグレードであればその分様々な強みを持っています。
しかし内装が豪華になったり、走行性能が上がったからといって自分の目的に合っているかどうかはまた別の話です。
リバティではグループ総在庫約5000台の中古車を取り扱っており、経験豊富なスタッフがお客様の希望に沿った最適な車両をご提案させていただきます。
アフターサポートまでしっかりご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。