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最近中古車が高いのはなぜ?業界の仕組みからわかりやすく解説

投稿日 2026.4.13
2026.4.13
libertynet

「最近中古車高くない?」

車を探しているお客様から、よくこの質問をいただきます。

以前は
「5年落ちくらいならかなり安くなる」
というイメージを持っている方も多いと思います。

しかし最近は、年式が経っていても思ったほど値段が下がらない車も増えてきました。

ではなぜ中古車は高くなっているのでしょうか。
今回は中古車業界の仕組みも含めて、わかりやすく解説します。

目次はコチラ

中古車価格はAA(オートオークション)で決まる

まず知っておきたいのが、中古車の価格の仕組みです。

中古車の多くは、業者専用のオークションで売買されています。
このオークションは一般の方は参加できず、
中古車販売店や輸出業者などが利用しています。

この業者専用オークションは
オートオークション(AA)と呼ばれています。

全国の中古車販売店は

オートオークションで車を仕入れる

店舗で販売する

下取り車をオートオークションで売却する

という流れで車を取り扱っています。

つまり中古車の販売価格は、
このAAの相場がベースになっています。

オートオークションの相場が上がれば中古車価格も上がり、
オートオークションの相場が下がれば中古車価格も下がるという仕組みです。

そして現在、このオークション相場が
以前より高い状態が続いていると言われています。

海外輸出の需要が強い

バングラデシュの輸送船

中古車相場が上がっている大きな理由の一つが
海外輸出の需要です。

日本車は世界的に評価が高く、
多くの国で人気があります。

理由としてよく挙げられるのが

壊れにくい
品質が高い
長く乗れる
整備しやすい

といった点です。

そのため日本の中古車は

アフリカ
中東
東南アジア
南アジア

など、世界中の国へ輸出されています。

実際に中古車オークションには
海外向けに車を仕入れる輸出業者も参加しています。

つまりオークションでは

国内の中古車販売店+海外輸出業者

が同じ車を競り合うことになります。

当然ながら買い手が増えれば
競り合いになりやすく、相場も上がります。

この海外需要の強さが
現在の中古車相場の高さにつながっていると言われています。

円安による輸出需要の増加

もう一つ、中古車相場に影響している要因として
円安の影響も挙げられます。

円安とは、簡単に言うと
円の価値が海外の通貨に対して安くなることです。

例えば海外の輸入業者から見ると、
同じ日本車でも円安になると

「以前より安く仕入れられる」

という状況になります。

そのため海外の輸出業者にとっては
日本の中古車が買いやすくなり、
オークションでの仕入れが活発になります。

中古車オークションでは

国内の販売店
海外向けの輸出業者

が同じ車を競り合う仕組みになっているため、
海外からの需要が強くなると
オークション相場自体が上がりやすくなります。

実際に中古車業界でも
円安の影響で輸出需要が強くなり、
オークション相場が高くなっていると言われることがあります。

このように

海外需要
円安による輸出増加

といった要因も、
最近中古車が高い理由の一つと考えられています。

新車価格が上がり中古車需要が増えている

USSのHA35アルト

もう一つの理由として挙げられるのが
新車価格の上昇です。

最近の車は安全装備が充実し、
以前より装備が増えています。

例えば

・衝突被害軽減ブレーキ
レーンキープ支援
・アダプティブクルーズコントロール
大画面ナビ

など、便利で安全な装備が増えています。

その一方で

原材料価格の上昇
装備の増加

などの影響で、新車の価格も上がっています。

以前は200万円前後で買えた車でも
現在はそれ以上の価格になるケースも少なくありません。

そのため

「新車は高いから中古車にしよう」

と考える方も増えています。

中古車の需要が増えれば
当然ながら中古車価格にも影響が出ます。

こうした背景も
中古車相場が高くなっている理由の一つと考えられています。

5年落ちでも値段が下がりにくい車の例

最近は車種によって
年式が経っても価格が落ちにくいケースがあります。

その一例としてよく挙げられるのが
コンパクトカーです。

コンパクトカーは

燃費が良い
取り回しがしやすい
維持費が安い

といった理由から、
個人ユーザーだけでなく法人にも人気があります。

さらにレンタカーや営業車、代車など
業務用として使われるケースも多い車種です。

こうした需要の広さもあり、
コンパクトカーは中古車市場でも安定した人気があります。

ヤリスが高値になりやすい理由

具体的な例としてよく挙げられるのが
トヨタのヤリスです。

特に1.0Lエンジンのグレードは
リース車やレンタカーとして使われることも多く、
中古車市場でも流通台数が多い車です。

こうした車は

レンタカー
法人営業車
代車
初心者向けの車

など、幅広い用途があります。

そのため中古車オークションでも
一定の需要があり、相場が安定しやすいと言われています。

またコンパクトカーは
維持費が安く扱いやすいことから
初めて車を買う方にも人気があります。

このように、国内需要が安定していることが価格が落ちにくい理由の一つです。

小排気量車は海外でも需要がある

パキスタンのスストの町並み

さらに小排気量車には
海外市場での需要もあります。

例えばバングラデシュなど一部の国では、
排気量によって車の輸入税が大きく変わる仕組みがあります。

そのため

・1000cc
・1300cc
・1500cc

といった小排気量の車が選ばれやすい傾向があります。

日本のコンパクトカーは

・燃費が良い
・壊れにくい
・価格が比較的安い

といった理由から、
こうした国でも人気があります。

こうした海外需要があることで
日本国内の中古車オークションでも
近年は特に小排気量車の相場が下がりにくいと言われています。

国内需要と海外需要の両方がある車は強い

中古車相場を見ると、
特に値段が落ちにくい車には共通点があります。

それは

国内需要と海外需要の両方があることです。

例えば

コンパクトカー
ランドクルーザーなどのクロスカントリー系
ハイエースなどの商用車

などは国内でも人気があり、
海外輸出でも需要があります。

こうした車は
オークションでも買い手が多くなりやすく、
相場が下がりにくい傾向があります。

逆に言えば

需要が少ない車種は
年式が経つと価格が下がりやすい傾向があります。

中古車の価格は
年式だけで決まるわけではなく、

人気
需要
流通台数

など、さまざまな要素が影響しています。

中古車はこれから安くなるか?

よく聞かれる質問が
中古車はこれから安くなるのか?
というものです。

結論から言うと、
選ぶ車種や世界の情勢によって変わるため、
一概には言えないというのが実際のところです。

中古車の価格は

国内の需要
海外輸出の状況
為替(円安・円高)
新車の供給状況

など、さまざまな要因によって変わります。

そのため中古車相場の動きを正確に予測するのは、プロでも難しいと言われています。

すべての車が一斉に安くなるというよりも、
車種によって価格の動きが変わるケースが多いと考えられています。

まとめ

最近中古車が高い理由は
主に次のような要因があります。

・中古車オークションの相場上昇
・海外輸出の需要
・円安による輸出需要の増加
・新車価格の上昇
・中古車需要の増加

特に海外輸出の需要は年々強くなっており、
国内だけでなく世界中の市場が中古車価格に影響しています。

またコンパクトカーや商用車のように

国内需要+海外需要の両方がある車は
年式が経っても価格が落ちにくいケースがあります。

「もう年式が古いから値段はつかないかな」

と思っている車でも、
車種によっては思ったより値段がつくこともあります。

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