クルマのバッテリー上がりは救助要請が最も多い車のトラブルといわれています。
クルマのバッテリーがあがってしまったら、エンジンが始動せず立ち往生してしまいます。
これは誰もが起こりうるトラブルなので、もしもバッテリーが上がった時にどう対処するか知っておく事が大切です。
バッテリーあがりの原因とバッテリーあがりを避けるための予防策、バッテリーが弱っている症状、バッテリーがあがってしまった時の対処法をご紹介します。
『バッテリーがあがる』ってどんな状況?
車のバッテリーがあがるというのは、バッテリーが放電しきってしまいエンジンをかけるための電力が不足する状況をいいます。
エンジンを始動するためにはバッテリーが必要なので、バッテリーがあがるとエンジンがかからなくなります。また、バッテリーの電力を使って作動するメーターや灯火類も暗くなります。
バッテリーを使いすぎたり、バッテリーが劣化してエンジンをかける電力が残っていない状態が『バッテリーがあがる』と言います。
バッテリーあがりの原因は?
バッテリーは充電と放電を繰り返しますが、経年劣化で容量が低下します。
バッテリーの寿命は車の使い方によって異なりますが3年から5年と言われています。
特に普段あまり車に乗らない、ヘッドライトを使う夜間走行が多い、買い物や子どもの送迎などの”ちょい乗り”が多い場合はバッテリーの寿命が短くなる傾向にあります。
バッテリー上がりの主な原因をご紹介します。
・ライトや電装品の消し忘れ
ヘッドライトや室内灯、カーナビなどの電装品を消し忘れて駐車してしまうとバッテリーが過度に消耗してしまいエンジンがかからなくなります。
・長時間運転しない
車はエンジンをかけるだけでバッテリーを充電しますが、数週間以上エンジンをかけないとバッテリーが自然放電し次回使用時にエンジンがかからないことがあります。
・寒冷地での使用
気温が低い場所ではバッテリーの性能が低下しやすく冬場は特にバッテリー上がりが発生しやすいです。冬場は注意が必要です。
・バッテリーの寿命
バッテリーは通常3~5年で寿命を迎えます。寿命が近づくと性能が低下しやすく突然バッテリーが上がってしまうことがあります。
・短距離走行の繰り返し
頻繁に短距離を運転する場合、バッテリーが十分に充電できず、バッテリーがあがってしまうことがあります。
バッテリーあがりを防ぐ予防策
バッテリーあがりを未然に防ぐために日常的に注意しておくポイントをご紹介します。
以下のポイントに注意してトラブルを未然に防ぎましょう。
・定期的な走行
車を長時間使わない場合でも週1回程度はエンジンをかけて15分~30分程度走行しバッテリーを充電することが重要です。これにより自然放電を防ぎバッテリーの寿命を延ばすことができます。
・電装品のチェック
駐車する際はライトや電装品が完全にオフになっていることを確認しましょう。
特にハザードランプ、室内灯は消し忘れが多いのでしっかりチェックしましょう。
・バッテリーの定期点検
バッテリーの端子にサビや腐食がないか確認し必要に応じて清掃しましょう。
定期点検も忘れずに行いバッテリーの状態をチェックしておくことが大切です。
バッテリーが弱っている症状
車のバッテリーは消耗品なのでバッテリーが弱ってくるといくつかのサインが現れます。
これらのサインを見逃さず適切なメンテナンスを行うことでバッテリーあがりを未然に防ぎましょう。
・エンジンの始動が遅い
エンジンをかけようとした時にいつもより時間がかかったり、音が弱々しく感じたらバッテリーが弱っている場合があります。
・ライトが暗くなる
ヘッドライトや車内灯が通常よりも暗く感じる場合バッテリーの出力が低下している可能性があります。バッテリーが十分に充電されてないと電装品に供給される電力が少なくなりライトの明るさが低下します。
・電装品の動作不良
バッテリーが弱ってくるとカーナビやパワーウィンドウ、オーディオなどの電装品の動作が不安定になることがあります。
電力不足によりこれらの機器が正常に動作しない場合はバッテリーが原因の可能性があります。
・バッテリー警告灯が点灯
車のダッシュボードにあるバッテリー警告灯が点灯した場合、バッテリーや発電機に異常があることを示しています。この警告灯はバッテリーの電圧が低下している場合や充電不良の際に点灯するため早急な対応が必要です。
バッテリーがあがった時の対処法
車のバッテリーがあがった時は落ち着いて対応できるよう、対処法をご紹介します。
・ジャンプスタート
ジャンプスタートとは他のバッテリーを使って車を一時的に始動させる方法です。
【必要なもの】・ジャンプケーブル ・助けてくれる別の車
①車同士を接続 自分の車ともう一台の車のバッテリーをケーブルで接続します。
赤いケーブルを両方のバッテリーのプラス端子に接続
黒いケーブルを助けてくれる車のマイナス端子、もしくはエンジンの金属部分に接続
②エンジンを始動 助けてくれる車のエンジンをかけて数分待ち、自分の車のエンジンをかけます。
エンジンがかかったらケーブルを外します。ケーブルを外すときは接続した時と逆の順序で外します。
先に黒いケーブルを外し、その後に赤いケーブルを外します。
③ケーブルを外したあと 数分間アイドリングを続けるかそのまましばらく走行してバッテリーを充電しましょう。
・ポータブルジャンプスターター
ポータブルジャンプスターターはモバイルバッテリーなのでこれがあれば他の車の助けを借りずにバッテリーを復活させられます。
基本的にはジャンプスタートと同じ手順です。
もしもの時に役に立つので持っておくと安心です。
・ロードサービスを呼ぶ
ジャンプスタートができない場合やケーブルを持っていない場合はロードサービスを利用するのが最も安全です。特に夜間や寒冷地では無理に作業せずプロに任せましょう。
自動車保険にはロードサービスがセットで付いていることが一般的ですが、保険会社によっては条件がついている場合あるのでロードサービスの付帯条件を確認しておきましょう。
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まとめ
バッテリーがあがることは、いつでも誰にでも起こり得るトラブルです。
定期的なメンテナンスや簡単な心がけでバッテリーあがりを予防することができます。
この記事を参考にクルマのバッテリーあがりを未然に防ぎ、もしもの時にも落ち着いて対処できるように準備しましょう。