スタッフブログ

中古車の耐用年数の計算方法は?新車との違いや減価償却についても解説

投稿日 2025.9.22
2025.9.22
libertynet

ミニカーと電卓や虫眼鏡
中古車の耐用年数について確認しよう

事業で使う車を購入する際、「耐用年数」という言葉を耳にすることがあります。これは会計処理において非常に重要な意味を持つ言葉ですが、具体的にどのようなものなのか、どのように計算すればよいのかなど、疑問をお持ちの方がいるかもしれません。

そこでこの記事では、耐用年数の基本から中古車の計算方法、そして購入時のメリットについて紹介します。耐用年数への理解を深めて、自分にぴったり合う車探しを目指しましょう。

目次はコチラ

■POINT

・耐用年数は、減価償却資産がその役割を果たすと期待できる期間のことを指す。

・中古車の耐用年数の求め方は、法定耐用年数の経過状況によって異なる。

・4年落ちの中古車は、税金や会計処理の面でメリットを得やすいと言われる傾向がある。

「耐用年数」って何?

耐用年数を記載する書類
耐用年数は減価償却資産として扱われる固定資産を使用できる期間のことを指します

事業用の車を購入するときには、会計処理に備えておくことが大切です。まずは、「耐用年数」とはどのようなものなのかについて見ていきましょう。この言葉は、製品が使用できる期間を指す耐久年数とは異なる意味を持ちます。

耐用年数とは

車などの固定資産は、時間の経過とともに価値が減っていくのが一般的です。このように、使っていくうちに価値が減る資産を「減価償却資産」と呼びます。

耐用年数とは、この減価償却資産が、その役割を果たすと期待できる期間のことです。耐用年数は会計処理を行う上で重要な考え方で、「減価償却資産がどのくらいの期間使えるか」を示すものです。

新車と中古車の耐用年数の違い

新車と中古車では、耐用年数の考え方に大きな違いがあります。新車の場合は法定耐用年数表に定められた年数をそのまま適用するため、一般的な構造の軽自動車なら4年、普通車なら6年が目安です。

一方、中古車は既に一定期間使用された資産であるため、残りの使用可能期間を適切に見積もる必要があります。中古車は新車より短い耐用年数になるのが一般的です。

中古車の耐用年数は、原則としてその資産を「その事業の用に供した時以後の使用可能期間」で見積もります。しかし、使用可能期間の見積もりが難しい場合は簡便法を用いることが可能です。

中古車の耐用年数を計算してみよう

クエスチョンマークが書かれた積み木と電卓と赤い車のオブジェ
中古車の耐用年数は計算式で求められます

それでは、中古車の耐用年数の計算方法について見ていきましょう。簡便法の計算式はいくつかありますが、正しい式であれば求められる数値はどれも同じです。

耐用年数の計算式

簡便法による耐用年数の計算には、主に2つのケースがあります。購入する中古車の年式が当てはまる算定方法を用いることが必要です。

まず、法定耐用年数を全て経過した中古車の場合は、法定耐用年数の20%に相当する年数が新たな耐用年数となります。次に、法定耐用年数の一部を経過した中古車の場合は、「法定耐用年数から経過年数を引いた年数」に「経過年数の20%」を加えた年数が新たな耐用年数です。

計算例として、法定耐用年数が6年の自動車で、すでに3年経過している中古車を購入した場合、計算式は「6年-3年+3年×20%=3.6年」となります。この結果が3.6年となりますが、端数は切り捨てて3年の扱いです。また、計算結果が2年未満の場合は2年として扱う決まりになっています。

中古車の耐用年数の一覧

ここでは、一般的な構造の軽自動車と普通自動車の中古車を購入した場合の耐用年数を表にまとめました。なお、新車の50%以上の金額で購入した場合、軽自動車は4年、普通自動車は6年となります。

新規登録後の経過年数軽自動車の耐用年数普通自動車の耐用年数
1年3年5年
2年2年4年
3年2年3年
4年2年2年
5年2年2年

減価償却を意識した中古車の耐用年数の考え方

減価償却と書かれた積み木と電卓やスマホなどの雑貨
減価償却を意識した中古車の耐用年数の考え方を見てみよう

事業用の車を購入するときは、耐用年数に応じて減価償却を行います。ここでは、減価償却とは何か、中古車は新車よりも早く経費処理できると言われる理由について紹介します。

減価償却とは

減価償却とは、資産価値が時間の経過とともに低下していくという考え方に基づき、取得費用を耐用年数に応じて分散させて費用計上する会計処理方法です。これは「費用収益対応の原則」というルールに則っており、収益に対応する費用を適切に計上するために行われます。

中古車を事業用に購入した場合、一度に全額を経費として計上するのではなく、使用可能な期間にわたって費用を分散させることで、経営状況をより正確に把握できるようになります。

中古車は新車よりも早く経費処理できる

中古車は新車に比べて法定耐用年数が短くなる傾向があるため、その分、短期間で車両購入費を全額経費として計上できます。これにより、購入した年の利益を圧縮し、結果として支払う税金を抑えることにつながるからです。

特に4年落ちの中古車(普通自動車)は、耐用年数が2年になることや1年で全額経費計上も可能なことから税金や会計処理の面で大きなメリットがあります。

新車や中古車の購入はリバティへお任せ

イオンモール橿原West Village店
リバティで用途に適した車を探してみよう

車の購入先をお探しの方は、ぜひリバティへご相談ください。リバティでは店舗へ足をお運びいただく他、公式サイト上の掲載情報からも在庫車の確認が可能です。ここでは、リバティで車を購入するメリットを紹介します。

新車・登録(届出)済未使用車・中古車から選べる

リバティでは、お客さまのニーズや予算に合わせて、新車・登録(届出)済未使用車・中古車と幅広い選択肢をご用意しています。軽自動車からミニバン、SUVまで全車種を取り扱う自動車の大型専門店として、各メーカーの人気車種を多数取りそろえているのが特徴です。

また、月に300台以上を販売する大型店舗だからこそ実現できる薄利多売方式により、品質の良い車両を低価格でご提供しています。ぜひグループ総在庫6,000台を誇るリバティで、理想の一台をお探しください。

購入後の車検や修理にも対応

リバティは購入後のサポート体制も万全です。車検や整備、鈑金修理、自動車保険など、車のことはお気軽にご相談ください。

リバティの車検は国土交通省指定の自社工場を完備し、国家資格を持つ整備士による丁寧な車検整備を提供しています。土日も営業しているため、お客さまのスケジュールに合わせて予約が可能です。

キズやへこみなどの鈑金修理の際は、お見積もりや代車を無料でご用意しています。大手損害保険会社の指定修理工場なので、お気軽にお任せください。自動車保険についても4社の代理店を行っており、最適なプランのご提案やご契約後の事故対応を行っています。このようにアフターサポート体制が整っているため、購入後のカーライフのお困りごともお任せください。

まとめ

時計とミニカーを持つスーツ姿の人
新車と中古車を選択する際は耐用年数も考慮することが大切です

事業用の車選びにおいて、「耐用年数」の理解は非常に重要です。これは製品の耐久性ではなく、会計上の減価償却資産として費用計上できる期間を指します。特に中古車は、新車よりも耐用年数が短く設定される傾向があるため、より早く経費処理を完了できることで税務上のメリットを実感できる可能性があるでしょう。

リバティではお客さまの多様なニーズに応えるため、豊富な在庫から低価格でご提供できる環境をご用意しています。事業用の車購入は、ぜひリバティにご相談ください。