コンパクトカーは手頃な価格と燃費の良さから人気の車種ですが、購入後にかかる維持費はどのくらいなのでしょうか。税金や保険料、燃料代など、意外と見落としがちな出費が積み重なると、想定以上に負担になることがあるかもしれません。
そこでこの記事は、コンパクトカーにかかる維持費の内訳を詳しく解説します。小さなボディサイズという特徴を持つ軽自動車との比較を交えながら、賢く維持費を節約するコツについても紹介しますので、自分にぴったりの車を選びましょう。
①コンパクトカーの維持費の内訳【固定でかかる費用】
②コンパクトカーの維持費の内訳【必要に応じてかかる費用】
③コンパクトカーと軽自動車の維持費を比較
④コンパクトカーの維持費を抑えるコツ
⑤リバティで維持費が安いコンパクトカーを探してみよう
⑥まとめ
コンパクトカーの維持費の内訳【固定でかかる費用】
コンパクトカーを所有する上で、維持費の内訳を把握しておくことは重要です。ここでは、コンパクトカーの維持費に欠かせない3つの項目として、自動車税種別割などの税金、自動車保険料、そして車検費用を取り上げます。それぞれの概要を理解することで、コンパクトカーの維持費の全体像が見えてくるでしょう。
自動車税種別割などの税金
コンパクトカーを所有する上で避けて通れないのが、自動車税種別割などの税金です。自動車税種別割は、排気量に応じて課税される税金で、1,000cc以下のコンパクトカーの場合、年間で2万5,000円ほど(令和元年10月1日以後初回新規登録の場合)かかります。
一方、1,000ccを超えるコンパクトカーだと、同条件の排気量1,500ccクラスで年間3万500円ほどの税負担となるのです。
これに加えて、車の重量に応じて課税される自動車重量税も忘れてはいけません。コンパクトカーの場合、おおむね24,600円ほど(新規登録時の3年自家用の場合)が徴収されます。
自動車保険料
自動車保険料も、コンパクトカーの維持費を考える上で見逃せない存在です。強制保険の自賠責保険は、全ての車が加入するように法律で義務づけられています。2024年8月時点の自家用乗用自動車の自賠責保険料は、37か月で2万4,190円です。
これに加えて、自賠責保険の補償内容では不足してしまう部分を補うために、任意保険の加入を検討することになります。任意保険は加入するプランやドライバーの年齢、保険の等級などによって異なるでしょう。
車検費用
車で公道を走るためには、車検を受ける必要があります。車検費用には法定費用と車検基本料金があり、法定費用は法律で定められているため車の種類によって一律の料金が発生します。法定費用の内訳は自賠責保険料と自動車重量税、そして印紙代です。
車検基本料金は依頼する車検業者によって異なり、点検の費用や代行手数料などが主な内訳です。これらは依頼する業者によって異なりますが、3万円前後が目安と言われています。加えて車検を通すために必要な修理などがあれば、整備費用も発生するでしょう。
コンパクトカーの維持費の内訳【必要に応じてかかる費用】
コンパクトカーの維持費には、固定でかかる費用の他に、状況によって必要となる費用があります。維持費を正確に把握するためには、ガソリン代や駐車場代、整備費用や有料道路の利用料など、必要に応じてかかる費用を考慮することが大切です。以下では、それぞれの費用項目について詳しく解説します。
ガソリンなどの燃料代
コンパクトカーの維持費を考える上で、ガソリン代は見逃せない要素のひとつです。燃費が良ければ一度の給油で走れる距離が増えるため、月々の燃料代が安くなります。また、燃料の種類によってもコストが変化するでしょう。
2024年8月時点のガソリン価格の平均を見ると、レギュラーが168.7円、ハイオクが179.1円となっています。どのくらい乗るのかによっても燃料代は変化するため、利用目的から想像できるおおよそのコストを把握しておくと良いでしょう。
駐車場代
車を所有すると、駐車場を借りることがあります。外出時はその都度駐車場を借りるケースがありますが、自宅に駐車スペースがない人は月極駐車場を借りる必要があるでしょう。
その料金は地域によって大きく異なり、地方なら月数千円で済むこともありますが、都心部だと3万円以上かかることもあります。仮に月1万円の駐車場を借りるとすると、年間で12万円ものコストになるため、事前に利用する駐車場を確認しておくと良いでしょう。
整備費用や修理費用
予期せぬタイミングで発生する修理費用や、定期的にかかる整備費用など、コンパクトカーの維持費を考える上でメンテナンス費用は含めておきたい要素です。2,000円~1万円ほどで行うエンジンオイル交換をはじめ、タイヤやワイパー、バッテリーなどのように整備が必要なパーツは複数あります。
また、突発的な故障の修理となると、部品代や工賃で高額になることもあるでしょう。そのときになってお金の用意に困らないよう、予算にゆとりを持っておきたいところです。
有料道路の利用料
有料道路の利用料金も、コンパクトカーの維持費を考える上で見逃せないポイントです。高速道路などを利用する機会が多いなら、その分コストも増えるでしょう。料金は利用するエリアによって異なります。
利用前に割引料金が適用されるタイミングや利用料を確認し、賢く利用して維持費の節約につなげましょう。
コンパクトカーと軽自動車の維持費を比較
コンパクトカーの維持費にはさまざまな項目がありましたが、軽自動車と比較するとどちらが安いのでしょうか。ここでは、どちらの車種が税金面で優れているのか、そして燃料代はどちらが経済的かを紹介します。
税金の差はどのくらい?
コンパクトカーと軽自動車の税金の差は、どのくらいあるのでしょうか。自動車税種別割を比較してみると、軽自動車は新税率が一律1万800円なのに対し、コンパクトカーは令和元年10月1日以後初回新規登録の排気量1,000ccまでで25,000円と、約15,000円の開きがあります。
自動車重量税は軽自動車の場合、軽減なしで9,900円、コンパクトカーは車両重量が0.5t以下の軽減なしで1万2,000円、1t以下の軽減なしで2万4,600円です。そのため、選ぶ車種によっては数千円の差となります。
燃料代は軽自動車が安い?
燃料代は、コンパクトカーと軽自動車のどちらが安いのでしょうか。以前は軽自動車と普通車を比べると、エンジンが小さな軽自動車のほうが低燃費な傾向がありました。
しかし近年はハイブリッド車が普及したこともあり、低燃費なコンパクトカーも数多く登場しています。このような燃費性能に優れたコンパクトカーを選ぶと、軽自動車に比べて燃料代が安く抑えられる場合もあります。
コンパクトカーの維持費を抑えるコツ
なるべく安い維持費でコンパクトカーに乗りたいときは、どのような点を意識すると良いのでしょうか。コンパクトカーの維持費を抑えるためには、いくつかの工夫が必要です。ここでは、コンパクトカーの維持費を抑えるための具体的な方法について詳しく解説します。
燃費のいい車種選びとエコドライブ
燃費のいいコンパクトカーを選ぶことは、維持費を抑えるために重要です。例えば、ハイブリッド車や軽量化された車体の車種は、通常のガソリン車と比べて燃費が良くなっています。
また、アクセルの踏み方やエアコンの使い方など、運転方法を工夫することでも燃費を改善できます。急発進や急ブレーキを控え、エアコンの設定温度を適切に調整するなど、少しの心がけで燃料代を節約しましょう。
定期的なメンテナンスで故障を防ぐ
コンパクトカーの維持費を抑えるためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。メンテナンスにはその都度費用がかかりますが、小まめな点検と整備によって、高額な修理を避けられる可能性が高くなります。
例えばブレーキパッドやタイヤの摩耗を小まめにチェックし、必要に応じて交換することで、燃費の悪化や重大な故障を未然に防ぐことも可能です。
任意保険の見直しをして保険料を抑える
任意保険の保険料は、事故歴や運転者の年齢などによって決まる等級制度の影響を大きく受けます。事故を起こさずに無事故を続けると等級が上がり、保険料が安くなる仕組みです。逆に事故を起こすと等級が下がり、保険料が高くなってしまいます。
そのため、安全運転を心がけて事故を防ぐことが、保険料を抑える一番の方法と言えるでしょう。また、補償内容を見直し、必要のない特約を外すことでも保険料を下げられます。自分に合った保険内容を選び、無理のない範囲で保険料を抑えましょう。
リバティで維持費が安いコンパクトカーを探してみよう
リバティでは、コンパクトカーの維持費を抑えたいというニーズに応えるべく、低燃費で経済的な車種を数多く取りそろえています。お客さまのライフスタイルや好みに合った一台をお探しいただけるよう、豊富な在庫の用意とこだわりの安さを実現しました。
豊富な在庫から希望に合う一台が探せる
リバティは軽自動車からミニバン、SUVまで幅広い車種を取り扱う自動車の大型専門店です。関西と四国に18店舗を展開し、グループ総在庫数は約5,000台にも及びます。この豊富な在庫から、お客さま一人ひとりのライフスタイルや好みに合った一台を探せるのが強みです。
低燃費で経済的な車種を豊富にラインアップしているので、コンパクトカーの維持費を抑えたいというニーズに合う一台に出会える可能性があります。販売中の車両は公式Webサイト上で公開しているため、ぜひ一度リバティの在庫車をご覧ください。
薄利多売方式でこだわりの安さを実現
リバティは薄利多売方式を採用することで、低価格な車両販売を実現しています。これは、大量仕入れ・大量販売を行う大型店だからこそ可能な仕組みです。
さらに、業務のシステム化による効率化など、さまざまなコスト削減努力によって、こだわりの安さを実現しました。登録(届出)済未使用車も取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
コンパクトカーの維持費には固定費用から必要に応じてかかる費用まで、さまざまな項目があります。選ぶ車種や乗り方によって維持費は異なるため、自分の状況に当てはめてどのくらいのコストが発生するのかを確認してみましょう。
維持費の安いコンパクトカーをお探しの際は、ぜひリバティへご相談ください。公式Webサイト上で閲覧が可能なため、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。