車のローンを組んだものの、生活環境の変化や新しい車への憧れから、返済期間中でも可能なら買い替えたいと考えている方もいるのではないでしょうか。車はローンが残っていても売却できるケースがあるため、状況によっては買い替えも可能です。
そこでこの記事では、ローンが残っている車を買い替えるときの考え方や売却の流れを紹介します。自分の状況に当てはめながら、買い替えするかを検討してみましょう。
①ローンが残っていても車の買い替えはできる
②どのような場合にローンが残っている車の買い替えが必要?
③ローンが残っている車を買い替えるときの選択肢
④ローンが残っている車を買い替えるときの流れ
⑤ローンが残っている車を買い替えるときに意識したいこと
⑥ローンが残っている車を買い替えるときはリバティに相談しよう
⑦まとめ
ローンが残っていても車の買い替えはできる
ローンが残っている車でも買い替えは可能ですが、売却時に必要となる対応は状況によって異なります。ここでは、ローンが残っている車を買い替える際の状況として、車の所有者が自分であるケースと、他人名義であるケースについて見ていきましょう。
車の所有者が自分なら売れる
車を売却する際に重要なのは、自分が車の所有者であることです。車検証の所有者欄を確認し、自分の名前が記載されていれば売却できる可能性があります。これは売却手続きを進める際に、車の所有者である必要があるためです。
加えて、ローンを組んだときの自動車売買契約書に「所有権の留保」と記載されていないかを確認しましょう。記載されている場合は車がローンの担保となっているため、売却するには契約先との相談が必要になります。
他人名義の車は名義変更が必要になる
車検証に記載の所有者欄がローン会社名義になっている場合は、売却前に名義変更が必要になります。ローン会社名義になっている場合、残債を完済して自分名義に変更する必要があります。
完済後はローン会社から「完済証明書」を取得し、陸運局で名義変更手続きを行いましょう。名義変更後は自分が所有者になるため、売却手続きを進めることが可能です。
どのような場合にローンが残っている車の買い替えが必要?
ローンが残っている車でも、状況によっては買い替えが必要になることがあります。車を買い替えたいと思うときには、さまざまなケースが考えられるでしょう。ここでは、車の買い替えを検討すべき代表的な2つのケースについて紹介します。
生活環境が変わったとき
生活環境の変化は、車を乗り換えるタイミングのひとつとして挙げられる要素です。ローンが残っていても環境が変わることでその車を使う機会が減ったり、車が適さなくなったりすることがあるでしょう。
例えば、家族が増えて広い車が必要になったり、転勤で長距離通勤が始まったりした場合のようなケースです。乗車人数が少ない車や燃費が悪い車に乗っていた場合は、状況に適さないと感じられる可能性があります。
このようなときは車を買い替えることで、利便性の向上や維持費の削減が見込めるでしょう。
車の価値が大きく下がってしまうとき
車の中古車相場は需要と供給の影響を受けるため、突然車の価値が大きく下がることがあります。事前に価値の低下が予想できるときは、ローンが残っていても高く売れるうちに買い替えたほうが賢明なことがあるでしょう。
例えば、フルモデルチェンジに伴う型落ちによって、所有している車の価値が下がってしまうケースです。また、走行距離が10万kmを超えると買取価格が大幅に下落する傾向があります。
このようなときは高値で売れるうちに手放すと、ローンの返済に充てられる売却益が増えるでしょう。
ローンが残っている車を買い替えるときの選択肢
ローンが残っている車を買い替える際には、いくつかの選択肢があります。現金でローンを完済する方法、売却益でローンを返済する方法、そして新しい車のローンに残債を上乗せする方法などの選択肢です。それぞれメリットとデメリットがあるため、自身の経済状況などに応じて最適な方法を選びましょう。
現金を用意してローンを完済する
ローンが残っている車を買い替える方法のひとつに、現金を用意してローンを完済する方法があります。この方法は、まず手持ちの資金でローンの残債を一括返済し、その後に車の名義変更を行う流れです。このような工程で、晴れて自分の所有物となった車を売却できます。
この方法のメリットは、新しい車のローンと古い車のローンを分けて考えられることです。そのため、新車購入時にローンを利用する際の審査に影響を与えるリスクも軽減できるでしょう。
売却益でローンを完済する
売却益でローンを完済する方法も選択肢のひとつです。例えば、50万円のローンが残っている場合、車を50万円以上で売却できれば、貯金を使わずにローンを完済できます。
まずは Web上に掲載されている中古車相場を調べてみたり、現在の車の価値を査定してもらったりして、売却するかどうかを検討しましょう。
残債を買い替えた車のローンに上乗せする
ローンが残っている車を買い替える際の選択肢として、残債を新しい車のローンに上乗せする方法があります。これは、現在の車のローン残高を新車購入時のローンに組み込むというものです。
例えば、50万円の残債がある車を200万円の新車に買い替える場合、250万円のローンを組むような形になります。この方法のメリットは、まとまった現金を用意する必要がないことです。デメリットはローン総額が大きくなるため、月々の返済額が増える可能性が挙げられます。
ローンが残っている車を買い替えるときの流れ
ローンが残っている車を買い替える際は、適切な手順を踏むことが大切です。所有者の確認から始まり、契約内容の確認やローン残債と査定額の比較、そして所有権の解除まで各ステップを丁寧に進めることで、スムーズな買い替えが可能になります。
ここでは、ローンが残っている車を買い替える際の具体的な流れを見ていきましょう。
車の所有者を調べる
車の買い替えを考えるときは、まず車の所有者を確認することからはじめましょう。自分名義であれば、比較的スムーズに売却できるため、売却手続きが進めやすくなります。
ローン会社名義の場合は、ローンの完済などを行って名義変更をすることになるため、事前に所有者を確認しておくことが大切です。車検証の所有者欄を見れば、自分名義か、ローン会社名義かが分かります。
車を買ったときの契約書の内容を確認する
次は車を買ったときの自動車売買契約書を確認し、ローン返済期間中の車を売却しても問題ないのかを確認しましょう。自動車売買契約書に「所有権の留保」という記載がある場合は注意が必要です。
所有権の留保はこの場合、ローンの返済を怠った場合の担保として車を扱うことを指します。そのため完済前の売却はできず、所有権留保の解除を行い、はじめて自由に売却できるようになる契約です。思わぬトラブルを避けるためにも契約内容を十分に理解し、適切な手順を踏みましょう。
ローンの残債と査定額の差額を調べる
所有権の状況を確認してどのような流れで売却できるのかが分かった後は、ローンの残債と査定額の差額を比べてみましょう。ローンの残債が売却益で賄えれば、車を手放した後に残るローンの負担が無くなります。
売却して得たお金でローンを完済できるため、ローン会社が所有権を持っている場合も比較的売却しやすいでしょう。しかし、残債が査定額を上回る場合は注意が必要です。例えば、残債が100万円で査定額が80万円の場合、20万円の不足が生じます。この差額をどのように補填するか慎重に判断しましょう。
所有権の解除をして買い替える
ローン残債と査定額の差額を確認して売却を決めたら、売却手続きを進めましょう。自分が所有権を持っている場合は通常の流れで売却できるため、必要書類をそろえて買取業者へ売却します。
所有者の名義がローン会社になっている場合は、ローンの完済などを行って所有権を解除しましょう。その後は通常の流れで売却が行えます。所有権を解除するときには手続きを行う車によって用意する書類が異なりますが、一例として次のような書類が必要になるため、事前に把握しておきましょう。
車検証 | 印鑑証明書 |
自動車税納税証明書 | 印鑑 |
ローンが残っている車を買い替えるときに意識したいこと
ローンが残っている車を買い替える際には、高価買取を目指すことで買い替え後の金銭面への負担を軽減できる可能性があります。ここでは、車の買い替え時に意識したい4つのポイントを見ていきましょう。
査定前に車をきれいにしておく
車の査定を受ける前に、掃除をしておくことをおすすめします。きれいな状態で査定を受けると査定士に好印象を与えられるため、結果的に高評価につながる可能性があるからです。
外装の洗車はもちろんですが、内装の清掃も大切です。特に気をつけたいのが、タバコやペットの臭いです。これらの臭いは査定時にマイナス評価となりやすいので、できる限り除去しておきましょう。
高価買取できる業者を選ぶ
ローン残債をなるべく売却益で賄うために、高価買取を目指したいところです。車を高く売るためには、高価買取できる業者を選びましょう。同じ車でも査定額は業者によって大きく異なるため、複数の業者に査定を依頼し、比較検討することをおすすめします。
また、売却する時期も重要です。中古車は需要と供給の変化に合わせて価格も変動するため、タイミングを見計らうことで高額査定を狙えます。
車検を受ける前に手放す
車検期間の満了日が近いときは、車検を受ける前に手放すと良いでしょう。車検費用は維持費の中でも高額な出費となり、車検の残り期間があれば査定額にもプラスの影響を与えます。
しかし車検を受ける直前と直後の査定額を比較すると、車検にかかった金額以上に査定額がプラスされることは少ない傾向です。車検が切れてしまうと車の移動にコストがかかるため、車検が切れる前に手放すことを検討しましょう。
査定前の修理は慎重に検討する
売りたい車に傷やへこみがあるときは、修理してから売った方が査定額が高くなるかもしれないと考えることがあるかもしれません。しかし査定前の修理は、慎重に検討する必要があります。
車検と同様に、修理で発生したコスト以上に査定額がプラスされる可能性は低いためです。買取業者が自社対応で修理できる場合、コストを抑えられます。収支を考えると売却前に修理を行うよりも、そのままの状態で手放したほうが良いでしょう。
ローンが残っている車を買い替えるときはリバティに相談しよう
車を買い替えるときは、なるべく高く売って安く買いたいと思うのではないでしょうか。リバティではそのような要望に応えられるよう、高価買取と販売価格の安さにこだわりを持って対応しています。
ここでは、リバティで車を買い替える魅力として、高価買取と安い販売価格を実現するための努力を紹介します。
高価買取が目指せる環境をご用意
リバティは、買取から販売までを自社対応している自動車の大型専門店です。そのため余分な中間マージンがかからず、高価買取が可能な体制となっています。また、名義変更などの手続き費用もいただいておらず、自社鈑金工場を併設しているため過剰な減額評価の心配もありません。
無料査定は対応可能な範囲で出張査定も行っており、査定だけであれば30分前後で終わります。金額算出や交渉を含めても1時間くらいで完了しますので、お気軽にご利用ください。
大型店ならではの安い販売価格を実現
リバティは、車を買い替えるときに気になる車両販売価格も安く提供しています。大型店の強みを生かして「薄利多売方式」を採用しているため、1台あたりの販売価格を安く設定しているのが特徴です。
グループ総在庫5,000台を確保し、お客さまのご要望に合う1台を提供できるよう、バリエーション豊かな車両を取りそろえています。購入後のアフターサポート体制も整っていますので、ぜひご活用ください。
まとめ
車のローンが残っていても買い替えは可能です。しかし状況によっては経済面への影響を与える可能性があるため、慎重に買い替えの必要性を考えましょう。買い替えるときは誰が所有権を持っているのかを確認し、その後の買い替えの流れを把握することが大切です。
リバティでは高価買取と販売価格の安さにこだわりを持ってご用意しています。無料査定のお申し込みや販売車両のご確認は公式Webサイト上から行えるため、お気軽にご利用ください。