
SUVといえばかっこよくて高性能。
そんなイメージが強いかと思います。中でも日産のエクストレイルは世代交代を重ねるごとに印象を大きく変えており、近年のスタイリッシュなSUVの代表格の1つとも言える車種です。
今回はそんなエクストレイルの変遷や現行モデルの性能について詳しく解説しますので、是非最後までご覧下さい。
1.日産 エクストレイルの歴史

日産『エクストレイル』、今でこそ街中を走るスタイリッシュで近未来的なデザインのSUVというイメージですが、登場時点ではオフロードを意識した性能のSUVでした。
初代エクストレイル
登場は2000年、名前の由来はBMXやスノーボードなどの危険が伴うエクストリームスポーツと足跡や険しい道といった意味を持つトレイルを組み合わせたものです。
名前の由来通りアウトドアに特化した4人乗りのSUVなので悪路走行性の高さはもちろん、
当時SUVに抱かれがちだった「価格が高い・運転しづらい・燃費が悪い」というイメージを払拭するための様々な工夫が施されていたそうです。
2代目エクストレイル
初代のコンセプトであるアウトドア路線の正統進化と言える2代目エクストレイル。
技術の発展と共に、4輪の適切なトルク配分を自動的に行う機能や急な坂道での安全性能を高めるヒルディセントコントロールなどの便利な機能が搭載されました。
中でも特徴的なのは、多少泥だらけの荷物を積んでも大丈夫な防水加工が施された車内でしょう。
シートだけでなく天井や側面にもその加工が施されており、アウトドア特化な車種であることが一目瞭然です。
3代目エクストレイル

3代目エクストレイルのコンセプトは「アウトドアスポーツを楽しむ若者をターゲットにした、進化し続ける本格SUV」だそうです。
若者をターゲット層にするということで過去のエクストレイルと比べてかなりスタイリッシュでクールな印象を受けるデザインをしています。
また、『アクティブライドコントロール』と呼ばれる、前方の地形の凹凸をスキャンしてエンジンのトルクやブレーキを自動で調節して車の揺れを最小限に抑える技術が採用された車種でもあります。
単にデザイン性の向上だけでなく、これまでで培ってきたSUVのノウハウと当時の最先端の運転アシスト技術が搭載されたSUVだったのです。
4代目エクストレイル
2026年現在、もっとも主流のエクストレイルです。
発売は2022年ですが、実は『ローグ』という名前で2020年より北米市場で先行販売されていました。
第2世代e-POWERと可変圧縮比ターボエンジンを組み合わせ、静かで力強い走りを実現しています。
4WDというと雪道や未舗装道路で効果を発揮する技術ですが、エクストレイルに搭載された『e-4ORCE』により、道路状況を問わずに最適な走りが可能になりました。
これらの技術のおかげで単なるアウトドア好きに向けたSUVではなく、普段使いの性能も重視したまさにオールラウンダーなSUVとして活躍しています。
3代目の時点ですでにかなりカッコいいと評判でしたが、4代目になりよりスタイリッシュで洗練されたデザインへと進化を遂げました。
余談ですが、実は4代目エクストレイルの原型となるモデルが世界5大モーターショーの1つであるデトロイトショーで2018年に「Xmotion」という名前で世界に向けて発表されていました。
あくまでコンセプトカーだったため現在のエクストレイルとは見た目が異なりますが、しっかりとその時の特徴を受け継いでいます。
2.4代目エクストレイルのスペック

| 全長×全幅×全高(mm) | 4,690×1,840×1,720 |
| 室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,980×1,540×1,255 |
| 重量(㎏) | 1,740~1,900(グレードによって変動) |
| 燃料タンク容量(L) | 55 |
| 燃費(Km/L) | 17.9~21.1 15.9~19.8(e-4ORCE) ※WLTCモード ※道路の状態によって変化します |
| 総排気量(cc) | 1,497 |
3.エクストレイルの魅力とは?

アウトドアSUVといえばエクストレイルというイメージが強い人もいるでしょう。
名前の由来からも分かる通り、初代が登場したその時からエクストレイルはアウトドアでの性能に特化したSUVです。
ここではそんなエクストレイルが愛される理由であるアウトドア性能の高さについて解説していきます。
アウトドアに特化した積載性能
2列シートのエクストレイルの積載量はVDA方式(ドイツ自動車工業会が定めた積載量の測り方)で575LとSUVの中では大容量です。
キャンプ用品やアウトドアスポーツ用品の積み込みを想定しているので積載性能に妥協はありません。
先代のモデルでは『ウォッシャブルダブルラゲッジ』と呼ばれる引き出しタイプのトレイを採用することで単なる積載量の確保だけでなく、上下で分けての効率的な収納が可能でした。
4代目ではエクストレイルの一般層への普及とともにオミットされてしまった機能ですが、現在でもオプションでその機能に近いものを復活させることが可能です。
取り外して丸洗いできる防水トレイだけでなく、悪路走行時の揺れで荷物が動かないようにするネットなどのかゆいところに手が届くオプションも存在しています。
進化したハイブリッドとしてのSUV
エクストレイルは全グレードでe-POWERという日産独自の技術を駆使したハイブリッドシステムを搭載しており、モーター駆動による静かで力強い走行が可能です。
ハイブリッド化したことにより、スムーズな加速や燃費の良さによる普段使いの性能が向上しました。
また、悪路走行時はハイブリッドの燃費の良さが感じづらいことや乗り心地の悪さがネックになりがちですが、『e-4ORCE』のおかげで悪路走行時のストレスは極限まで軽減されています。
あらゆる道路状況においての性能の高さもエクストレイルの人気の理由の1つでしょう。
実用性の高さに負けない見た目のカッコよさ
エクストレイルの外装デザインのスタイリッシュさはその実用性の高さ以上に人気かもしれません。
3代目の正面部分の力強さと上品さを併せ持ったデザインは発売当時話題になりましたが、4代目はその要素を引き継ぎつつさらに現代的なデザインに変更されました。
世代が変わるごとに大きく見た目が変わるのも、時代や流行に合わせて常に最先端のスタイリッシュさを追求するエクストレイルならではの魅力と言えるでしょう。
特にランプ周りが3代目に比べてかなり鋭くなっており、エクストリームスポーツやアウトドアを嗜むドライバーにピッタリです。
欠点はある?
カッコよさと実用性を併せ持つエクストレイルですが、欠点が全くないわけではありません。
その中でも値段の高さに関しては気になる人も多いのでしょうか?
SUVはその需要の増加と共に多機能かつ汎用性の高さが求められるようになりました。
SUVというジャンルを牽引してきたエクストレイルですが、ライバルが増えた結果他のSUVよりも若干高級路線になったという印象です。
カローラクロスやライズ、ヴェゼルといったエクストレイルよりも一回り小さいながらも街乗りからアウトドアまでこなせるSUVがあるなかで、エクストレイルは最安グレードでも2026年1月時点で3,843,400円とそれなりに高額な部類です。
上記の多機能でコンパクトなSUVが200~300万円代なことを考えるとミドルサイズのエクストレイルではコスパの面で分が悪いと言わざるを得ません。
もし、エクストレイルを出来るだけ安く手に入れたいと考えているのであれば中古車や届出済み未使用車の購入も検討してみてください。
リバティでは新車だけでなく中古車や届出済み未使用車も取り扱っております。
4.オススメグレード

エクストレイルのグレードは基本的に『S』『X』『G』の3種類です。
そこに2WDか4WDかを選ぶため6通り、そこにモータースポーツ向けチューニングの『NISMO』、外装や内装にさらなる高級感を追求する『AUTECH』、エクストレイルのアウトドア性能を極限まで追求した『エクストリーマーX ※1』、そして2025年11月より登場した新グレード『ROCK CREEK』などの特別なグレードが存在します。
ここではそんな各グレードにについて簡単に解説してきます。
基本的に上のグレードには下のグレードに搭載されている機能と同等、もしくはそれ以上の機能が搭載されています。
※1エクストリーマーXは2025年8月に生産終了しています。
主なグレードごとの違い
| 日産 エクストレイル | S | X | G |
| 特徴 | エントリーグレード | 中間グレード | 上位グレード |
| 外装 | カラー3種類 | カラー10種類 ・ルーフレール(オプション) | カラー9種類 ・グロスバンパー&フェンダー |
| 内装 | ・テーラーフィット巻ステアリング ・ファブリックシート ・オーディオレス+4スピーカー | ・運転席パワーシート ・ファブリックシート ・ドライブディスプレイ12.3インチ | ・ヘッドアップディスプレイ追加 ・リアドア用サンシェード ・テーラーフィットシート ・100AC電源 |
| 機能 | ヒルスタートアシスト | ・プロパイロット搭載 | ・プロパイロットパーキング搭載・ハンズフリーバックドア |
各特別グレードの特徴
| 日産 エクストレイル | AUTECH | ROCK CREEK | NISMO |
| 特徴 | 外装内装特化 | アウトドア特化 | スポーツ特化 4WDのみ |
| 外装 | カラー7種類 専用20インチアルミホイール ・専用フロントグリル&プロテクター | カラー7種類 ・専用19インチアルミホイール ・専用フロントグリル ・ブラックルーフレール | カラー7種類 ・専用フォグランプ ・専用20インチアルミホイール |
| 内装 | ・専用ブラックテーラーフィット巻ステアリング ・AUTECH専用ステッチ&インストパネル&エンブレム | ・専用内装 ラバレッドアクセント ・ROCK CREEK専用内装 ブランドロゴエンブレム | ・専用テーラーフィット巻ステアリング ・専用インストパッド |
| 機能 | Xと同等(Gと同等モデルもあり) | Xと同等 | Xと同等(Gと同等モデルもあり ・専用パワーステアリング&プッシュスターター ・専用サスペンション |
エクストレイルの主なグレードごとの違いは上記の通りです。
しかし、今回ご紹介したのはあくまで一部分のみのため、詳しく知りたい方は日産の公式サイトをご覧ください。
また、2WDと4WDで装備が一部変更になる場合もあります。
オススメグレード
特別グレードや4WDかどうかによって装備が変わるなどかなり多くの組み合わせが存在しますが、その中でも『X e-4ORCE』は特に人気のグレードです。
エクストレイルの走破性能をフルに引き出すe-4ORCE(4WD)や大きくなって見やすくなったドライブディスプレイ、特定状況下での負担を大幅に軽減するプロパイロットなどの日産の技術が詰まったグレードと言えるでしょう。
『S』はエントリーグレードにも関わらず高級感をのある内外装ではありますが、選べる色が3色しかないことや一部安全性能がオミットされているなど、少し物足りなさを感じることがあるかもしれません。
「せっかく最新のエクストレイルを買うなら4WDにしてアウトドアを思う存分楽しみたい」という人の多さから4WDが人気なのです。
最新の『ROCK CREEK』は『エクストリーマーX』に代わるアウトドア特化グレードながらも、発売からそれほど時間が経っていないことやコストパフォーマンスの面から通常のグレードの方が人気のようです。
5.まとめ

今回はアウトドアSUVの代名詞ともいえる日産 エクストレイルについて紹介してきました。
登場から現在に至るまで「SUVはアウトドアが高くなくては!」という意思を強く感じる性能で多くのドライバーを魅了しています。
4代目になりアウトドア性能だけでなく普段使いの性能も大幅に向上したため、まさに『Sports Utility Vehicle(SUV)』と言える1台でしょう。
ここでは紹介しきれなかった各グレードの細かな違いやお客様に最適なグレードもご案内できますので、エクストレイルが気になった方は是非お気軽にお問い合わせください。
















































































































































































































































