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ダイハツ新型ムーヴにスライドドアって必要?デザインがスタイリッシュに!

投稿日 2025.6.21
2025.7.14
libertynet

2025年6月5日、日本の軽自動車市場に新たな歴史が刻まれました。
なんとあのダイハツの人気車種「ムーヴ」が、30年の時を経て第7世代へとフルモデルチェンジを行ったのです。
その最大の注目ポイントは、ムーヴシリーズ(ムーヴキャンバスを除く)として史上初めて後席にスライドドアを採用したことです。

しかし、ここで一つの疑問が浮かび上がります。「軽自動車にスライドドアは本当に必要なのか?」「ヒンジドアのムーヴだからこそ良かった点はないのか?」と。スライドドアは確かに便利ですが、車両価格の上昇やデザインへの影響など、考慮すべき点も少なくありません。

今回のフルモデルチェンジは、ダイハツが「これからの軽自動車のスタンダード」として提案する、まさに挑戦的な一台と言えるでしょう。このブログでは、そんな新型ムーヴがなぜスライドドアを採用したのか、そのメリットとデメリットを深掘りし、あなたの車選びの疑問を解消していきます。

果たして新型ムーヴのスライドドアは、あなたのカーライフに本当にマッチするのでしょうか?ぜひ最後までご覧ください。

目次はコチラ

1. ダイハツ新型ムーヴとは?

ダイハツ「ムーヴ」は、1995年の初代誕生以来、広々とした室内空間と使い勝手の良さで、軽トールワゴンというジャンルを牽引し続けてきたモデルです。その累計販売台数は340万台を超える実績が、いかに多くのドライバーに支持されてきたかの証しと言えるでしょう。

そして2025年6月5日、そのムーヴが第7世代へとフルモデルチェンジしました。 この新型ムーヴが掲げるコンセプトは「今の私にジャストフィット、毎日頼れる堅実スライドドアワゴン」だそうです。 日常の移動から休日のレジャーまで、あらゆるシーンで活躍できるよう、軽自動車に求められるあらゆる魅力が全方位で進化しています。

今回のフルモデルチェンジで最も大きな変化は、前述の通りムーヴシリーズ(ムーヴキャンバスを除く)で初めて後席にスライドドアを採用したことです。 この大胆な変更は、軽自動車の使い勝手を大きく変える可能性を秘めています。

また、ダイハツの次世代自動車開発思想である「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用。 これにより、ボディ剛性の向上と軽量化を両立し、走行性能、燃費性能、そして安全性能といった車の基本性能が飛躍的に向上しています。
静粛性や乗り心地も高まり、まさに「これからの軽自動車のスタンダード」にふさわしい仕上がりとなりました。

新型ムーヴは、単なる車のモデルチェンジに留まらず、ユーザーの生活に寄り添い、軽自動車の新たな価値を創造する一台として誕生したのです。

2. 新型ムーヴ「スライドドア」の影響やユーザーの声

とはいえムーヴが伝統的なヒンジドアからスライドドアへと舵を切ったことは、多くの反響を呼んでいます。この変更がもたらすメリットとデメリットを見ていきましょう。
また、発売して間もないため流通量は多くありませんが、実際に展示をご覧になられたお客様からの声もご紹介いたします。

スライドドアのメリット

【狭い場所での乗降性向上】
最大のメリットはこれに尽きます。隣の車との距離が近い駐車場や、壁際での駐車でも、ドアを大きく開ける必要がないため、安心して乗り降りできます。

【お子様や高齢者の安全性・利便性】
ドアを勢いよく開けてしまう心配がなく、小さなお子様が乗り降りする際の安全性が高まります。
また、乗り口が広がるため、チャイルドシートへの乗せ降ろしや高齢者の方の乗り降りもスムーズになります。

【荷物の積み下ろしが容易】
両手がふさがっている時でも、オプションのパワースライドドアがあればワンタッチで開閉が可能。たくさんの買い物袋を抱えていたり、ベビーカーを積む際も非常に便利です。

スライドドアのデメリット

【車両価格の上昇】
スライドドア機構はヒンジドアに比べて複雑なため、車両本体価格が上昇する傾向にあります。予算を重視するユーザーにとっては、この点が選択のハードルとなる可能性があります。

【車両重量の増加】
ドアの開閉機構が複雑になるため、ヒンジドア車に比べて車両重量が増加する傾向があります。わずかながら燃費性能や走行性能に影響を与える可能性も考えられます。

【デザインへの影響】
スライドドアはレールが必要となるため、ボディサイドのデザインに制約が生まれることがあります。スタイリッシュさを重視するユーザーにとっては、この点が好みを分けるかもしれません。ただし、新型ムーヴではこの点も考慮したデザインが採用されています。

【メンテナンス性】ヒンジドアに比べ、スライドドアは機構が複雑な分、長期的なメンテナンスコストや修理費用がわずかに高くなる可能性があります。

これによりお客様からも

ムーヴキャンバスにはあったスライドドアが追加されたのは嬉しい

かっこよくなったけれど前のモデルよりも明らかに値上がりしている

修理費が高くなりそう

といったお声を頂きました。

総合的に見ると、新型ムーヴがスライドドアを採用した理由は、「ユーザーの利便性を最優先した結果」と言えるでしょう。
特に子育て世代や、頻繁に人を乗せ降ろしする方にとっては、価格上昇などのデメリットを上回る大きなメリットがあることは間違いありません。
ヒンジドアならではのシンプルさを好む層には惜しむ声もあるかもしれませんが、これからの軽自動車のスタンダードを追求するダイハツの回答が、このスライドドアだったのです。

新型ムーヴ スライドドアは必要?不要?

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3. デザインの進化 スライドドアが生み出す新たなスタイル

新型ムーヴは、スライドドアの採用という大きな変化を、デザイン面でも見事に昇華させています。単に機能を追加するだけでなく、近未来的でスタイリッシュなデザインという新たな魅力を生み出しました。

エクステリア(外装)

新型ムーヴのエクステリアは、フロントグリル周辺のデザインが大幅に変更されました。 これにより、シンプルでありながらも軽自動車の枠を超えた存在感を放ち、洗練された都会的な印象を与えます。 スライドドアによるボディサイドの制約を感じさせない、SUVやミニバンを意識したようなかっこいいフロントデザインはダイハツのデザイナーの腕の見せ所と言えるでしょう。
ボディカラーのラインナップは全13色。 日常に馴染む定番色から、ドライブシーンを魅力的に演出する2トーンカラーまで、幅広い選択肢が用意されています。

さらに、上位グレードではではユーザーの個性や好みに合わせて選べる2つのスタイリングパッケージを選択することが出来ます。
一つは、ダークメッキ加飾を基調とし、よりスポーティで洗練された雰囲気を醸し出す「ダンディスポーツスタイル」。
もう一つは、カッパー色のアクセントを効果的に配し、上品で落ち着いた印象を与える「ノーブルシックスタイル」です。
これらのオプションは運転性能こそ変化はしませんが、デザイン性の向上に伴って選択肢の幅が広がったのは一部のユーザーにとってかなりうれしいポイントなのではないでしょうか。

インテリア(内装)

インテリアは、「仕立ての良さ」と「使いやすさ」を両立させたデザインが特徴です。 シンプルにまとめられたインストルメントパネル(ハンドルの奥のパネル)は、運転中に視線を大きく動かすことなく必要な情報を確認・操作できるよう配慮されています。 オーディオやエアコンの操作パネルが低めに配置されているため、すっきりとした広い前方視界が確保され、運転に不慣れな方でも安心感があります。

シートやドアアームレストには上品で落ち着いた色合いや素材が使われ、車内全体の統一感と快適性が高められています。 これにより、長時間の移動でも疲れにくい、居心地の良いプライベート空間が実現しました。 細部にわたる質感へのこだわりが、軽自動車の常識を超える上質さを演出しています。

4. 走りと燃費 日々の運転を快適にする進化

新型ムーヴは、最新のDNGAプラットフォームの採用により、走りの質も大きく進化を遂げました。

【パワートレインの進化】
新型ムーヴには、660ccの直列3気筒エンジンが搭載されており、街乗りでの軽快な走りを実現する自然吸気(NA)モデルと、高速道路での合流や追い越し時に余裕のある加速を提供するターボモデル(RSグレード)がラインナップされています。 ターボエンジンには、燃焼効率を高める新技術「マルチスパーク」を採用。 これにより、パワーと環境性能の両立を図っています。

【スムーズなD-CVT】
トランスミッションには、全車に新開発のD-CVT(Dual Mode Continuously Variable Transmission)を採用。
これは、従来のCVTに加えてギアを組み合わせることで、発進時や加速時のダイレクト感とスムーズさを両立する画期的なシステムです。
力強く伸びやかな加速フィーリングは、街乗りでの発進はもちろん、高速道路への合流などでもストレスを感じさせません。

【トップクラスの燃費性能】
DNGAによる徹底した軽量化と、高効率化されたエンジンの相乗効果により、新型ムーヴはクラストップレベルの燃費性能を実現しました。 WLTCモード燃費は、自然吸気(NA)の2WD車で22.6km/L、ターボの2WD車でも21.5km/Lという優れた数値を達成しています。 日々の通勤・通学から週末の買い物まで、ガソリン代を気にせず経済的に軽自動車を楽しめます。 環境にもお財布にも優しい一台と言えるでしょう。

【上質な乗り心地と静粛性】新しいDNGAプラットフォームは、ボディ剛性を大幅に向上させながら、不要な振動や騒音を徹底的に抑制しています。
これにより、路面からの不快な突き上げ感が低減され、まるで一回り大きな車に乗っているかのような上質な乗り心地を実現しました。
また、エンジン音やロードノイズが低減されたことで、車内は非常に静か。 会話がしやすくなっただけでなく、オーディオを楽しむ際もクリアな音質で、より快適な移動時間を提供します。
長距離ドライブでも疲れにくく、リラックスして運転に集中できるでしょう。

5. 快適性とユーティリティ 使いやすさを追求した室内空間

新型ムーヴは、スライドドアの採用に加え、日常使いでの利便性を徹底的に追求し、使う人の視点に立った細やかな配慮が随所に光ります。

【待望のスライドドア採用と利便性】
ムーヴシリーズ(ムーヴキャンバスを除く)初となる後席スライドドアは、狭い場所での乗り降りや荷物の積み下ろしが格段にスムーズになりました。 小さなお子様を抱っこしての乗降、お年寄りの乗り降り、あるいはたくさんの買い物袋を抱えている時でも、その利便性は計り知れません。 さらに、オプションで両側パワースライドドアも選択できます。 スマートキーを携帯していれば、ワンタッチで自動開閉が可能になるため、両手がふさがっていてもスムーズな乗り降りを実現します。 挟み込み防止機能も備わり、安心です。

【広々とした室内空間】
全高が先代モデルより25mm高くなったことで、頭上空間にはさらなるゆとりが生まれました。 室内高は1270mmを確保し、足元スペースにも余裕があり、後席に座る人もリラックスして過ごせる開放的な空間が広がっています。

【多彩なシートアレンジ】
新型ムーヴのシートは、日常の様々なシーンに合わせてフレキシブルにアレンジ可能です。 後席はワンタッチで簡単に倒せるリクライニング機能を備え、前後分割可倒式シートと組み合わせることで、荷物の量や形に合わせた多彩な使い方ができます。 例えば、長い荷物を積みたい時には後席片側を倒したり、たくさんの買い物袋を積む時には後席全体をフラットにしたりと、アイデア次第で無限の使い方が広がります。 アウトドア用品や大型の買い物など、これまで軽自動車では諦めていたような積載も可能になるでしょう。

【気の利いた機能と収納】
新型ムーヴには、日々の使い勝手を高める細やかな配慮が満載です。 例えば、助手席下には、靴やバッグなどの収納に便利なボックスが用意されており、荷物が倒れる心配もありません。 運転席や助手席の周りには、ドリンクホルダーやスマートフォン置き場など、ドライバーや同乗者の手の届きやすい場所に工夫して配置されています。 さらに、一部グレードやオプションによっては電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、ワイヤレス充電(Qi規格)、そして寒い日に嬉しいシートヒーター(前席)なども採用され、利便性と快適性が向上しています。 これらの細やかな配慮が、毎日のカーライフをより快適でストレスフリーなものにしてくれるでしょう。

6. 安全性能 安心を支える先進技術

安全性能は、新型ムーヴが最も力を入れたポイントの一つです。 最新の予防安全機能「次世代スマートアシスト」が、なんと全グレードに標準装備されています。 これにより、どのグレードを選んでも、高いレベルの安心感を享受できます。

「次世代スマートアシスト」には、以下のような多彩な機能が含まれています。

【衝突回避支援ブレーキ機能】
前方の車両や歩行者、自転車を検知し、衝突の危険がある場合に警告を発し、必要に応じて自動でブレーキをかけて衝突を回避、または被害を軽減します。

【誤発進抑制機能】
駐車場などでのペダル踏み間違いによる急発進を抑制し、建物や壁への衝突を防ぎます。

【車線逸脱抑制機能】
レーンキープコントロール:高速道路などで車線から逸脱しそうになった際に警告し、車線中央の走行をアシスト。長距離ドライブでの疲労軽減と安全運転をサポートします。

【アダプティブクルーズコントロール(ACC)】
高速道路などで、先行車との車間距離を一定に保ちながら追従走行します。渋滞時にも自動で停止・発進を繰り返すため、ドライバーの負担を大幅に軽減します(RSグレード標準装備、Gグレードはメーカーオプション)。

【スマートパノラマパーキングアシスト】
駐車が苦手なドライバーを強力にサポートする機能です。ステアリング操作をアシストし、音声と画面で駐車をナビゲートしてくれます。

【標識認識機能】
走行中に標識を認識し、ディスプレイに表示することで、見落としを防ぎます。

これらの先進技術が、ドライバーのヒューマンエラーを補完し、日々の運転をより安全で快適なものにするのです。
万が一の事故の際にも乗員を保護するための高剛性ボディ構造も採用されており、全方位での安全性が追求されています。

7. グレード構成と価格帯:あなたにぴったりの新型ムーヴは?

新型ムーヴは、シンプルで実用的なモデルから、より上質な走りや装備を求めるモデルまで、幅広いニーズに対応できるよう多様なグレードが用意されています。

【Lグレード】
新型ムーヴのベーシックグレードです。必要十分な基本装備が備わっており、とにかく価格を抑えたい方、セカンドカーとして利用する方におすすめです。

【Xグレード】
Lグレードよりも装備が充実し、日常使いでの快適性が高められた量販グレードです。多くのユーザーにとって最もバランスの取れた選択肢となるでしょう。

【Gグレード】
Xグレードの装備に加え、さらなる快適装備や便利な機能が追加された上級グレードです。ACCなどの先進安全機能もオプションで選択可能です。

【RSグレード】
ターボエンジンを搭載した最上級グレードです。パワフルな走りと充実した装備が特徴で、高速道路の利用が多い方や、余裕のある走りを求める方におすすめです。このグレードには、「ダンディスポーツスタイル」や「ノーブルシックスタイル」といったデザインバリエーションを選択することも可能です。

メーカー希望小売価格は、135万8,500円から202万4,000円(消費税込み)の範囲で設定されています。 特に、量販グレードとなる『X』が150万円を切る価格設定である点は、多くの方にとって魅力的なポイントでしょう。 手軽にスライドドアの軽自動車を手に入れられる価格帯は、新型ムーヴの大きな強みの一つです。

8. まとめ

ダイハツ新型ムーヴは、ムーヴシリーズ(ムーヴキャンバスを除く)初となるスライドドアの採用、DNGAプラットフォームによる走行性能と燃費性能の向上、そして全車標準装備の先進安全機能「次世代スマートアシスト」など、まさに「これからの軽自動車」を体現する一台として登場しました。

スライドドアの採用は、確かに車両価格や重量への影響はありますが、それ以上に狭い場所での乗降性や、お子様や高齢者の乗り降り、荷物の積み下ろしといった日常の利便性を飛躍的に高めてくれます。 この「便利さ」は、一度体験すると手放せないほどの大きなメリットと言えるでしょう。

もちろん、ヒンジドアのムーヴが持っていたシンプルさや、より手頃な価格帯を好む方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在のライフスタイルや安全に対するニーズを考えると、新型ムーヴのスライドドア採用は、「時代のニーズに合わせた、賢明な進化」と評価できます。その近未来的でスタイリッシュなデザインも、あなたの個性を引き立てる要素となるはずです。

リバティでは中古車だけでなく新車のお問い合わせも受け付けております。
今回の新型ムーヴについて、さらに詳しく知りたい方や、実際に見てみたいと思われた方は、ぜひお気軽にリバティにご相談ください。
お客様のライフスタイルにぴったりの一台をご提案させていただきます。