車を手放したいと思ったときに、手続きで使用する必要書類の用意に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。手続き時に印鑑証明書(印鑑登録証明書)の提出を求められて、用意が必要な理由が気になることもあるでしょう。
車の買取で使用する書類は車種や状況によって異なるため、自身のケースに当てはめながら確認することが大切です。この記事では、車の売却時における印鑑証明書の必要性や取得方法、買取で使う書類の種類などを紹介します。車の乗り換えをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
①車の売却時に印鑑証明書は必要?
②車の売却時に使用する印鑑証明書の取得方法
③車の売却時に印鑑証明書が取得できない場合はどうする?
④車の売却時に必要な書類と手続き
⑤車の乗り換えならリバティにお任せ!
⑥まとめ
車の売却時に印鑑証明書は必要?
車を売却する際、印鑑証明書が必要かどうかは車種によって異なります。普通自動車の売却時には印鑑証明書が必要ですが、軽自動車の場合は不要です。ここでは、車の売却と印鑑証明書の関係性についてご紹介します。
普通自動車の売却時は印鑑証明書が必要
印鑑証明書は、実印として登録した印鑑を証明する書類です。本人の意思で手続きが行われていることを判断するために、重要な手続きの際に使用されます。
普通自動車を売却する際、印鑑証明書が必要です。これは、車の所有権を移転する際の名義変更手続きに、売主の実印による押印と印鑑証明書の提出が求められることが理由となっています。
軽自動車の売却時は印鑑証明書が不要
では、なぜ軽自動車の売却時には印鑑証明書が不要なのでしょうか。それは、軽自動車の登録手続きが普通自動車とは異なるためです。軽自動車は、市区町村が発行する軽自動車届出済証によって所有権が証明されます。そのため印鑑証明書の提出は不要です。
また、以前は押印のみ必要となっていましたが制度の見直しが行われ、令和3年より譲渡証明書などに押印を求める仕組みも廃止となっています。
車の売却時に使用する印鑑証明書の取得方法
車を売却する際の印鑑証明書は、どのように発行できるのでしょうか。ここでは実印の登録方法をはじめ、印鑑証明書の発行手続きのやり方について紹介します。
実印の登録方法
実印の登録は、市区町村の役所で行います。必要書類は、登録する印鑑と本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)です。手続きは、窓口で申請書に必要事項を記入し、印鑑を提出するだけなので、スムーズに進めばその場で登録が完了します。
ただし、印影が不鮮明なものや縁のないものは登録できないので印鑑選びには注意が必要です。実印登録は車の売却だけでなく、不動産取引などでも必要になるため時間に余裕があるときに用意しておくと良いでしょう。
印鑑証明書の発行手続き
印鑑証明書の発行手続きは、実印を登録した市区町村の役所で行います。窓口に行き、申請書に必要事項を記入して手数料を支払えば、その場で受け取ることが可能です。ちなみに、発行手数料は300円程度が一般的でしょう。
また、手続きを行う市区町村によっては証明書自動交付機やコンビニエンスストア、オンラインでの取得に対応しているケースもあります。市のホームページなどで発行方法が紹介されている傾向があるため、お住いの地域の手続き方法を確認してみましょう。
印鑑証明書の有効期限と必要な通数
印鑑証明書の有効期限は、発行日から3か月です。車の売却手続きには、印鑑証明書が2通必要になることが多いので、余裕を持って発行しておくと良いでしょう。
名義変更手続きに使用する書類は1枚ですが、例えば自動車税種別割の還付請求権譲渡手続きをするときや、売買契約書用として追加の提出を求められることがあります。
車の売却時に印鑑証明書が取得できない場合はどうする?
車の売却に必要な印鑑証明書ですが、実印の紛失や住所変更などにより取得できないケースがあります。そのような場合でも、適切な対処法を知っておけば、スムーズに車の売却手続きを進められます。ここでは、印鑑証明書が取得できない場合の具体的な対処法を2つ紹介します。
実印を紛失した場合
実印を紛失してしまった場合、再度実印を作成し、印鑑登録をし直す必要があります。まずは、印鑑登録をしている市区町村の窓口に、実印を紛失したことを伝えて紛失した印鑑の登録を廃止しましょう。
その後、新しい実印を作成し、改めて印鑑登録の手続きを行います。なお、印鑑登録の手続きには、本人確認書類が必要となりますので、運転免許証やパスポートなどを忘れずに持参しましょう。
住所変更により印鑑証明書が取得できない場合
市外への引っ越しを行った場合などは、住民票の転出届や転入届を行いましょう。住民票の変更と合わせて印鑑登録も新しい住所に上書きされ、最新情報の印鑑証明書の取得が可能です。
しかし、世帯員の中で転出届を出した人がいるときは転出予定状態となり、転入届を出したり転出予定日を過ぎたりするまで印鑑登録証明書が取得できなくなることがあります。
自分や家族の引っ越しで印鑑証明書が取得できないときは、市区町村の窓口に確認してみましょう。
車の売却時に必要な書類と手続き
車を売却する際には、印鑑証明書以外にもさまざまな書類の準備が必要です。また、スムーズに売却手続きを進めるためには、売却までの流れを把握しておきたいところです。ここでは、車の売却時に必要な書類と手続きの流れ、売却する際に確認したい注意点について紹介します。
印鑑証明書以外に必要な書類
印鑑証明書以外にも、車の売却時にはさまざまな書類が必要となります。例えば、車検証や自動車税納税証明書、自賠責保険証やリサイクル券などです。押印用の実印も用意しましょう。
また、譲渡証明書や委任状、住民票なども必要になる可能性があります。スムーズな売却手続きを進めるために、利用する買取業者へ必要な書類を確認しておきましょう。
車の売却手続きの流れ
車の売却手続きを進めるときは、利用する業者を選ぶところから始まります。買取査定を受けて査定額を確認し、売りたい業者を見つけたら売買契約を締結しましょう。
その後は必要書類をそろえて車両と共に引き渡し、名義変更や入金手続きとなります。慣れないと手間取ってしまうかもしれませんが、順を追って丁寧に進めていけば、スムーズに車を売却できるでしょう。
車の売却時の注意点
車を売却する際には、いくつかの注意点があります。まず、売却価格に納得できるかどうかをよく検討しましょう。複数の買取店で査定を受けて、比較するのがおすすめです。何社かを比較することで、より高い価格での売却が目指しやすくなります。
また、車の状態をできるだけ良くしておくことも大切です。洗車や掃除を行い、取り外している純正パーツなどがあれば戻しておくと良いでしょう。整備手帳やスペアキーなどの付属品も用意しておくと査定額アップにつながる可能性があります。
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まとめ
車の売却時に印鑑証明書が必要かどうかは、普通自動車か軽自動車かによって異なります。印鑑証明書を取得するには、実印の登録が必要で、有効期限は発行日から3か月です。
中古車買取の際には他にも必要な書類があるので、売却時にはスムーズに必要書類を用意できるようにスケジュールを確認しておきましょう。車の乗り換えに関するご相談は、ぜひリバティにお任せください。