スライドドアを搭載している軽自動車を選ぶときには、スペーシアが候補車種として挙げられます。広い室内空間と多彩なシートアレンジが特徴のスペーシアは、日常の移動からレジャーまで幅広く対応できる万能な車です。
購入を考えているときは実際のサイズ感やシートアレンジの自由度など、気になる点も多いのではないでしょうか。そこで今回は、スペーシアの内装を徹底的に解説します。
①3代目へ進化したスペーシア
②スペーシアの内装【キャビンスペース】
③スペーシアの内装【ラゲッジスペース】
④スペーシアの内装には多彩な収納が備わっている
⑤スペーシアのグレードによる内装の違い
⑥フルモデルチェンジによるスペーシアの内装の変化
⑦スペーシアのようなこだわり内装の車探しはリバティへ!
⑧まとめ
■POINT
・スペーシアの内装は、高い天井と広々とした足元スペースが特徴的。
・スペーシアは後席を倒すと、ほぼフラットな状態で荷室空間を広げられる。
・スペーシアは収納力に優れており、車内の小物をすっきり収納できる。
3代目へ進化したスペーシア
現行モデルのスペーシアは、2023年にフルモデルチェンジとなった3代目モデルです。中古車も購入時の候補車として考える場合は、それ以前の車両を探すと2代目モデルとなります。まずはスペーシアの歴史と現行モデルのラインアップについて確認してみましょう。
2023年にフルモデルチェンジした
スペーシアは2008年に登場したパレットの後継車であり、車名変更後の初代スペーシアはスペーシアカスタムと共に2013年に発売となりました。OEM車であるフレアワゴンは、マツダから発売されています。
2017年には2代目スペーシアへ進化し、2018年にはSUVテイストのスペーシアギアが登場しました。2023年には3代目へフルモデルチェンジが行われ、「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトとした現行モデルに生まれ変わっています。
ベースモデルとカスタムモデルがある
スペーシアには心地良さとワクワク感を表現したベースモデルの「スペーシア」と、上質感や華やかさを表現した「スペーシア カスタム」がラインアップしています。
どちらもハイブリッド車の販売となっており、スペーシア カスタムのみでターボモデルが選べる設定です。
【スペーシア】
HYBRID G(2WD・CVT) | 153万100円 |
HYBRID G(4WD・CVT) | 165万6,600円 |
HYBRID X(2WD・CVT) | 170万5,000円 |
HYBRID X(4WD・CVT) | 182万4,900円 |
【スペーシア カスタム】
HYBRID GS(2WD・CVT) | 180万1,800円 |
HYBRID GS(4WD・CVT) | 192万5,000円 |
HYBRID XS(2WD・CVT) | 199万5,400円 |
HYBRID XS(4WD・CVT) | 211万5,300円 |
HYBRID XS TURBO(2WD・CVT) | 207万3,500円 |
HYBRID XS TURBO(4WD・CVT) | 219万3,400円 |
スペーシアの内装【キャビンスペース】
フルモデルチェンジ後のスペーシアは、広い室内をより使いやすく進化させたモデルです。まずはキャビンスペースの室内の特徴を紹介します。快適性を高める装備や後席の使いやすさを向上させた装備の採用などを確認しましょう。
広々とした室内空間
スペーシアの室内空間は、高い天井と広々とした足元スペースが特徴です。室内長は約2,170mm、室内幅は約1,345mm、室内高は約1,415mmと広々とした空間を提供しています。
後席は両側に大きく開くスライドドアを採用しており、リヤステップの地上高はお子さまも乗り降りしやすい345mmです。まるでリビングのようにゆったりできる広々とした室内空間は、素材の質感にもこだわって設計されています。
快適性を高める装備
スペーシアの内装には、快適性を高める装備が多数用意されているのが特徴です。グレードによって装備内容は異なりますが、例えば夏の暑い日には涼しく冬の寒い日には暖かく過ごせるように、スリムサーキュレーターが車内全体の空気を効率的に循環させるため、まんべんなく快適な温度に保たれます。
寒さが気になる日も暖かい車内で過ごせるように、シートヒーターやリヤヒーターダクトが装備されているのもうれしいポイントです。
また、ロールサンシェードが後席の直射日光を遮り、プレミアムUV&IRカットガラスが紫外線や赤外線をカットするので、車内の温度を抑えるとともに日焼け対策も行えます。
使い勝手の良い後席
3代目スペーシアは後席の快適性を高めるために、スズキで初めてリヤシートに「マルチユースフラップ」を採用しています。フラップの位置や角度を調整すると、オットマンモード・レッグサポートモード・荷物ストッパーモードへカスタマイズが可能です。
また、左右独立リヤシートスライド&リクライニング機構を採用しているため、好みに合わせて後席の位置を調整できます。後席中央にセンターアームレストが備わっているモデルなら、肘を置いてゆったりできるでしょう。
スペーシアの内装【ラゲッジスペース】
スペーシアのラゲッジスペースは、その広さと操作性の高さが魅力です。多彩なシートアレンジに対応しているため、用途に合わせて調整すると使い勝手の良い室内空間に仕上がります。ここでは、スペーシアの荷室やシートアレンジについて見てみましょう。
簡単にカスタマイズできる荷室
スペーシアの荷室は簡単にカスタマイズが可能です。ワンタッチダブルフォールディングリヤシートが採用されており、ワンタッチでほぼフラットに荷室を拡大できます。
シートを倒すときやシートスライドは、スライドドア側からも荷室側からでも簡単に操作ができる設計です。低床な荷室空間は積み降ろしがしやすいだけでなく、27インチサイズまでの自転車の積み込みにも対応しています。
多彩なシートアレンジに対応
スペーシアのシートは可動範囲が広く、運転席や助手席として設置されている前席のシートを倒すと、後席とつなげてフルフラットにできます。そのため、長い荷物を積み込むときには、助手席から荷室までの空間をつなげられるのが特徴です。
後席を倒して荷室を広げれば大きな荷物を積み込むこともできるため、乗車人数に合わせてシートの倒し方を調整しながら多彩なシートアレンジが行えます。
スペーシアの内装には多彩な収納が備わっている
スペーシアは小物の収納力に優れており、前席も後席も快適に過ごせるように数多くの収納スペースが設けられています。ここでは前席と後席の収納スペースを紹介しますので、乗車時の使い勝手を想像してみましょう。
前席の収納力
小物の収納力に優れているスペーシアは、前席の両側にフロントドアアッパーポケットやペットボトルホルダー付きのフロントドアポケットが設置されています。運転席側に設置されているのはオープントレーやインパネアンダートレー、インパネドリンクホルダーなどの収納スペースです。
助手席側にはインパネドリンクホルダーやビッグオープントレー、グローブボックスに加えて箱ティッシュなどを収納できるインパネボックスがあります。Type-AやType-Cに対応できるUSB電源ソケットも設置されているので、スマホの充電も可能です。助手席シートには、サンダルなどを収納できるアンダーボックスを備えています。
後席の収納力
スペーシアの後席は、前席のシート裏にパーソナルテーブルが備わっているため、軽食やタブレットを置くことが可能です。テーブルは折り畳み格納式となっており、タブレットストッパーやショッピングフック、ドリンクホルダーも備わっています。シートにはシートバックアッパーポケットや助手席シートバックポケットもあるため、小物を収納しやすい設計です。
また、後席にもリヤクォーターポケットと共にUSB電源ソケットがあり、リヤドアにはペットボトルホルダーも備わっています。
スペーシアのグレードによる内装の違い
スペーシアには、HYBRID GとHYBRID Xという2つのグレードが用意されています。ベースモデルはHYBRID Gとなっており、より充実した装備を求めるときはHYBRID Xを選ぶと良いでしょう。ここでは、2つのグレードの内装について紹介します。
HYBRID Gの内装
HYBRID Gは、コストを抑えながらシンプルな装備を搭載している実用性が高いグレードです。キーレスプッシュスタートシステムやフルオートエアコンを搭載し、4WDには運転席と助手席にシートヒーターを搭載しています。
デジタルスピードメーターやマルチインフォメーションディスプレイを採用し、室内のカラーはブラウンとカフェラテです。誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能などの多彩な安全装備を備えており、HYBRID Xと比べるとアダプティブクルーズコントロールと車線維持支援機能が備わっていませんが、それほど大きく変わらない内容となっています。
HYBRID Xの内装
HYBRID Xの内装は、HYBRID Gの装備内容に加えて快適装備が多く備わっています。後席両側のワンアクションパワースライドドアやスライドドアクローザー、パワースライドドアの一時停止機能など、乗り降りの利便性が高まる機能です。
加えて、スリムサーキュレーターやプレミアムUV&IRカットガラス、ロールサンシェードなども標準装備されています。
マルチユースフラップやチルトステアリングも備わっており、収納面では助手席シートアンダーボックスやフロントアームレストボックスなどがあり、HYBRID Gを上回る収納力です。
インテリアカラーはHYBRID Gと同じブラウン×カフェラテとなっており、セミマットボルドー×ピアノブラック調が採用されているスペーシアカスタムと差別化が図られています。
フルモデルチェンジによるスペーシアの内装の変化
室内の快適性が向上した3代目モデルの特徴を見ると、使い勝手の良さに魅力を感じている方は多いのではないでしょうか。
中古車の購入を検討しているときは、2代目モデルからどのように進化を遂げているのかが気になるかもしれません。ここでは、3代目モデルの進化した部分に焦点を当てて紹介します。
運転席周りの変化
3代目スペーシアの運転席周りは、2代目から大幅な進化を遂げました。まず、インパネ周りがリニューアルされ、USB電源ソケットや収納スペースが使いやすく再配置された点が挙げられます。
また、電動パーキングブレーキとブレーキホールドが採用され、操作性が向上しました。冬場にはステアリングヒーターが搭載され、快適な運転が可能です。
視認性も改善され、デジタル化したメーターや4.2インチのカラーTFT液晶ディスプレイが導入されました。さらに、新開発のステアリングホイールには、操作しやすい十字スイッチが配置され、手を離さずに表示内容を変更できる点も魅力です。
後席の変化
3代目スペーシアは、後席も大きく進化しました。特に注目なのが、スズキ初の「マルチユースフラップ」です。このフラップは「オットマンモード」「レッグサポートモード」「荷物ストッパーモード」という3つの機能を持ち、乗車シーンに応じた快適性を提供します。
左右独立型のセンターアームレストが搭載され、追加のサポートと快適性を実現しました。アームレストとフラップを組み合わせることにより、後席の快適性がさらに向上し、荷物の横ずれ防止にも役立ちます。
パーソナルテーブルも改良され、スマートフォンやタブレット用ストッパー、ドリンクホルダーやショッピングフックなど、実用的な機能が追加されました。
スペーシアのようなこだわり内装の車探しはリバティへ!
スペーシアの購入を考えているときは、ぜひリバティへご相談ください。リバティでは新車も中古車も取り扱っており、幅広い選択肢からご希望に合う一台をお探しいただけます。
販売中の車両は公式Webサイト上の最新在庫情報から確認でき、お問い合わせいただければ未掲載車についてもご案内が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。ここではリバティで車探しを行う魅力を紹介します。
オールメーカー全車種から欲しい車が探せる
リバティは軽自動車からミニバンやSUVまで、全てのメーカーと車種を網羅し、多彩な選択肢を提供している自動車の大型専門店です。関西と四国に展開する19店舗には常時約5,000台の在庫があり、新車や登録(届出)済未使用車、中古車など、ユーザーの多様なニーズに対応しています。
また、リバティは販売価格の安さにこだわりを持っているのが特徴です。安い商品を数多く販売することで利益を確保する「薄利多売方式」を採用し、お客さまにお喜びいただける販売価格を目指して対応しています。
登録(届出)済未使用車も選べる
新しい車を新車よりも安く買いたいと思うときは、登録(届出)済未使用車を候補にしてみてはいかがでしょうか。登録(届出)済未使用車は中古車のひとつですが、新車の届出を済ませただけで一般ユーザーが使用していない車です。
リバティでは、走行距離100km未満・初年度登録から1年未満のものを登録(届出)済未使用車として販売しています。新車に比べて安く購入でき、新車と同じメーカー保証が付けられる継承手続きも可能です。納車待ちの時間も新車に比べて短く、軽自動車は最短3日、普通車は最短1週間~2週間となっています。
まとめ
スペーシアは2023年にフルモデルチェンジが行われ、2代目モデルからさらに使い勝手の良いモデルへ進化しました。広々とした室内は、後席の快適性にこだわって改良が行われています。
リバティではお客さまのご要望にお応えできるように多種多様な車を用意しているため、ぜひ予算や好みに合う一台をお探しください。車選びに迷うときは、専門知識が豊富なスタッフが車選びをお手伝いいたします。