
軽自動車は手軽で経済的な選択肢ですが、パワー不足に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。軽自動車の馬力には上限がありますが、性能には個体差があるため、力強く走る軽自動車は存在します。
そこでこの記事では、軽自動車の馬力の考え方やパワフルな走りを楽しめる車選びのコツをご紹介します。理想の軽自動車を見つけるための参考にしてください。
①軽自動車の馬力の考え方
②軽自動車の馬力は規制されている
③力強い走りができる軽自動車の選び方
④馬力がある軽自動車がほしいときのおすすめ車種
⑤リバティで馬力がある軽自動車を探してみよう!
⑥まとめ
■POINT
・軽自動車の馬力は最高出力を指し、力強い走りを求めるときは最高出力と最大トルクを要チェック。
・軽自動車の馬力は、「64馬力」に自主規制が行われている。
・馬力がある軽自動車を選ぶときは、最大トルクやターボの有無を確認しよう。
軽自動車の馬力の考え方

車には性能やボディサイズなど、車の基本情報が記載された「主要諸元表」が存在します。これはメーカーが異なってもほぼ同じ形式で、馬力に関する項目もあり、販売中の車両は公式サイト上などで確認が可能です。
ここでは、車の馬力に関わる項目の「最高出力」と「最大トルク」について紹介します。
最高出力とは
車の馬力とは、エンジンが発揮できるパワーを示す単位で、一般的にはエンジンの最高出力を指します。1m移動させたときの仕事率を馬力と言い、1馬力は約0.7355kWです。元々馬力の単位はPSでしたが、近年は国際規格のkWが使用されています。
主要諸元表では「~kW(~PS)~r.p.m.」という単位で記載されており、64馬力であれば「47kW(64PS)」です。
最大トルクとは
最大トルクは、エンジンが生成する回転力のピークを示す項目です。この回転力は、クランクシャフトを何回転させるか、つまり車輪にどれだけの力を伝えるかを決定します。
主要諸元表では「~N・m(~kg・m)/~r.p.m.」という単位で記載されており、「104N・m(10.6kg・m)2,600r.p.m.」であれば、2,600回転のときの最大トルクが104N・m(10.6kg・m)です。
軽自動車の馬力は規制されている

軽自動車の馬力は「64馬力」に規制されていることをご存知でしょうか。これは軽自動車規格として定められているわけではありませんが、各メーカーが自主規制を行っているのです。ここでは、64馬力の自主規制について見ていきましょう。
メーカーが自主規制を行っている
日本の軽自動車は「64馬力」という出力上限が自主的に設けられています。1980年代に交通事故が頻発したことから、メーカーが安全性を考慮し、自主規制を始めたのがきっかけです。
当時の軽車両の車体は、軽量で小型だったことなどが理由のひとつとして挙げられます。法律で定められたものではないため馬力が上回っていても違反ではありませんが、安全面を考えて自主規制値に収めたいところです。
自主規制によるメリットは複数ある
自主規制による軽自動車の馬力の制限には、安全性だけでなく、経済性の面でもメリットがあります。安全性では速度超過が抑えられるでしょう。経済面では、排気量で税額が決まる軽自動車税種別割の負担が抑えられることです。
軽自動車税種別割は、軽自動車規格の車両が対象で、一律の税額となります。馬力に上限があることで、排気量が軽自動車規格に抑えられるため、馬力によっては登録車の税額になってしまうといったケースもないでしょう。
力強い走りができる軽自動車の選び方

では、力強い走りができる軽自動車が欲しいときは、どこに注目して車両選びをするとよいのでしょうか。馬力がある軽自動車を選ぶなら、次の2点に注目してみることがおすすめです。
最大トルクを確認する
軽自動車が力強く走るためには、最大トルクの確認が大切です。特に最大トルクが高いと加速しやすくなるため、パワフルな走りが可能になるという特徴があります。
軽自動車の規格では排気量の上限が660ccとなっているため、トルク値が大きな車両を選ぶとよりスムーズな加速の軽自動車に出会いやすくなるでしょう。
ターボ搭載車を選ぶ
ターボ搭載の軽自動車は、より力強い走りを求める際の優れた選択肢です。ターボエンジンは通常のエンジンよりも多くの空気を取り入れることで燃焼効率を高め、加速性能を向上させます。特に坂道や高速道路の合流などで、そのメリットが発揮されるでしょう。
しかし、デメリットも考慮に入れなければなりません。例えば、ターボ車は複雑な構造ゆえに通常の自然吸気エンジン車よりも高価です。また、燃費が悪化する傾向も見られるため、購入前に確認しておくと良いでしょう。
馬力がある軽自動車がほしいときのおすすめ車種

軽自動車に求める「馬力」の観点から、特におすすめしたい車種をいくつかご紹介します。これから挙げるモデルたちは、馬力と性能のバランスを意識しながら設計されているため、好みに合う一台を探してみてください。
ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXは、軽自動車の中でも力強い走りができるモデルです。ラインアップにはNAエンジンとターボエンジンがあり、NAエンジンはスムーズな走りに加え、静粛性の高さに優れています。
ターボエンジンは、高速道路や坂道といった場面でもパワフルな走りを感じられるでしょう。快適性にもこだわり、広い室内空間や多くの収納スペースを備えています。
ダイハツ タント

ダイハツ タントは、助手席側ピラーをドアに内蔵した「ミラクルオープンドア」が大きな特徴です。この仕組みにより、助手席と後部座席の間の柱がなくなり、乗降のしやすさや荷物の積み込みがよりスムーズなものとなりました。
タントにはターボエンジンモデルが用意され、NAエンジンと比較してより力強い走行が可能です。燃費性能も優れ、ターボ車とNA車の燃費差はそれほど大きくないため経済的な一台と言えるでしょう。
スズキ ハスラー

スズキ ハスラーは、他の軽自動車の中でも特に個性的なデザインとパワフルな性能を兼ね備えた一台です。ハスラーのNAエンジンは燃費性能に優れ、ターボエンジンはマイルドハイブリッドが採用されています。
加速時の大きな力を生み出す「パワーモード」は、スズキ ハスラーならではの魅力です。遊び心を求める方に最適で、アウトドアの楽しみに対応する機能性も備えています。
日産 ルークス

日産 ルークスはNAエンジンとターボエンジンをラインアップしており、ターボエンジンの方が燃費は低くなりますが、約10%程度の低下に抑えられているのが特徴です。
後席ロングスライドを採用しており、運転席に座ったまま後席へ手が伸ばせるため、チャイルドシートを使用しているときも使いやすくなっています。
三菱 デリカミニ

三菱 デリカミニは、軽自動車でありながらSUVのようなデザインとオフロード性能が魅力です。ターボを搭載したTとT Premiumグレードは、スポーティーな走りができます。
特にT Premiumグレードは撥水シートや樹脂ラゲッジボード&PVC後席シートバックなど、アウトドア使いで役立つ装備が充実しているのもうれしいポイントです。
ダイハツ タフト

ダイハツ タフトは、力強い走りとスタイリッシュなデザインを兼ね備えた軽SUVです。タフトのターボエンジンはSUVのロッキーで採用されていたD-CVTです。発進時の加速が滑らかなため、街乗りで一時停止をするときも発進しやすくなっています。
タフトの最大の特徴は「スカイフィールトップ」と呼ばれる大きなガラスルーフで、開放感を感じられるドライブが楽しめます。
リバティで馬力がある軽自動車を探してみよう!

リバティは、新車・登録(届出)済未使用車・中古車を幅広く取り扱う自動車の大型専門店です。豊富な品ぞろえと低価格にこだわり、グループ店舗在庫車総数は6,000台を確保しています。お目当ての車に出会いやすい環境をご用意していますので、お気軽にご相談ください。
オールメーカー全車種から好みに合う車が探せる
リバティは関西と四国に店舗を展開しており、年間販売実績は1万4,000台以上の実績があります。軽自動車やSUV、ミニバンなどのように幅広いボディタイプやメーカーを取り扱っているため、さまざまなニーズに合う車の提案が可能です。
車選びに迷うときは、リバティの販売スタッフへご相談ください。好みのブランドやカタチ、条件などを参考にご提案できるので、一緒にご希望に合う車を探しましょう。
安くできる仕組みを整えている
リバティは販売価格の安さにもこだわりを持っており、大型店ならではの強みを生かした価格設定を行っています。1台当たりの利益を抑えて数多く売る「薄利多売方式」を採用しているのが特徴です。
また、車のお乗り換えの際は下取りにも対応しています。下取り価格は買取専門店よりも高く、車の流通相場であるオークション相場ぎりぎりの価格提示が可能です。下取りで利益を出さなくてもよいため、お乗り換えしやすい環境となっています。
まとめ

力強い走りができる軽自動車をお探しの方は、最高出力だけでなく最大トルクやターボの有無などをチェックしましょう。車の特徴や車種やグレードによって個体差があるため、総合的な視点で車を選ぶことが大切です。
自分のライフスタイルや目的に合った軽自動車を見つけて、楽しいカーライフを過ごしましょう。リバティでは公式サイト上で販売中の車両を公開していますので、ぜひご覧ください。