
車を売却や買い替えする際、気になるのが傷やへこみによる査定額への影響ではないでしょうか。実は、車の下取り査定には細かな減点基準があり、傷やへこみの状態によって査定額が大きく変わることがあります。
この記事では、車の下取りにおける傷やへこみの影響と、高く売るためのコツをご紹介します。どのような傷やへこみが査定額に大きく影響するのかを確認し、最善の方法で手放しましょう。
①車の下取り査定には減点がある
②車の下取り査定で気になる傷やへこみの減点基準
③傷やへこみがある車を高く売るには?
④車の査定額に影響を与える要素は傷やへこみ以外にもある
⑤傷やへこみが気になる車の下取りや買取はリバティへお任せ!
⑥まとめ
■POINT
・車の下取り査定は減点方式が採用されており、傷やへこみは査定額に影響を与える。
・査定前に傷やへこみを修理することは、経済的に有利とは限らない。
・傷やへこみがある車の査定は、高価買取が目指せる店舗へ依頼しよう。
車の下取り査定には減点がある

車の下取り査定では、傷やへこみが重要な減点要素となります。一般的に用いられている査定基準は地域差が無いため、どこで査定を受けても同じような評価が得られるでしょう。ここでは、傷やへこみが査定に与える影響について詳しく解説していきます。
傷やへこみは減点の対象になる
車の下取り査定は一般的に、傷やへこみなどの状態に応じて点数を引いていく減点方式が採用されており、傷やへこみは重要な減点要素となります。外装の傷やへこみは車両の美観を損ねるだけでなく、修理費用が必要となるため、査定額に影響を与える要素です。
傷の種類によっても減点の度合いが異なり、軽いすり傷や小さなへこみは比較的軽度な減点で済みますが、状態によっては大きく減点されることもあります。
減点が大きいと査定額は下がる
中古車の査定基準は、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が制定しているガイドラインを用いる傾向があります。車両の基本の基本の状態からどのくらい減点されたのかによって、おおよその査定額が決まる仕組みです。
減点は1点につき約1,000円の減額となるため、減点が大きいほど査定額は下がります。また、この査定基準は地域差がありません。
売却前の修理が適しているとは限らない
車の売却前の修理は、経済的に有利とは限りません。修理にかかるコストが、査定額の上昇分を上回ってしまう可能性があります。そのため、傷やへこみの修理を事前に行うべきかどうかは、慎重な判断が必要です。
査定前に修理を行う場合、修理費用が車両価値に対して割高になりやすいため、修理によってかえって損失が生じる可能性があります。その点、買取業者は独自の修理ルートを持っているため、傷やへこみがあっても修理時のコストが抑えられることから、修理せずに売却したほうが得策なケースがあるのです。
車の下取り査定で気になる傷やへこみの減点基準

車の傷やへこみの状態は査定額に影響を与える要素ですが、どのくらいの減点が行われるのでしょうか。ここでは、具体的な減点基準を紹介し、どのような傷やへこみがどの程度査定額に影響するのかを解説します。
傷があるケースの減点基準
車の傷は、その深さや大きさによって査定額に影響します。一般的に、1cm未満の薄い傷は減点対象外ですが、それ以上の傷は再塗装が必要となり、減点の対象となります。
~カードサイズ以下の場合 | -10点 |
~A4サイズの場合 | -20点 |
~各パネルの半分より狭いの場合 | -30点 |
ただし、これらの基準は車種やモデルによって異なる場合があります。また、傷の位置も重要な要素です。 同じ大きさでも。ボンネットに比べてルーフのほうがより大きな減点となる傾向があります。
へこみがあるケースの減点基準
へこみの場合は傷よりも大きな減点が行われ、部位によって修理の難易度が変わるため、減点が行われる点数も異なります。JAAIの基準では、次のような点数設定です。
1cm四方の場合 | -10点 |
~A4サイズの場合 | -15点~-50点 |
A4サイズ~の場合 | -20点~-80点 |
また、へこみの状況によってはパーツの交換が必要となるケースもあります。パーツ交換を要する場合はトランクフードの場合が-65点、2ドアのリアフェンダーになると-150点というように、部位によってより大きな減点が行われるのが一般的です。
傷やへこみがある車を高く売るには?

車の下取りや買取で高額査定を目指すなら、いくつかの工夫が効果的です。傷やへこみがあっても、適切な対策を取ることで査定額を上げる可能性があります。ここでは、車を高く売るための具体的な方法を紹介するので、査定時にお役立てください。
掃除する
車を売りたいときは、査定前に掃除を済ませておきましょう。掃除は意外と重要なポイントで、きれいに掃除された車は査定士に好印象を与えることから、査定額にプラスの影響を及ぼす可能性があります。
車の汚れ自体は、直接査定額を変化させるわけではありません。しかし、きれいに掃除が行われた車であれば、大切に扱ってきた車であるといった印象を与えやすくなります。このような好印象が、査定に良い影響を与える可能性があるのです。
純正パーツや付属品をアピールする
純正パーツや付属品は、車の査定額をアップさせる重要な要素です。純正パーツは車の価値を高める効果があり、プラス査定につながりやすい傾向があります。一方、社外品パーツは査定額に反映されにくいため、取り外している純正パーツがあれば元に戻しておきましょう。
付属品についても、車検証や点検整備歴を記録しているメンテナンスノートなどの書類は用意しましょう。これらの書類がそろっていることで、車の信頼性が高まり、査定額にプラスの影響を与えます。
手放す時期を考える
車をいつ手放すかを迷っているときは、積極的な買取が行われる時期を狙うのもひとつの方法です。一般的に、2月~3月と9月~10月が高額査定を狙いやすい時期とされています。
特に2月~3月は、年度末の決算期に当たるため、自動車業界では在庫確保が積極的に行われます。一方で、4月は新車販売が落ち着く時期のため、中古車の需要も低下し、査定額が下がりやすい傾向です。
車の査定額に影響を与える要素は傷やへこみ以外にもある

車の査定額を決定する要素は、傷やへこみだけではありません。実は、他にも重要な要因があり、これらが査定額に大きな影響を与えています。ここでは、車を下取りに出す際に知っておくべき、査定額を左右する主な要素をチェックしておきましょう。
車種・年式・走行距離
車の査定額を決める要素のひとつに、車種・年式・走行距離があり、車種によって人気や需要が異なるため査定額には大きな差があります。年式は新しいほど高評価となり、古い車は査定額が下がる傾向です。
走行距離は、一般的に5万km以内が望ましいとされ、10万kmを超えると査定額が大幅に下がります。ただし、同じ走行距離でも年式との兼ね合いで評価が変わるため、単純に走行距離だけで判断することはできません。
ボディカラー・装備
車の査定において、ボディカラーや装備も重要な要素です。人気のある白や黒、シルバーなどのカラーは、査定額にプラスの影響を与える傾向があります。一方、派手な色や個性的なカラーは好みが分かれるため、査定額が下がる可能性があります。
また、タイヤなどの装備品には、純正品と社外品があります。車を売却する際は、万人受けする純正品のほうが高評価を得やすいため、社外品のホイールを付けている場合などは購入時から装着していたものに戻しておくと良いでしょう。
修復歴
修復歴は車の査定額に大きな影響を与えます。修復歴とは、事故などによって車の骨格部分に損傷を受け、修復された履歴のことを指します。修復歴がある車両は、安全性への懸念から需要が低く、査定額が15%~50%も減額されることがあります。
しかし、修復歴は正直に申告することが大切です。隠蔽すると、契約解除や損害賠償請求などのトラブルに発展する可能性があります。
傷やへこみが気になる車の下取りや買取はリバティへお任せ!

車を高く売りたいとお考えの方は、ぜひリバティへご相談ください。リバティでは車の高価買取を行っており、査定額は無料でご確認いただけます。ここでは、リバティへ車をお売りいただくメリットを紹介しますので、ぜひご覧ください。
修理前の車やローン返済中の車も買取可能
リバティは、関西と四国を中心に店舗を展開している自動車の大型専門店です。自社対応で買取から販売までを行っているため、余分な中間マージンがかからず、高価買取が行える仕組みとなっています。
また、リバティは修理前の車や車検切れの車の買取も行っており、ローンが残っている車の買取にも対応が可能です。ローン返済中の車をお売りいただく際は、ローン会社とのやりとりもリバティへお任せください。
簡単申し込みの無料査定をご用意
リバティの無料査定は、簡単に申し込みが行える2つの方法から選択が可能です。まず1つめは公式サイト上のWebフォームからの操作で、約30秒ほどで入力・申し込みが行えます。
2つめの方法は電話からの申し込みです。Webフォームは24時間いつでも受付をおこなっており、電話受付は10時~18時半までとなっています。詳しい買取の流れは公式サイト上の「車買取」ページに記載していますので、ぜひご覧ください。
まとめ

車の下取り査定は減点方式で行われ、傷やへこみの大きさによって査定額が変動します。修復歴の有無も重要な要素となる他、査定額は時期や事前準備によっても異なる場合があることを覚えておくことが大切です。
高価買取で車を手放したいときは、ぜひリバティへご相談ください。無料査定は対応できる範囲で出張査定も行っています。公式Webサイト上では買取実績も公開していますので、ぜひご覧ください。