自動車メーカーのダイハツは、小型車や軽自動車の市場において、独自の存在感を示しています。その実力を裏付ける実績が、17年連続で軽自動車の新車販売シェアトップの獲得です。
昨今SUVの人気が高まる中で、ダイハツからも複数のSUVモデルが販売されています。都市部の使いやすさとアウトドアの頼もしさを兼ね備えており、多様なライフスタイルへの対応が可能です。
今回は、絶版車を含むダイハツのSUVモデル10車種を紹介します。ダイハツの車種を購入しようか迷っている方の参考になると幸いです。
①ダイハツが販売するSUVの特徴は?
②ダイハツの本格派SUV「ロッキー」
③軽自動車規格のSUV「タフト」
④SUVデザインのスポーツカー「コペン エクスプレイ」
⑤タントの派生SUVモデル「タント ファンクロス」
⑥ダイハツの歴代SUVモデル6車種を一挙に紹介
⑦ダイハツのSUVは新車と中古車どちらがおすすめ?
⑧ダイハツのSUVモデルを探すならリバティへ
⑨まとめ
ダイハツが販売するSUVの特徴は?
日本国内は自動車メーカーが多く、大規模な企業だけで10社以上も存在します。中でも古くから国産車を販売するメーカーのひとつがダイハツです。
国内で知名度の高いダイハツですが、どのようなSUVモデルを展開しているのでしょうか。ダイハツというメーカーの得意分野や、販売しているSUVモデルのラインアップを見てみましょう。
ダイハツは軽トップブランドのメーカー
日本を代表する自動車メーカーのダイハツは、軽自動車とコンパクトカーの分野で高い評価を得ています。軽自動車では「タント」や「ムーヴ」など、人気の高いモデルを多く生み出し、軽トップブランドの地位を確立しました。
その技術を活用したコンパクトカーの領域では、「ロッキー」や「トール」といった、利便性の高い車種を展開しています。国内に留まらず海外にも事業を拡大しており、インドネシアやマレーシアでも日本のメーカーとして人気です。
コンパクトなSUVモデルをラインアップ
軽自動車や小型車の販売を手掛けるダイハツのSUVは、コンパクトで日常的に使いやすい傾向があります。日本は狭く複雑な道が多いため、運転を苦手とするドライバーにも運転しやすい仕様です。
現在ダイハツが販売している本格的なSUVモデルは、「ロッキー」と「タフト」の2種類です。どちらもアウトドアはもちろん、街乗りにも最適な造りをしています。
SUVのデザインが好みであれば、「コペン エクスプレイ」や「タント ファンクロス」などのSUVテイストの現行車も購入可能です。
ダイハツの本格派SUV「ロッキー」
ロッキーはダイハツのコンパクトSUVで、本格的な4WDとして1990年に登場しました。惜しまれつつ一度は販売を終了しましたが、2019年に街乗りを意識した改良が施され復活します。
トヨタではライズという車名でOEM供給されており、こちらも人気のある車種です。ここからは、ロッキーがどのような車種なのか、基本スペックや魅力を紹介します。
ロッキーの基本スペック
ロッキーは、ガソリンモデルとハイブリッドモデルを展開しています。ガソリンモデルは2WDと4WDの選択が可能です。ベースグレードとなる「L」の基本スペックを見てみましょう。
パワーユニット | ガソリンエンジン |
燃費性能(2WD) | WLTCモード 20.7 km/L |
全長/全幅/全高 | 3,995 mm /1,695 mm /1,620 mm |
室内寸法(全長/全幅/全高) | 1,955 mm /1,420 mm /1,250 mm |
車両重量(2WD) | 970 kg |
乗車定員 | 5名 |
最小回転半径 | 4.9 m |
車両本体価格(税込) | 167万7,000円 |
4WDの場合は燃費や価格が異なるため注意が必要です。ベースグレードですが、実用性の高い装備がそろっており、見劣りする部分は少ないです。
内外装の加飾類が省かれているため、物足りなく感じる方は上位グレードをおすすめします。また、燃費性能を重視する場合は、ハイブリッドモデルがおすすめです。
広い室内と高い性能が魅力
ロッキーはコンパクトなSUVですが、ゆとりのある室内空間を備えています。人を乗せる機会が多いレジャーシーンでも、ゆったり座れるスペースがあり、左右で独立したリクライニングも可能です。
荷室の使い勝手も良く、買い物かごが2個も入るアンダーラゲージ、可変式のデッキボードなど便利な機能があります。
街乗りからアウトドアまで対応できる点もロッキーの魅力です。高く設計された最低地上高、燃費や静粛性の向上を意識した構造で、安定感のある走行を提供します。
軽自動車規格のSUV「タフト」
軽自動車の規格でSUVの機能を備えたタフトは、ダイハツの軽クロスオーバーSUVです。日常からレジャーシーンまで、あらゆる場面で相棒になる車として発売されました。
当初はオフロード系の車種でしたが、2020年に現行モデルの多機能な車に改良され販売を開始します。タフトがどのような車種なのか、スペックや特徴を詳しく見てみましょう。
タフトの基本スペック
タフトのグレードは「X」「G」の2通りがあり、それぞれターボモデルを用意しています。「G」グレードでは、特別仕様の「クロム ベンチャー」「ダーククロム ベンチャー」の選択も可能です。駆動方式は全グレードで2WDと4WDが選べます。
ベースグレードとなる「X」の基本スペックは以下の通りです。
パワーユニット | ガソリンエンジン |
燃費性能(2WD) | WLTCモード 21.4 km/L |
全長/全幅/全高 | 3,395 mm /1,475 mm /1,630 mm |
室内寸法(全長/全幅/全高) | 2,050 mm /1,305 mm /1,270 mm |
車両重量 | 830 kg |
乗車定員 | 4名 |
最小回転半径 | 4.8 m |
車両本体価格(税込) | 135万3,000円 |
基本的な装備が充実しているので、エントリーグレードでも乗りやすさを感じられます。同じグレードでも、アイドリングストップ機能「eco IDLE」の有無によって価格が異なるため注意が必要です。
ユニークで嬉しい機能を装備
タフトを象徴する機能のひとつに「スカイフィールトップ」という、大きなガラスルーフがあります。明るく開放的な室内空間を演出するだけでなく、視界を広く確保できる点も魅力的な機能です。
開閉できるシェードやスーパーUV&IRカットガラスを搭載しているので、紫外線や赤外線による影響も心配ありません。
SUVテイストなカモフラージュ柄のファブリックシート、武骨なダッシュボードなどが乗車時の気分を高めてくれます。リヤシートやフレキシブルボードに施されたシートバック加工は、雨や泥でも汚れにくく使い勝手抜群です。
SUVデザインのスポーツカー「コペン エクスプレイ」
軽自動車規格では珍しいオープンカーのコペンは、特徴が異なる4つのスタイルを展開しています。中でもSUVを彷彿とさせるタフで迫力あるデザインのスタイルが「エクスプレイ」です。
車名は「ExtraPLAY(もっと楽しい)」になぞらえた造語で、一般公募から募集した案を採用しています。コペン エクスプレイの基本スペックや魅力を掘り下げてみましょう。
コペン エクスプレイの基本スペック
コペン エクスプレイのグレードはシンプルな2種類で、トランスミッションは両方ともCVTとMTから選べます。ボディカラーは全8色を展開しており、エクスプレイ専用色「オフビートカーキメタリック」の選択が可能です。以下は:CVT仕様のスペックです。
パワーユニット | ガソリンエンジン |
燃費性能(2WD/4WD) | WLTCモード 19.2 km/L |
全長/全幅/全高 | 3,395 mm /1,475 mm /1,280 mm |
室内寸法(全長/全幅/全高) | 910 mm /1,250 mm /1,040 mm |
車両重量 | 870 kg |
乗車定員 | 2名 |
最小回転半径 | 4.6 m |
車両本体価格(税込) | 188万8,700円 |
北海道地区では価格が異なるので注意してください。骨格や足回りはRobeをベースとしていますが、立体感の強いパーツが多いため、一味違う印象をユーザーに与える一台です。
軽スポーツカーならではの操作性
外観はSUV風のデザインですが、性能は軽スポーツカーなため、スポーティーで本格的な運転操作が楽しめます。操作が簡単な電動開閉式ルーフは、ドライブ中の気分を高めてくれる機能です。
しかし、SUVのような走破性は備わっていないので、凹凸の多い路面の走行には向いていません。
スポーツモデルの中では燃費が良く、見た目の人気があることから、セカンドカーとしても活躍します。2シーターでありながら、旅行やゴルフバッグが収納できる荷室も魅力的です。
タントの派生SUVモデル「タント ファンクロス」
タント ファンクロスは、ダイハツの人気スーパーハイトワゴン「タント」のSUVモデルです。ファミリー層から評価の高い利便性はそのままに、遊び心のあるSUV風デザインや機能が追加されました。
楽しさを意味する「ファン」と、アクティブさを表す「クロス」を組み合わせた車名からも、活発な印象を受けます。楽しい時間を過ごすのに最適な、タント ファンクロスのスペックや特徴を見てみましょう。
タント ファンクロスの基本スペック
ファンクロスのグレードは、ベースモデルとターボモデルの2種類です。いずれも2WDと4WDから好みの駆動方式を選択できます。装備に関してグレードによる差は少なく、ターボの有無が大きな違いです。
パワーユニット | ガソリンエンジン |
燃費性能(2WD/4WD) | WLTCモード 21.9 km/L |
全長/全幅/全高 | 3,395 mm /1,475 mm /1,785 mm |
室内寸法(全長/全幅/全高) | 2,215 mm /1,350 mm /1.370 mm |
車両重量 | 920 kg |
乗車定員 | 4名 |
最小回転半径 | 4.4 m |
車両本体価格(税込) | 172万1,500円 |
ボディカラーは13色と豊富なラインアップで、単色が8色と2トーン5色が用意されています。アイドリングストップ機能「eco IDLE」非搭載のモデルなら、価格を抑えて購入可能です。
レジャー向けの装備が充実
ファンクロスはSUV風のデザインだけでなく、レジャーを全力で楽しめる仕様になっています。ハイトワゴンの構造を活かした室内は、広くてシートアレンジも多彩です。
デジタルモザイク柄のシートは、ファブリック素材で撥水加工が施されています。荷室にはリヤシート背面と併せて防水加工が付与されており、汚れが拭き取りやすく便利です。
デッキボードは上下2段に調整でき、収納スペースの分割や机としても機能します。ルーフレールにキャリアパーツを装着すれば、スポーツで使用するボード類も積載可能です。
ダイハツの歴代SUVモデル6車種を一挙に紹介
ダイハツは、軽自動車やコンパクトカーを数多く販売している印象が強いです。しかし、過去を振り返ってみると、長年にわたり多彩なSUVを世に送り出しています。下記の絶版車は、その優れた機能性とデザインで現在も一部のファンを魅了するSUVモデルです。
・ラガー
・ビーゴ
・テリオス
・テリオスキッド
・ネイキッド
・キャスト アクティバ
本格的な四輪駆動やカスタマイズ性の高い軽自動車など、現在のロッキーやタフトに通ずるSUVを販売してきました。今後もダイハツのSUVは、多くの人々のニーズに寄り添う存在へとさらに進化する可能性を秘めています。
ダイハツのSUVは新車と中古車どちらがおすすめ?
SUVの購入を検討する際、新車と中古車のどちらを選ぶべきか悩むことは少なくありません。それぞれにメリットとデメリットが存在し、ライフスタイルや予算によって最適な選択が異なります。
購入後に後悔しないためには、これらの把握が必要です。新車と中古車の特徴を紹介するので、どちらがより適しているか見極める参考にしてください。
オプションや機能を充実させるなら「新車」
新車は購入時に色やオプション、内装などを自分好みに合わせて選べます。機能においても最新技術を搭載したモデルが多く、操作性や安全性が旧型に比べて高いです。新品は車両の状態が良いため、長期間にわたって使用し続けることも不可能ではありません。
ただし、本体価格は高く初期投資が大きくなるため、中古車よりも予算にゆとりが必要です。購入予算を高く見積もっており、オプションや機能を充実させたい方にとって、新車は最適な選択肢と言えます。
価格が安く乗り始めやすい「中古車」
中古車は新車に比べて初期費用が大幅に抑えられます。同じ予算でより高級なモデルやグレードの選択が可能です。市場にはさまざまな仕様の車がそろっており、過去の人気車種や絶版車も購入できます。
しかし、新品ではないので商品ごとにコンディションが異なる点に注意しなければなりません。故障や不具合のリスクが高いため、購入後にメンテナンス費用がかさむ可能性もあります。何よりも価格を優先する方や、廃版車種を求める方には、中古車という選択肢が最適です。
ダイハツのSUVモデルを探すならリバティへ
リバティは関西および四国に18店舗を展開しており、年間販売台数は約12,000台を誇ります。ダイハツのSUVをはじめ、人気の高い車種を数多く取りそろえている大型自動車販売専門店です。
店舗には車のプロフェッショナルが在籍しているため、要望や悩みを相談しながら理想の車探しができます。車について詳しくない方や車探しで不安がある方は、リバティで車を探してみてはいかがでしょうか。
SUVや軽自動車の在庫が豊富
別メーカーのSUVや軽自動車と比較して購入を検討したい方は、オールメーカーを扱う大型専門店のリバティにお任せください。他にもミニバンやコンパクトカーといった人気車種など、多彩な在庫とも比較できます。
グループ店舗を合計した総在庫数は約5,000台を誇り、ユーザーのライフスタイルや趣味に合わせた選択が可能です。取り扱い車両の価格や状態は、公式Webサイト上に掲載しています。ネット環境があればどこでも確認できるので便利です。
コスト削減の徹底による低価格
薄利多売の方針で営業するリバティは、販売に関するコスト削減を徹底し、満足度の高い販売価格を実現しました。ダイハツのSUVや軽自動車も、リーズナブルな価格での購入が可能です。
また、幅広い状態の商品を展開しており、中古車なら予算内で高グレードにも手が届くかもしれません。走行距離100km未満で初年度登録から1年未満の、登録(届出)済未使用車もお選びいただけます。お得な価格のSUVや軽自動車を探している方におすすめです。
まとめ
人気の軽自動車や小型車を販売するダイハツは、本格的なものからデザイン性能の高いものまで、多彩なSUVをリリースしてきました。現行車だと選択肢が限られるものの、どれも魅力的な性能やデザインで、アクティブなカーライフを彩ってくれます。
新車は最新技術が豊富で費用がかかるため、希望の車種を諦めてしまうケースも少なくありません。上級モデルやグレードをリーズナブルな価格で購入できる、中古車も検討してみてはいかがでしょうか。
幅広い選択肢からダイハツのSUVや軽自動車を探すなら、5,000台を超える在庫を所有する、大型専門店のリバティへご相談ください。