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【実はライズの兄弟車!】ダイハツ ロッキーがコンパクトSUVとして優れている理由を徹底解説

投稿日 2025.10.31
2025.10.31
libertynet

コンパクトSUVと聞くとトヨタのライズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、実はライズとロッキーは兄弟車といえる関係なのです。
この記事ではそんなダイハツのコンパクトSUV『ダイハツ ロッキー』について解説していきます。

目次はコチラ

1.ダイハツ ロッキーとは

ロッキーは2019年にダイハツから発売された比較的新しいコンパクトSUVです。
親会社であるトヨタと共同開発で生まれた自動車であり、ロッキーはライズのOEM元なのです。
ロッキーとライズは販売元が違う兄弟車なのですが、もちろん違いは存在しています。
今回の記事では主にロッキーについて解説していきますので是非最後までご覧ください。

ライズについては以下の記事で詳しく解説していますので、是非そちらもご覧ください。

コンパクトSUVというジャンル

SUVは90年代に日本で流通し始めてからというもの、とどまることを知らずに人気を集めるボディタイプの自動車です。
その人気の高さゆえに最近では『軽SUV』というジャンルの車種が続々登場しています。
しかし、あくまでも軽自動車という枠組みの中でSUVの要素を取り入れたものであり、SUV特有の力強さまでは再現することが出来ません。
「軽自動車では物足りないがSUVでは車体が大きすぎる」というのは狭い道路や駐車場が多い日本ならではの悩みです。
そんな悩みを解決するのがコンパクトSUVなのです。

ロッキーの基礎スペック

全長×全幅×全高(mm)3,995×1,695×1,620
重量(㎏)970~1070
燃料タンク容量(L)36(HEVは33)
燃費(Km/L)※WLTCモード
2WD 15.9~22.9
4WD 13.4~18.9
HEV 26.1~30.2
総排気量(L)996~1,196

2.人気の理由は?

ライズが人気な理由を教えてくれる女性

ロッキーはコンパクトSUVの中では人気の傾向にありますが、それでもライズの人気には劣ってしまっています。
とはいえ、ライズがロッキーのOEMである以上はロッキーもライズの魅力を持っているということです。

人気の理由① 小さい&燃費が良い

小さいことの何がいいのかと聞かれればその答えは小回りの利きやすさと運転のしやすさでしょう。
大きなSUVはそれだけ多くの荷物を積むことができます。
しかし良いことばかりではなく、大きいことによる重量税の増加や燃費の悪さ、そして狭い道での運転のしにくさが欠点として存在します。
コンパクトSUVは軽自動車よりひとまわりほど大きいですが、SUVとしては小さいというサイズ感です。
この大きすぎず小さすぎないという絶妙なサイズ感が日本の道路事情とマッチしているのです。

ハイブリッドのロッキーとライズはSUVの中でも1、2を争う燃費性能を誇りますが、その圧倒的な燃費性能を実現しているのもこのサイズがあってこそです。
また、小さいと言ってもSUVなので高い積載性を発揮するために車内は見た目に反して思いのほか広いというのも人気の理由です。
軽自動車級のサイズであることによる運転のしやすさに加えて、軽自動車の制限を超えた走行性能や積載性を持つのはコンパクトSUVならではの特徴といえるでしょう。

人気の理由② SUVならではの走り

いくら小さいといってもSUVのカテゴリである以上は力強い走りを感じられる性能でないと運転手を満足させることはできません。
ロッキーには約1200㏄のエンジン、もしくは1000㏄のターボエンジンが搭載されており、基本的にはパワー不足を感じることはほぼないと言えるでしょう。
特にハイブリッドの場合はシリーズ方式と呼ばれる仕組みを採用しており、エンジンは発電に使い、電気の力でタイヤを回すため、モーターならではの力強い走りを体験できるでしょう。

気になる費用は…

車と小銭

ライズがロッキーのOEMである以上、ロッキーの性能はライズと同等です。
しかし、市場ではロッキーよりもライズの方が高いのです。
これには世界で活躍するトヨタのブランド力や知名度が関係しているのでしょう。
2025年8月時点でのメーカー希望小売価格は、

車種名メーカー希望小売価格最安グレード
ロッキー1,761,100円L(1200㏄・2WD)
ライズ1,800,700円X(1200㏄・2WD)

というように同等のグレードでも金額に差が発生しています。
もちろんこれは中古車市場でも同じで、場合によっては中古車市場の方がより差が大きい可能性があります。

流通量こそライズの方が多いですが、性能が同じで値段が安いロッキーの方が少しお得に見えてくるかもしれません。

3.どういう人にオススメ?

自分に合った車を悩む女性

先ほどもご紹介しましたが、ロッキーとライズは見た目以外ほぼ同じ車です。
そのため、ライズがオススメな人にはロッキーもオススメなのです。

ここではロッキーはどういった性能を求めている方にオススメかを軽くご紹介します。
詳しく知りたい方は是非ライズの紹介記事をご覧ください。

小回りの利く運転が必要な場合

コンパクトSUVという名前だけあって車体サイズはかなり小さいです。
近年のSUVは積載性や走破性に加えて街乗り性能も求められています。
SUVのパワーや積載性は欲しいけれど通常のSUVでは大きすぎるという方にオススメです。

できるだけ費用を抑えて利便性の高い車に乗りたい場合

サイズがほぼ同じならロッキーより軽自動車の方がいいのでは?と思いがちですが軽自動車にはどうしても性能の壁が存在します
軽自動車は車体のサイズが明確に定められており、それを超えると軽自動車として販売することはできません。
維持費の面でも負担は増えますが、軽自動車では煩わしかった部分が大幅に改善されるのは運転の頻度が多い人ほど恩恵を受けることが出来ます。

SUVとしてのスタイリッシュなデザインを求める場合

走行性能とは関係しませんが、せっかく車を買うならおしゃれな車に乗ってみたいと思うのは自然です。
SUVはその利便性や需要の高さから多種多様なデザインの車種が発売されています。
特にスタイリッシュでスポーティな印象を受けるものが多く、もちろんロッキーもその中の1つです。
使い勝手や小回りの良さとデザイン性を両立できるというのはコンパクトSUVならではの大きなメリットといえるでしょう。

4.ロッキーのおすすめグレード・ライズとの違い

プランABCと書かれた積み木

ロッキーのグレードは『L』『X』『Premium G』『X HEV』『Premium G HEV』の5展開です。
すべてを解説してしまうととんでもない文章量になってしまいますので重要そうな部分のみピックアップしてご紹介します。
詳しくはメーカーホームページのカタログをご確認ください。

ロッキー グレード一覧(2025年8月時点)

グレード名エンジン/駆動方式外装の特徴内装の特徴安全性能
Premium G HEV1.2L HV / 2WD
(ハイブリッド)
・専用フロントグリル
・LEDシーケンシャルターンランプ
・17インチアルミホイール
・本革巻ステアリングホイール
・ソフトレザー調シート
・9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ
・全車速追従機能付きACC
・LKC(車線キープ制御)
・アダプティブドライビングビーム
X HEV1.2L HV / 2WD
(ハイブリッド)
・16インチアルミホイール
・LEDヘッドランプ
・ウレタンステアリングホイール
・ファブリックシート
・8インチスマホ連携ディスプレイオーディオ
・スマートアシスト全般
Premium G1.0Lターボ / 4WD
1.2Lガソリン / 2WD
・LEDシーケンシャルターンランプ
・17インチアルミホイール
・メッキ加飾付きフロントグリル
・本革巻ステアリングホイール
・ソフトレザー調シート
・9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ
・全車速追従機能付きACC
・LKC(車線キープ制御)
・アダプティブドライビングビーム
X1.0Lターボ / 4WD
1.2Lガソリン / 2WD
・16インチアルミホイール
・LEDヘッドランプ
・ウレタンステアリングホイール
・ファブリックシート
・8インチスマホ連携ディスプレイオーディオ
・スマートアシスト全般
L1.2Lガソリン / 2WD・15インチスチールホイール
・Bi-Beam LEDヘッドランプ
・フロントグリル(ブラック塗装)
・ウレタンステアリングホイール
・ファブリックシート
・2DINオーディオレス
・スマートアシスト全般

オススメのグレード

黒色のロッキー

個人的なオススメグレードはX HEVです。
実は運転支援機能を除けば走行性能自体はどのグレードもほぼ変わらず運転することができます。
しかし、せっかくSUVを運転するとなればスタイリッシュな外装にマッチしたグレードの方が満足感は高いでしょう。

一方、ガソリン車は初期費用が安いため、中古車や時期によってはハイブリッドよりお得に買えるタイミングが来る可能性があります。

予算に余裕のある方はPremium G HEVにするかオプションを追加して自分だけのロッキーへとカスタマイズするのもオススメです。

ライズとの明確な違い

これまでロッキーとライズが兄弟車だとお伝えしてきましたが、もちろん違う所も存在します。
一番大きな違いはやはり外装でしょう。

ロッキーは特徴的な六角形のグリルがありライズより少しだけ力強い印象を受けます。
もちろん、どちらがデザインとして優れているかを決めるのは難しいですが、『性能は同じだが見た目が違う車』を選ぶというOEM車ならではの楽しみがあります。

また、子会社とはいえ会社が違うのでサポート体制も若干異なります。
ライズならT-Connectと呼ばれるアプリで車の遠隔ロックやエアコンのON/OFFが可能ですが、ロッキーならダイハツコネクトというアプリが存在します。
これらは行える機能に差があり、T-Connect有料メイン(一部無料)、ダイハツコネクトは無料メインのサービスです。

サービスの細かな内容は公式サイトをご覧ください。

5.まとめ

ドライブを楽しむ女性

今回はダイハツの大人気コンパクトSUVのロッキーについてご紹介してきました。
ライズが人気なのであればロッキーが人気なのも当然です。
ただし、性能こそ違いはないものの、見た目やメーカーサポート体制などの違いはありますのでこの両車で迷っている場合は好みで決めても良いと思います。

リバティには経験豊富なスタッフが多数在籍しており、お客様のご希望に寄り添い最適な一台をご提案させていただきます。
このブログでライズが気になってきた方も他のコンパクトSUVとの違いで迷っている方も是非お気軽にお問い合わせください!