下取りや買取で車の価値を査定すると、短期間で価値が下落する車としない車が存在します。下取り額が下落しない車を知り、手放すときになるべく高い金額でお得に売却したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、下取り額が高い車の特徴を解説します。下取り額の高い国産車・外車ランキングや下取りと買取の違いなども解説しているので、車を少しでも高値で売却する参考になるでしょう。
①下取り額が高い車とは?
②下取り額が高い車のリセールバリューは?
③【2024年最新】下取り額が高い(残価率の高い)国産車ランキング
④【2024年最新】下取り額が高い(残価率の高い)外車ランキング
⑤下取りと買取で車の価格も変わる
⑥下取り・買取額を左右するポイント
⑦車の買い替えは「リバティ」がおすすめ!
⑧まとめ
下取り額が高い車とは?
下取り額が高くなる車にはいくつか特徴がありますが、一般的に需要が高く市場の在庫が少ない車種は下取り額が高くなる傾向です。反対に、市場に多く在庫が存在する車は価値が低くなり、下取り額は低下するでしょう。
ここでは、下取り額が高くなる車の特徴を4つの観点から解説します。
希少価値がある車種
需要があるのに供給できる台数が市場に少なく、希少価値の高い車種は一般に下取り額が高い傾向にあります。製造台数が少ない車種、限定販売が行われた車種などがその一例です。
幅広い層に人気の車種でなくても常に一定数のファンがいて安定した需要がある場合も、中古車市場に台数が少なければ希少価値があります。
海外でも人気のメーカー
日本車の一部の車種は日本国内だけでなく海外でも販売しており、現地で人気の高いメーカーの車は需要も多いため、中古車の価値が高くなります。
日本のメーカーの製品は国際的に信頼性が高く、海外では日本車中古車でも好評価です。トヨタ、日産、ホンダなどの社名やブランド名は世界でも広く知られています。
人気のボディタイプ・カラー
売却する車の「ボディタイプ」や「カラー」も下取り価格に影響する要素です。値崩れしにくいボディタイプはSUVで、トヨタのランドクルーザーなどが該当します。常に高い需要があるため、モデルチェンジがあっても他の車種に比べて下取り額は高い傾向です。
人気のボディカラーは白と黒で、派手なカラーの需要は高くありません。パールホワイトなど、一般的なカラーの車のほうが値崩れしない傾向にあります。
ロングセラーの車種
時代や流行が変わっても愛され続けるロングセラー車種は、中古車としての価値も安定しています。トヨタ ランドクルーザーや日産 スカイラインなどは、歴史と販売実績のある代表的なモデルです。
長年にわたって人気の車は、発売以降高い信頼性を維持し、ユーザーから評価されてきました。ロングセラー車種は中古車でも安心感を得やすいため、下取り価格も高めです。
下取り額が高い車のリセールバリューは?
リセールバリューは、下取り額がどの程度下がりやすいかを把握する指標です。新車の価値が一定期間経過後にどの程度低下するかを示し、車の購入や売却タイミングの参考指標として便利です。
リセールバリューは一定ではなく変動するため、その要因も把握しましょう。ここでは、リセールバリューの定義や計算方法、変動要因を解説します。
リセールバリューとは
「リセールバリュー」おは、自分の車を売却するときの価値(残価)の割合です。新車価格に対する売却時の市場価値であり、新車価値を基準にした車の残価率とも表現できます。
リセールバリュー(残価率)の計算方法は以下の通りです。この値が高い車ほど、新車購入から一定期間が経過しても高く売却できる可能性があります。
リセールバリュー(%)=平均買取金額÷平均新車価格×100
リセールバリューが変動する要因
リセールバリューの算出には車の新車価格と買取金額を用いますが、これらの数値は主に以下の要因によって変動します。
・モデルチェンジ
・競合車の登場
モデルチェンジのタイミングで生じるのは、新車への乗り換え件数の増加です。型落ちの旧モデルが中古車市場に流れるため、旧型車の買取金額は下落します。
もうひとつの要因が、高い低燃費性能など価値の高い競合車が新たに登場した場合です。既存車種の市場内での価値が下がり、買取金額の下落につながるでしょう。
新車価格の変動が小さい一方で買取価格が大きく下落すると、リセールバリューは低下します。
【2024年最新】下取り額が高い(残価率の高い)国産車ランキング
リセールバリューは車ごとに算出が可能な指標です。この指標が高い車を所有すれば、売却時に高値がつく可能性があります。ここでは、リセールバリューの高い国産車のランキングから上位5車種を紹介しますので、参考にしてください。
リセールバリューは新車販売価格と買取価格によって計算しますが、時期によって変動するためあくまで参考値です。
1位:トヨタ ランドクルーザー
トヨタ ランドクルーザーは、力強いパワーとオフロード性能を備えた人気のSUVです。力強さを印象付けるエクステリアやインテリアは、いつの時代も多くのドライバーを魅了します。エントリーモデルのGXからスポーツタイプのGR SPORTまで、グレードは全7種類です。
新車価格は510万円~800万円で、リセールバリュー(5年)は82.71%と高い数値を誇ります。
2位:トヨタ アルファード
トヨタ アルファードは、高級ミニバンとして高い人気を誇る車です。2023年6月に8年ぶりのフルモデルチェンジを行い、上質なデザインと快適性を備えています。上質さを持つ「Executive Lounge」と装備が充実したミドルモデルの「Z」の2つのモデルがあります。
新車価格はZモデルが540万円~642万円、Executive Loungeが850万円~872万円で、Zモデルのリセールバリュー(5年)は81.05%です。
3位:トヨタ ヴェルファイア
トヨタ ヴェルファイアは、優雅さをまといながらもスポーティーさを兼ね備えた高級ミニバンです。乗車する全員が快適さを感じられる空間ながらも、力強い走りを味わえます。
新車価格はZ Premierが655万円~712万円、Executive Loungeが870万円~892万円で、Z Premierモデルのリセールバリュー(5年)は80.78%です。
4位:トヨタ カローラクロス
トヨタ カローラクロスは、長い歴史を持つカローラのSUVモデルです。都会的なデザインながら、街乗りからアウトドアまでさまざまな用途に活躍し、幅広い層の人気を得ています。
ラゲッジスペース487Lを備え、後部座席を倒すことでさらに自転車やアウトドアグッズの積み降ろしも楽に行えるスペースが確保できます。新車価格は218万4,000円~345万9,000円で、リセールバリュー(5年)は78.92%です。
5位:トヨタ ハリアー
トヨタ ハリアーは、クロスオーバーSUVです。都会的なデザインで、パワフルな走りと優れた燃費性の両立を実現しました。
ガソリン車には2.0L 直列4気筒エンジンを搭載し、最大熱効率を40%まで高めています。ガソリン車とハイブリッド車に加えてプラグインハイブリッド車もあり、グレードは全4種類です。プラグインハイブリッド車は4WDのみとなり、2WDの設定はありません。
新車価格は312万8,000円~620万円で、リセールバリュー(5年)は78.64%です。
【2024年最新】下取り額が高い(残価率の高い)外車ランキング
外車のリセールバリューを、高い順に5車種紹介します。外車の新車価格は国産車よりも高額ですが、人気車種は販売数が少ないため需要過多の状態です。そのため、リセールバリューが100%を超えることもあり、買取価格が新車価格を超過しています。
ここでも各車種のリセールバリューを記載していますが、変動するため、あくまで参考値です。
1位:メルセデス・ベンツ Gクラス
ドイツの自動車メーカーであるメルセデス・ベンツが販売するGクラスは、力強い外観とオフロード性能を備えたクロスカントリーです。
元々は軍用車両として設計された車であり、悪路での走破性や安全性能が優れています。グレードは4つありますが、現在は在庫不足により新車での購入が困難です。そのため、中古車の需要が高まっています。
新車価格は2,000万円近くであり、1年~3年落ちの車のリセールバリューは最大136.4%です。
2位:ランドローバー ディフェンダー
ディフェンダーは、イギリスの自動車メーカーであるランドローバーが販売する高級SUVです。ランドローバーの製造するオフロード車の中で最も屈強で、オフロード性能が優れています。
新車価格は759万円〜1,685万円で、リセールバリュー(5年)は最大89.20%です。
3位:ジープ ラングラー
ラングラーは、アメリカのクライスラー社が販売する4WD車ブランドのひとつです。小型軍用車両として設計されたことから悪路走行性能に優れており、メルセデス・ベンツ Gクラスと比較されることもあります。
ラングラーの大きな特徴は、屋根が取り外せることです。オープン仕様にすることで、ドライブをより楽しめるでしょう。
新車価格は870万円〜1030万円で、リセールバリュー(5年)は最大60.90%です。
4位:ポルシェ 718ケイマン
718ケイマンは、ドイツの自動車メーカーであるポルシェが販売する2シートタイプのクーペです。ポルシェのラインアップの中でも、高い人気を誇ります。力強いエンジンによる優れた走行性能により、ダイナミックかつ刺激的な走りを楽しめるでしょう。
グレードは4つで新車価格は840万円~1,224万円で、リセールバリュー(5年)は最大65.98%です。
5位:ポルシェ 718ボクスター
718ボクスターは、ポルシェが発売する2シートタイプのオープンカーです。高性能グレードのGTSを除き、パワフルな2.0Lまたは2.5Lの水平対向ターボエンジンを搭載しています。前後に荷室スペースがあるため、2シーターながら収納場所に困りません。
新車価格は879万円〜1,263万円、リセールバリュー(5年)は最大66%です。
下取りと買取で車の価格も変わる
車を売却するには「下取り」と「買取」の2つの方法があります。
下取りとは、ディーラーなどで新車購入を前提として売却する方法です。売却した車の代金は新車購入費用の一部として組み込まれるため、自分の手元には戻ってきません。しかし、売却から新車購入まで一貫できることから、手続きをスムーズに進められます。
買取は新車購入を前提とせずに、中古車買取業者に車を売却する方法です。市場の需要を考慮して買取価格が決まるため、ディーラーが自社都合で決める下取り価格よりも高値が付く可能性があり、車の売却に注力できます。
下取り・買取額を左右するポイント
下取りと買取のどちらを選択する場合でも、査定額に影響するポイントがあります。これらのポイントを考慮せずに査定に出してしまうと、減額につながる可能性があります。どれも難しい作業ではないため、事前に確認しておくとよいでしょう。
車の状態
買取価格に大きく影響するのは、売却時の車の状態です。ボディの傷・へこみ、エンジン周りのコンディション、内装の劣化やシートの傷などが査定に影響します。
外観に大きな傷や深い損傷、塗装剥がれなどは、査定額を下げる要因です。再塗装だけで済むような浅い傷であれば大きな減額にはなりませんが、深い傷がある場合は減額になる可能性があります。
車のコア要素であるエンジンルームの健康状態は査定に大きく影響するため、異音の有無やオイルの状態などを確認しておきましょう。
内装の自然劣化は避けられませんが、清潔に保つなどの気配りにより査定額の減額を回避できます。
経歴を記載した書類
車の整備記録など、過去の車の状態をチェックできる書類があると査定にプラスです。特に車検時や定期点検時などが記録された定期点検整備記録簿があると、車の信頼性を証明できるため、査定額アップが期待できるでしょう。
売却に必須の書類ではありませんが、次の所有者にとって有益な情報であるため、事前に準備して提出しておきましょう。
純正パーツの有無
新車購入時以外には後付けできない純正の「メーカーオプション」装備は、査定にプラスに働く可能性があります。例えば、自動ブレーキなどの安全装備、電動スライドドアなどです。
購入後に後付け可能なディーラーオプションパーツもあり、純正であれば査定額アップにつながるケースもあります。純正パーツが備わっている場合は、積極的にアピールしましょう。
車の買い替えは「リバティ」がおすすめ!
車の売却には、事前の下調べと提出書類などの準備が必要で、納得した契約を結ぶには中古車買取業者やディーラーとの相談が必要になる場合もあるでしょう。車の売却に詳しくない、準備に時間が取れない方は、乗り換えがスムーズにできる「リバティ」へご相談ください。
価格への自信
リバティは車の買取と新車・中古車の販売を行う自動車の大型専門店です。中古車買取業者は、買取った車を流通相場で売却し、その差額から利益を得ています。そのため、買取額を高く設定するのは困難です。
リバティでは、買取った車を自社で販売して利益を得ています。買取により利益を得る必要がないため、下取り価格を流通相場の価格ぎりぎりまで近づけられるのが強みです。
大量仕入れ、大量販売が可能な大型店舗の強みを生かし、販売価格も低く設定できます。
豊富なラインナップ
リバティの各グループ店舗で保有する車の総在庫数は約4,000台と豊富で、軽自動車からミニバン、SUVまで幅広い車種を取り扱っています。新車と中古車の他にも新車に近い登録(届出)済未使用車も選択可能です。
豊富な車種の中から自分のライフスタイルや好みに合った一台を選べるため、買取専門業者に売却してから新しい車を購入するよりお得で効率的に乗り換えが可能です。
まとめ
車には価値が落ちやすい車種と落ちにくい車種があり、それぞれ特徴が異なります。有用な指標となるのがリセールバリューです。数値が下がりにくい車種を購入すると、下取額や買取額が高くなります。
乗り換えを前提にする下取りは、市場価格よりディーラーの基準に依存するため、買取に比べ査定額が期待できません。一方、買取専門業者は流通価格と買取価格の差額から利益を出すため、買取価格を高く設定するのは困難です。
リバティでは、下取り価格を買取業者よりも高く設定でき新車価格も低く抑えられることで、お得に乗り換えられます。豊富なラインアップにより自分に合った車を見つけられるでしょう。